2010年春、「生活散歩online」は会員の皆様に「住まいのエコ」に関するアンケートを実施しました。(株)メックecoライフ 唐澤眞二が、皆様から頂戴した疑問について、最新情報を交えてお答えします。
・戸建とのエネルギー消費量の違いや給湯が占める割合については感覚的だったので、正確な情報として認識することができた。
・マンションの標準設備になればもっと地球にやさしくなりますね。私は戸建に興味がありますが、これだけの設備を戸建にするとなるとなかなか大変です。今後の検討材料になりました。
まずはアンケートの自由記入欄(記入は任意)に、こんなにたくさんの熱心なご意見が集まったことに驚きました。生活散歩online会員の皆様は、エコに関して意識の高い方が多いと感じました。
ただ、私達がお伝えしきれていない部分がまだあることも実感しました。マンションがエコ住宅であることや、給湯エネルギー削減の重要性については、ご存知なかった方が多いようですね。
・無理をしなくても、エコ生活のできる機能の付いたマンションを選びたいので、モデルルーム等でそのあたりの説明にも力を入れて欲しい。
2010年夏より、三菱地所の住宅性能表示システム「チェックアイズ」のなかに、「エコアイズ」という項目を設けました。住宅エコポイントや、これまで採用してきたエコジョーズやペアガラスなどのエコ設備について、まとめてご紹介をしています。「三菱地所のマンションはエコアイズ」ということを広めていきたいですね。
・様々なエコ対策を講じたマンションの販売価格がどれくらい高くなるのか、また光熱費などにどれほどの差が出てくるのか、具体的な価格面に興味があります。
・削減できる金額とマンション価格とのバランスが重要と考えます。
エコ設備のイニシャルコストは、各メーカーからの仕入れ価格がデベロッパーによって異なるため、一概には申し上げられません。しかし、マンション全戸分の設備をまとめて購入することで、戸建てに導入する場合より間違いなく安価になっています。
さらに、
「キーパーソン・インタビュー」でもお話したように、マンションは住宅が密集しているため、戸建てに比べ格段に断熱性能が高くなります。省エネルギー・省コストのしやすさは、集合住宅の最大のメリットではないでしょうか。
・住宅の性能を高めることが、同時に地球環境への配慮にもつながるという理解につながり、共感できる。
・無駄を省いていく事で自分自身の生活にもプラスになっていけるんだなぁって改めて感じました。
・工夫して少しでも地球に優しいだけではなく人間側もある程度我慢するということも必要ではないでしょうか。
人類が電気やガスの使用をやめれば、間違いなく環境破壊は減ります。ただ、やはり苦しいことは続きづらい。そのため、なるべく今の生活を変えずに、自然にエコになる家を作ることが大事だと考えています。
石油資源はいつか必ず枯渇するので、省エネルギーはとても重要です。そして省エネをすることは、必ず家計にメリットがある。このコンセプトの意図はそこにあります。
ただ、マンションを購入される際、それまでのお住まいよりも広い部屋を選ぶ方が多いため、結果的に電気の使用料が上がってしまうことは往々にして起こります。エコ設備をふんだんに導入していても、使い方次第で光熱費は大きく変わるので、注意が必要です。
・新しさを感じた。ただ、住居者が減った場合はコスト負担が増えるのではないかと危惧する。
誤解があるようですが、solecoは、入居者の方には一切費用がかかりません。
通常、太陽光発電設備などがついたマンションは、販売価格にその設備費が上乗せされていますが、solecoは無料です。
導入もメンテナンスも、メックecoライフが費用を負担する代わりに、solecoの太陽光発電によるCo2削減量を、三菱地所グループの削減実績として計上します。
・一括高圧受電+太陽光発電はあまりまだ聞かないですね。なので情報としてすごく新鮮。印象に残りました。これがもっとスタンダードになってくれたらすごく嬉しいですね。
・新築のマンションにだけではなく、既存のマンションにも積極的に導入を勧めて欲しいですね。
実はsolecoは今後、既存のマンションにも導入していきたいと考えています。物件の戸数など条件はありますが、どうぞご期待ください。
・温水式床暖房(TES):冬は石油ストーブ、エアコンを使用しています。床暖房だと冬でもこの設備だけで快適に過ごすことが出来てエコにもつながると実感しました。
・エコキュート:住み続ける限りずっと発生するランニングコストの中で、節約できる金額が最も大きかったからです。住宅エコポイントも魅力的ですが、1回限りで終わるものではなく、ずっとお得なことは大変印象に残ります。
・人感センサー付照明:やはり消し忘れとかついつい無駄につけてしまうので、画期的だと思います。必要なときに必要なだけといった感じで・・・
エコ設備を理解するキーポイントは、温度が高い物体から低い物体へ熱が電磁波として伝わる「輻射(ふくしゃ)」という現象です。
例えば、温水式床暖房は弱運転でも充分、部屋全体を暖められます。熱せられた床から、部屋の家具や人体に直接熱が移動して、室温が変わらなくても暖かく感じられるためです。
アンケート実施後に
「住まいのエコ・データベース」に加えたミストサウナも、バスルームを使用する前に数分運転しておくことで壁などが温まり、結果的にシャワーの出しっぱなしによる給湯の無駄を抑えられます。
ミストサウナは、保湿による美容効果がクローズアップされがちですが、実は入浴よりも体に負担をかけず、少ない水量で温まることができる、画期的なエコ設備でもあるんです。
このようにエコ設備は、仕組みをふまえて効果的に使うことが重要ですが、まだご存知ない方が多いようなので、今後もお知らせしていきたいですね。
※社名・所属部署・肩書・名称などは取材当時(掲載年月)のものです