プロに聞く! 部屋を広く開放的に見せるコーディネート4つのポイント

プロに聞く! 部屋を広く開放的に見せるコーディネート4つのポイント

  
   

モデルルームのドアを開け、美しくコーディネートされた室内に足を進めるのは、わくわくする瞬間です。モデルルームは、さまざまな家具や小物がディスプレイされていながら、なぜすっきりとまとまり、部屋に広がりを感じさせるのでしょうか。
そこで今回は、ザ・パークハウスのモデルルームコーディネートを手がける三菱地所グループのインテリアデザイン会社 メック・デザイン・インターナショナルのインテリアコーディネーター、山本久美子さんに、部屋を広く開放的に見せる空間作りや家具選びの際の4つのポイントを伺いました。

ポイント1:ドアを開けた瞬間の「抜け感」を意識する

  

わたしたちプロのインテリアコーディネーターにとって、廊下からリビングに入る瞬間にお客様に感じていただく「開放感」「心地よさ」は、特に大事にしているポイントです。
「広くて開放的」と感じるためには、まず部屋の第一印象が大切。それはモデルルームに限らず、毎日を過ごす住まいでも同じことです。ドアを開けるたびに心地よく感じられるよう、その瞬間の視線の先に「抜け感」を作るようにしましょう。

例えば上の写真なら、リビングの入り口からバルコニーにかけて直線の“抜け”があります。視線をさえぎるものがないので、まるでバルコニーも部屋の一部のように広く感じられるのです。
家具は、背の高いタンスよりもローシェルフを置いたほうが視線を遮られず、抜け感が出ます。ソファも、壁際に置く場合はさほど気にしなくて良いと思いますが、部屋の真ん中に置く場合は、背が低いタイプを選んだ方がよいでしょう。
もし本棚などの背の高い家具や壁一面の家具を取り入れたい場合は、部屋のもっとも奥まった場所や端に置くよう、レイアウトを工夫するといいですね。

  

ポイント2:家具は、圧迫感のないデザインや素材を。家具の「脚」にも注目

  

次に、「部屋を開放的に見せたい」ときの家具選びのポイントは、圧迫感の少ないデザイン、素材を選ぶこと。デザインは、背が高いものより低いもの、四角より丸の方がコンパクトに見えます。そして、注目してほしいのは家具の脚です。テーブルやイスの脚は、太くどっしりとボリュームのあるデザインか、細くスッとした華奢なデザインかで印象が大きく変わります。部屋を広く見せたい場合は、後者が適しています。また、ソファは、脚がなく床についているタイプよりも、脚があり座面が床から浮いているデザインのほうがすっきりして見えます。素材は、軽やかさを感じさせるガラスなどのクリア素材がお勧めです。

上の写真は、クリアな素材の家具を部屋の手前に配置。また奥のソファも細い脚で床から浮いているデザインのため、軽やかさが生まれています。

  

ポイント3:色を上手に使う。明るい色は空間を広く見せ、寒色は奥行きを演出してくれる

  

家具の色は、白やナチュラル系など明るい色の方が、空間を広く見せる効果があります。また、カーテンなどの大きなスペースを占めるものは、壁の色になじむ色にすると圧迫感が出ません。

例えば上の写真の部屋は、壁の白を基調にしながら、カウンターの壁面やカーペット、左奥の窓のカーテンなどにアイボリーを使用。相性のよい白×アイボリーの組み合わせでなじませ、部屋をより一層広く感じさせています。

また、色には前に飛び出して見える「進出色」と、後ろに下がって見える「後退色」があります。進出色は鮮やかな暖色系、後退色は寒色系です。この目の錯覚を利用し、後退色を取り入れて部屋に奥行きを出す方法があります。ただし、壁やカーテンなど一定以上の面積で取り入れないと大きな効果が出ません。

  
      

こちらの子ども部屋は、寒色系のくすんだブルーを壁の2面、L字型に取り入れています。ドアを開けたときの視線の方向に後退色を取り入れることで、より奥行きを感じさせることができます。

  

ポイント4:目の錯覚や、視線を集める「フォーカルポイント」を利用する

  

ほかにも、目の錯覚を利用して奥行きのある部屋に見せるテクニックがあります。代表的なものは鏡です。上の写真は、ダイニングの壁の一部に鏡を取り入れており、鏡への映りこみで、鏡の奥まで部屋が続いているように感じさせています。

●「フォーカルポイント」を作って、意識的に視線を誘導する
わたしたちの視線は、無意識に注目したいものに引きつけられます。その視線が集中するポイントを「フォーカルポイント」と呼びます。上の写真なら、ダイニングの鏡がそれに当たります。フォーカルポイントを部屋の奥に配置することで、視線をより遠くに誘導することができるのです。

フォーカルポイントを作る際に、私たちプロがよく取り入れるのは照明です。人間は本能的に光のある方に視線が引き寄せられるので、照明やキラキラした素材を用いた家具などには視線を集める効果があります。特にダイニングのペンダント照明は、デザインも豊富で取り入れやすく、効果が出やすいアイテムです。またフロアスタンドも、手軽に取り入れられますし、置き場所もアレンジしやすいのでおすすめです。

  
   

「フォーカルポイント」は照明を活用すると作りやすい。注目させたいポイントに照明を当てることで、無意識に視線が誘導される

  

照明以外では背の高い観葉植物やアートにも、同じように視線を集める効果があります。

いかがでしたでしょうか?同じ間取りでも、ちょっとした工夫を取り入れることで、広く開放的に見せることができます。自分の住まいに取り入れやすい方法から試してみて、毎日の暮らしをより快適に演出してみてくださいね。

  
  • メック・デザイン・インターナショナル

    メック・デザイン・インターナショナル

    三菱地所グループのインテリアデザイン会社。ザ・パークハウスのモデルルームコーディネートを手がける。住宅ほか、オフィス、ホテル、商環境のインテリア設計・施工監理、インテリア用品の販売など、長年培った経験と技術力を活かし質の高いサービスを提供している。

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  • 山本久美子

    株式会社メック・デザイン・インターナショナル所属
    山本 久美子 インテリアコーディネーター

    集合住宅のインテリア計画、モデルルーム等を数多く担当。前職は病院コンサルティング業。その後建築デザイン会社にて、インテリアコーディネーターとしてセミナー業務や撮影スタイリング等、幅広い業務に携わる。色彩に拘ったコーディネートを得意とする。

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