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戸建からパークハウスへ。新しい住まい方との出会い

[2010年01月12日]

住み慣れた関西の戸建を離れ、首都圏のマンションへ

高橋さんのお宅は2階。ベランダを彩るのは関西の家で育てていた植物

高橋さんのお宅は2階。ベランダを彩るのは関西の家で育てていた植物

玄関まわりの飾りつけは来客に合わせて変えることもある

玄関まわりの飾りつけは来客に合わせて変えることもある

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 ベランダには、バラの鉢植えが置かれている。このパークハウスに居を移す前の家の庭で育てていたものだ。その鮮やかな色を見つめながら、高橋知代さんは入居当初のことを振り返る。「マンションに住むのは初めてでしたから、慣れるまで少し時間がかかりました」。しかし、新しい生活を満喫している今は、それも笑って話せる思い出となった。

 今回ご登場のオーナーである高橋義晴さん・知代さんご夫妻は、義晴さんの仕事の都合で長く関西に住んでいた。「お庭のバラを育てるのが楽しみでした。ご近所の方や音楽仲間とのお付き合いも充実していたんですよ」と思い出す知代さん。関西時代の知人から「今、マンションでどんな暮らしをしているの?」と質問されることが多く、「元気な私たちの姿を、離れてしまった方たちに見てほしくて、“オーナーズ・ボイス”に応募したんです」と打ち明けてくれた。

 ご夫妻には、慣れ親しんだ関西にこのまま住み続けるという選択肢もあった。しかし、ご子息お二人ともが関東で生活の基盤を築いたことに加え、知代さんが体調を崩したのがきっかけとなり、関東への引越しを決意したという。

 しかも、「住むなら戸建が一番」というこれまでの考えを変え、マンションを探すことにした。その理由は、「どちらかが倒れてしまうと、家の中も庭のことも、まったく行き届かなくなるとわかったからです」。住んでいたのは閑静で環境のよい住宅街だったが、病院へのアクセスやセキュリティなども考慮した結果、“立地のよいマンション”に魅力を感じたそうだ。

利便性と文化性を兼ね備えた再開発地区を選択

知代さんが「インテリア小物で季節感を出すのが楽しみ」な洗面所

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広さが気に入っている浴室。丸みのある浴槽はお孫さんが喜ぶという

広さが気に入っている浴室。丸みのある浴槽はお孫さんが喜ぶという

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 これからの毎日を安心して暮らし続けるための“終の住み家”を探し始めたお二人は、関東地区の住宅情報雑誌を取り寄せ、新幹線でモデルルームや現地の見学に通った。望ましい立地条件は、車がなくても暮らせる地域で、近くに病院があること。大規模開発が進む地区は一般にこの条件を満たしていることが多ので、いくつか見学したが、街の雰囲気や文化施設の多さが気に入り、息子さんの助言にも後押しされた結果、現在お住まいのエリアに決めた。

 ゆったりと広がる海をのぞむこの街には、心いやす景観だけでなく、ホテルや文化施設、オフィスビルなどの都市機能も備わっており、「職・住・遊」が揃った再開発地区として知られている。都心からのアクセスもよく、休日にはショッピングや観光のために訪れる人も多い。とはいえ、完成後の街の姿を見ないで購入することに不安はなかったのかを尋ねたところ、「三菱地所を信頼していましたから、間違いのないものができると思っていました。免震構造を備えたマンションという点も安心感が高かったですね」と、義晴さんが答えてくれた。

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趣味の音楽を中心に、新しい住まいと街を満喫

知代さん好みのアンティーク調の家具でまとめた落ち着いたインテリア

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時間があると音楽を楽しむ息の合ったお二人

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本棚には楽譜を、クローゼットの扉の中にはステレオを収納している

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 お二人の共通の趣味は「音楽」。このパークハウスを気に入った大きな理由は「音楽イベントにも使える共用施設があるから」だった。間取り選びも、グランドピアノの“音漏れ”対策が最優先。「ピアノを置く部屋の壁の向こうの、お隣の間取りまで考慮して決めました」というほど徹底している。「ピアノの音でご迷惑をかけないかが気がかりで・・・。でもこのマンションは壁が厚く気密性も高いようで、他にもピアノを弾くお家はありますが、全くと言っていいほど聞こえないようです」。

 リビングの壁には音楽家の肖像画が並んでいる。知代さんがピアノを弾いて、その横で義晴さんが歌う。「近くに本格的なコンサートホールがあるので、二人でふらりと聴きに行ったり、来週の演目をチェックしに寄ったり・・・。私たちにはぴったりの街です」と義晴さんが話すと、知代さんが「私は絵を観ることも好きなので、近くの美術館にもよく行きます」と続けた。

 毎日の日課は、この街の散策。美しい海もあれば、近代的なビルも立ち並ぶこの界隈は、お二人を飽きさせない。「素敵なカフェやレストランを探すのも楽しみ。お昼はいつも外でいただくので、ここへ来てから昼食を作らなくなりました」と知代さんが笑顔で話す。

 暮らし方を大きく変えることによる苦労がなかったわけではない。広い戸建に長く住まう間に増えた荷物は相当な量だったため、「家具はもちろん、細かい持ち物に至るまで大幅に見直しました」。そんな知代さんの努力の甲斐あって、大きなピアノや存在感のあるアンティーク調の家具を置いているにも関わらず、室内はすっきりとした印象だ。「広く住んでいるのね」と来客から驚かれることも多いという。

自ら動くことで作り出した、マンション内のコミュニティ

リビング横の2部屋をつなげてグランドピアノとソファセットを置いた

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義晴さんが住人の皆さんとイベントを開催した共用施設

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パークハウスでの充実した暮らしぶりをにこやかに語るご夫妻

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 このパークハウスで迎えた2年目のクリスマスのこと。義晴さんと友人の呼びかけで集まった数十名のメンバーによる合唱や個人演奏などのコンサートが、共用施設で開催された。人脈作りのため、まずは管理組合の理事に立候補し、打ち合わせや練習には、積極的に自宅を開放した。取りまとめや住人への告知など手間が多かったのも事実だが、「規模の大きなマンションなので、すれ違う方のお顔や名前がわからないことが多かったのです。でもコンサートを行ったことにより、人間関係が生まれ、交流も広がったようです」と、義晴さんの顔には充実感がにじむ。

 その後、義晴さんは活動をマンション内から地域全体へと広げ、今年はさらに大規模なコンサートを行う予定だ。

 義晴さんだけでなく知代さんも、持ち前の明るい性格を生かして、お隣をはじめマンション内の交友関係を築いている。「不安もあったマンション暮らしですが、いただきものをやりとりしたりと、よいご近所付き合いをさせていただいています」とにっこり。

 住み慣れた戸建を離れ、新しい街のパークハウスを“終の住み家”として選択した二人は、自分たちなりの楽しみをつくりだしながら、しなやかに暮らしている。


( ※文中のお名前はすべて仮名です)

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