2015年度グッドデザイン賞受賞ザ・パークハウス グラン 三番町
[グッドデザイン賞]
2015年09月29日
3つの敷地を統合し、三番町らしい大きな区画を実現。
永く住み継がれる住まいを。この想いから、3つに区画された小規模な敷地を統合し、整形でゆとりのある区画を実現。
三番町の住宅エリアがもつ大らかな佇まいをこの場所に描くことで、いつまでも住み継がれる住まいを創り上げました。
日本のマンション然とした建物でなく、三番町の風景の一部となる建築を。
三番町の街に相応しいゆとりある敷地を創ったからこそ、画一的で地域に馴染みにくい建物ではなく、街の風景と調和する建築を創りたいと考えました。
そこで、外観には、雁行分節・水平分節・ランダム・繰り返しといったモダンな手法を採用。
バルコニーや室外機などマンション特有の機能もそのまま露出しないデザインとしました。
自然環境に配慮し、環境に対する負荷を低減した手法を採用。
計画を進めるうえで念頭に置いたのが、自然環境への配慮。
既存地下躯体を残しつつ、その上に新築建物を計画することで、既存建物の地下解体を最小限に抑えました。さらに、基礎免震ではなく柱頭免震構造を採用し、地下掘削量を削減。環境への負荷をできる限り軽減しました。
約70mのワイドフロンテージを持つ整形な敷地が、大らかな佇まいを演出。
中庭と一体感のあるラウンジは、思わず腰を落ち着けたくなる空間に。
ルーフバルコニーを住戸の中央に設けることで、いつでも自然を身近に感じられるプランをもうけています。まるで戸建の中庭のような開放感を演出しました。
2014年8月竣工
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- 社名・所属部署・肩書・名称などは受賞当時(掲載年月)のものです
審査員の評価コメント
ヒューマンスケールを感じさせる外観のデザイン処理が優れている。場所柄にふさわしい風格もありながら、同時に街並みに溶け込むデザインとなっている。