理想のマンションを手に入れるマネープラン~【第2回】FPが教える、知らないと損をする各種制度の活用法

理想のマンションを手に入れるマネープラン~【第2回】FPが教える、知らないと損をする各種制度の活用法

ファイナンシャルプランナー(FP)でCOCO PLAN代表の藤井亜也さんにお伺いするファイナンス企画の第2回目。前回は、低金利と住宅ローンの関係を中心に、マンション購入時に知っておきたい基礎知識を教えていただきました。

2回目は、マンション購入に利用できるさまざまな制度をご紹介します。手続きをすることで、減税や非課税となるこれらの制度。知っていると知らないとでは大違いです。

マンション購入時に利用できる制度

マンション購入にあたり住宅ローンの比較はしますが、それ以外に使える制度があることをご存知ない方もいます。ご自身で調べることもできますが、適用要件が複雑なので専門家や物件担当者に確認すれば良いと思います。

現在、新築マンションを購入するときに、次のような制度を利用することができます。
それぞれの適用要件についてはリンク先を確認してください。

・住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)

新築または中古の居住用住宅を取得したり、または工事費100万円を超える増改築をするために金融機関等からの借入をした場合には、一定の要件に該当すれば一般の住宅で年最高40万円、認定住宅で年最高50万円を所得税額および住民税額から控除できます。

国税庁「No.1213 住宅を新築又は新築住宅を取得した場合(住宅借入金等特別控除)」

・直系尊属から住宅取得等資金贈与を受けた場合の贈与税の非課税
直系尊属(父母、祖父母、曾祖父母等)から自己居住用家屋の新築・取得・増改築にあてるために金銭の贈与を受ける場合、平成28年1月~平成32年3月中の契約締結については700万円(一定の建物基準を満たす場合は1,200万円)までの贈与について贈与税が課せられません。

国税庁「No.4508 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税」

・すまい給付金
消費税率引き上げによる、住宅取得者の負担を緩和するために創設された制度。消費税率8%時は収入額の目安が510万円以下の方を対象に最大30万円が給付される。

国土交通省すまい給付金

制度ごとにどのような内容か、利用時に気をつけていただきたいことなどをお伝えしていきます。

「住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)」は、条件を満たせば、向こう10年のご自身の所得税や住民税が安くなる制度です。その10年間は、その後の繰り上げ返済を見越してなるべく貯金するようにと相談者の方にはアドバイスしています。ご夫婦で住宅ローンを組むペアローンを利用した場合、それぞれが住宅ローン控除を受けるメリットもあります。

会社員の方は初年度だけご自身で確定申告する必要はありますが、翌年からは勤務先の年末調整でできます。確定申告に戸惑うかもしれませんが、初年度だけですしそれほど大変ではないので、購入するほとんどの方が利用しています。

「直系尊属からの住宅取得等資金贈与を受けた場合の贈与税の非課税」については、条件を満たせば、一定額について贈与税が非課税となる制度です。ご両親の老後資金が少なくなるので頼みにくいという声は聞きますが、住宅の新築や購入などの契約時期に応じた非課税限度枠と、毎年110万円までは贈与税がかからない基礎控除を組み合わせると最大1310万円が非課税となるだけではなく、相続資金の話を事前に整理できるなど双方にメリットがあります。住宅購入時に相談してみる価値は充分にあると思います。

注意すべきポイントは、適用要件である「贈与を受けた年の翌年3月15日までに住宅取得等資金の全額を充てて住宅用の家屋の新築等をすること」かつ「贈与を受けた年の翌年3月15日までにその家屋に居住すること又は同日後遅滞なくその家屋に居住することが確実であると見込まれること」の部分です。贈与のタイミングと契約締結日、そして住宅の取得・入居時期によっては特例の適用を受けることができなくなってしまいますので気をつけてください。

またこの制度を利用するために生前贈与をする場合、兄弟間で不公平にならないよう配慮することを忘れないでください。例えば、長男にマンション購入資金として1000万円を贈与したら、次男を受取人にした同額の生命保険に加入するなど、同じ金額になるようにバランスをとってください。1人にだけ生前贈与をすると、相続時にもめる原因になることが多いです。

「すまい給付金」について、よくあるケースとしては、申請期間が過ぎてしまうと給付が受けられなくなってしまいます。申請は入居後1年(※当面の間、1年3ヶ月に延長中)以内に行う必要があるので、忘れないようにしましょう。

また、それぞれの制度に適用要件がありますので、ご利用される際は必ず確認するようにしてください。

お金について学び、自分の人生を考えるよい機会

多くの方が「この物件はいまの家計の状況で買えるでしょうか?」というふわっとした感じで相談に来られます。 FPは年収や毎月の家計、ライフプランなどをうかがい、ご希望の物件を購入するための条件をリアルな数字でお伝えします。漠然とした不安を可視化し、プランをたてるだけでみなさま気持ちが落ち着くようです。次に何をするかが明確になったと、晴れやかな表情でお帰りになります。

ウェブサイトなどで情報を入手することはできますので、ご自身でマネープランを作成し、答え合わせ感覚でご相談に来る方も多いですね。金利は毎月変動しますし、新しい制度も登場します。マンションを買いたいと思う方に限らず、経済やお金について知っておいて損はありません。FPに相談しても良いですし、セミナーなどに参加するのもおすすめです。あまり構えず、気楽に足を運んでみてください。

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藤井亜也さん
1975年生まれ。教育カウンセラー、派遣コーディネーター、秘書、ライフコンサルタント等、様々な職種を経験した後、マネーセンスを磨きたいと思い、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。「お金の不安を解決するサポートがしたい」「夢の実現を応援したい」という想いからCOCO PLANを設立。

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※掲載内容はすべて掲載当時(2017年1月)の情報です。

Text:小林純子
撮影:池田真理
メイン画像:PIXTA

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