2016年度受賞 「R&Dエコライフモデル」新築分譲マンションのための研究開発手法

2016年度グッドデザイン賞受賞「R&Dエコライフモデル」新築分譲マンションのための研究開発手法

[グッドデザイン賞]

よりいっそう良い住まいを目指して。

三菱地所レジデンスのマンション開発に終わりはありません。社会状況やテクノロジーの進歩など、その時代その時代に求められるものは変わります。さらに、ライフスタイルが多様化する昨今、マンションの研究開発も力を入れていかなければいけない。そのように実感しています。しかしながら、マンションデベロッパーが最新の技術をマンションに導入する場合、設備メーカーや機器・システムを開発する会社、設計事務所、建設会社等のノウハウに頼っているのが現状でした。購入者に最も近い立場であり、管理会社もグループ会社とするマンションデベロッパーが、主体的に企画開発することができれば、新しい住まい方や新技術を普及し易くなると考えました。

研究開発費を縮小化。研究成果は最大化。

研究開発の際、最大のネックとなるのはコスト。それを解消するために目を付けたのが、リノベーション事業のために買い取った既築マンションでした。なぜなら、実証実験後に再販することで、研究開発の場所を確保しながらリノベーション事業も行えるためです。加えて、リノベーションの工事費用も、実証実験の工事費用も低減可能となります。さらに実証実験にあたり、実験協力者に定期借家として貸し出せば、生活を通した知見獲得が可能。またリノベーション事業としても、新技術を含む最新住宅としての価値向上と賃料収入により増収益が見込めます。

効率的な研究開発を可能にした、三菱地所グループの結束力。

R&Dエコライフモデルでは、三菱地所レジデンス以外に2社のグループ会社が携わっています。1社目は、メックecoライフ。三菱地所グループの主にマンションの環境に関する研究開発を行う会社として2008年に創立。以来、設備メーカーの選定や、設計や施工会社の新製品、新技術の選択、採用検討の窓口を担っています。2013年からはグループ会社の所有する建物や社宅を活用して、新技術等の研究開発を主体となって実施しています。もう1社が、注文住宅やリフォーム事業を行う三菱地所ホームです。注文住宅建築のための建替えやリフォームで短期の賃借をご希望するお客様に、相場より安価に仮住まいを提供し、実験協力者としてお力を貸していただく役割を担います。このように三菱地所グループの力を合わせ、デベロッパー自らが主体的に発想し、新しい住まい方や快適で健康的な生活を実現するための研究を行う環境を整えました。

審査員の評価コメント

単なるデベロッパーの費用削減にとどまらず、新しい設備や間取りにチャレンジしづらかった分譲マンションの商品開発に風穴を開ける可能性がある仕組みである。すでに自宅の建替えやリフォームを予定する顧客の短期仮住まい用のリノベーション物件を提供するという実証が始まっており、今後、業界全体に広がることで、多様かつより利便性の高い住環境が普及していくことを期待する。

R&Dエコライフモデル

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事業概要

実例 文京区小日向のマンション

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