オーナーズ・ボイスこだわりのインテリアに囲まれて、夫婦二人の暮らしを楽しむ

「次に住むならこんな家に……と思っていたイメージにぴったりの空間に出会えたので、偶然というよりも、これはご縁かなと思って……。家に帰って夫に話をするときには、もう私の心は決まっていました」と奥様。一方、旦那様はというと……。
「妻から1階の部屋と聞いて、日当たりのことや、敷地の前の道から丸見えになるんじゃないか、とか、最初は気になるところもあったんです。でも、実際にお部屋を見せてもらえるというので現地に足を運んでみると、日当たりは最高に良くて、広いテラスも付いていて。さらに前の通路との境目にはしっかり目隠しの柵もあるので安心しました。なにより、リビング・ダイニングルームの天井が高くて（約2.6m）、そこからテラスに続く空間の開放的な雰囲気がとてもいいなと思いましたね」

こうしてお二人が選んだ3LDKの新居は、私鉄沿線の最寄駅から徒歩約５分。周囲には住宅が立ち並ぶ閑静なエリアです。家の広さは戸建ての時の半分以下になりましたが、“むしろ、子供も独立して二人暮らしになった今の自分たちにはちょうど良いサイズ”と、日々快適な時間を過ごしているようです。

“空間に広がりをもたせたい”というご夫婦の要望で、リビング・ダイニングルームとその隣の洋室は常に扉をオープンにし、ひと続きの空間として利用。透けるレース素材を含むバーチカルブラインドをはじめ、ダイニング・テーブルやテレビボード、ソファなどはすべて脚のあるものを選びました。「脚のある家具を選ぶことで、見える床の範囲が多くなり、開放感を感じる効果があります。逆に、脚のない（低い）タイプの家具を選ぶことで、重心が低くなり、重厚感を演出することも可能です。」と、藤本さん。こうして、全体的に軽やかですっきりとしたインテリアでまとめられたリビング・ダイニング。
「バーチカルブラインドはあえて素材を合わせず、ランダムに３色配置することでリズム感をもたせました。また、リビング・ダイニングルームにはアクセントクロスを貼り、白い空間に変化をつけました」（藤本さん）

たとえば、こんなエピソードも……。
「私一人で選んでいたら、ダイニング・テーブルは長方形にしていたと思います。でも、じつは円形のほうが通路スペースが増えてすっきり見えるということを教えていただいて、なるほどなと。バーチカルブラインドについても、一色で揃えなくていい、というのは新鮮な驚きでした。一人だと、自分の固定観念でどんどん進めていきそうになるところを、別の視点が入ることで、あっ、と気づくことがたくさんあって……そういうところが本当にありがたかったですね」（奥様）

廊下や寝室には、調湿効果・消臭効果・撥水効果のあるオプションタイルを使用。実際、ワンちゃんがいても、取材中に匂いが気になることはまったくありませんでした。
「各部屋に収納スペースがさりげなくきれいに収められているのも、この家を選んだ決め手の一つでした」と奥様は言います。もともと余計なものはできるだけ置かないというのが小山さんのスタイル。各部屋にある物入れや納戸をフル活用して、家電やペット用品、細かい書籍、文具などは隠す収納を徹底しています。