住まいの印象が変わる! プロが教える、センスよい照明プランのコツ

住まいの印象が変わる! プロが教える、センスよい照明プランのコツ

[暮らしのアイデア]

2018年01月31日

照明は、居室を明るく照らすだけではなく、居室の雰囲気を大きく決める大事な要素です。しかし、種類やデザインが幅広く、照明で居室の雰囲気づくりを実現するには、ある程度専門的な知識も求められます。

「マンションを購入されたお客様からのご相談では、『ダウンライトを設置したい』等、照明に関するご相談も多いですね」と話してくださったのは、三菱地所グループのインテリアデザイン会社 「メック・デザイン・インターナショナル」の提携インテリアコーディネーター、小室愛子さん。

そこで、センスのよい照明プランを実現するコツについて伺いました。

 

照明は、「全体照明」と「補助照明」と「間接照明」の組み合わせを考えるとうまくいく

照明で、居室の空間を上手に演出するためには、複数の照明を組み合わせるのがポイントです。居室全体を照らす「全体照明」と、部分的に明るさを補う「補助照明」、天井や壁等の内装の一部に直接光をあて、その反射光を照明として利用する「間接照明」を組み合わせるとよいでしょう。

ザ・パークハウス 本郷 リビング・ダイニング

どんな照明が「全体照明」「補助照明」「間接照明」に当たるのか、聞き慣れない方もいらっしゃるでしょう。わかりやすく説明すると、主に以下のように分類されます。

●全体照明 : シーリングライト、ペンダントライト、シャンデリア等
●補助照明 : フロアスタンド、卓上スタンド、スポットライト等
●間接照明 : コーブ(天井を照らす照明)、コーニス(壁を照らす照明)等

主な照明の特徴・種類(パナソニック提供)※1

照明には「シーリングライト」「ペンダントライト」「フロアスタンド」「テーブルライト」「ダウンライト」などさまざまな種類があります。例えば、居室全体を均一に照らす「シーリングライト」や、ダイニングによく使われる「ペンダントライト」は全体照明として使用されることが一般的ですね。

「全体照明」「補助照明」「間接照明」を組み合わせながら、目的に合わせた灯りを必要な場所に配置することで、美しい光が効果的に現れ、より贅沢な空間をつくることができます。

ザ・パークリモア 白金台三丁目 ダイニング

上の写真では、全体照明として、ダイニングにダウンライトとペンダントライトを設置。補助照明として、卓上スタンド、間接照明として、折り上げ天井部分に間接照明を取り入れ、バランスを取りながら居室を演出しています。

インテリアの雰囲気と照明のバランスも大事

お客様から「デザイン性の高いシャンデリアやペンダントライト等の吊り下げ型の照明を取り入れたい」というご要望をいただくことがあります。その時に意識しておきたいのは、照明とインテリアのバランスです。

ザ・パークハウス 山吹神楽坂 リビング・ダイニング

吊り下げ型の照明は、視界に入りやすい位置に設置されるため、他のインテリアとのバランスを取ることが大事。特にシャンデリアのような大型の吊り下げ型照明の場合、居室のシンボリックな存在になりやすく、インテリア全体の印象に与える影響が大きくなります。

ですから、照明とインテリアのテイストが合っていないと「憧れのシャンデリアをつけたのに、なんだかチグハグな印象」などのミスマッチが生まれやすくなるのです。

もちろん、吊り下げ型以外の照明を選ぶ場合でも、デザインの好みだけではなく、居室の雰囲気や用途に合わせて選ぶことをおすすめします。

好みのインテリアテイストに合う照明について、具体的なイメージが浮かばないというお客様には、各照明メーカーのショールームをご紹介することもあります。さまざまな照明を見て体感いただくことは、より理想の照明プランを実現するために、とても大切なポイントです。

私たちインテリアコーディネーターは、お客様とご相談したうえで、インテリアの雰囲気に合わせた照明のご提案や、空間を引き立てるための照明の調整を行います。また、同時に配光イメージや照明の寸法、設置面の耐荷重などにも気を配ります。

照明の取り付け位置を変えるなら

一般的な物件では、照明を取り付けるための「引掛シーリング」が、天井に設置されています。

しかし、その位置が、ダイニングテーブルの真上に位置していない等の理由で合わないケースも。ザ・パークハウスの場合は、「引掛シーリング」の追加や位置の変更を、設計変更や建築オプション※2で対応できる物件があります。また、それ以外の物件でも対応できる方法として、「引掛シーリング」に「ダクトレール」を設置して、照明を吊り下げる方法をご提案することもあります。

ザ・パークハウス 花小金井フロント リビング・ダイニング。ダイニングの照明の引掛けシーリングに、ダクトレールを使用している。

 

補助照明として取り入れやすいスタンドライト

FLOS(フロス) ARTEMIDE (アルテミデ) Photo; Santi Caleca
ARTEMIDE;ブランド名:ARTEMIDE

手軽に取り入れられる補助照明として代表的なものは、スタンドライトやテーブルランプなどです。例えば、くつろぎ感を出すために居室のコーナーにスタンドライトを置く、光を補うために読書や作業をするテーブルにテーブルランプを置くなど、演出面でも機能面でも活用させることができます。コンセントさえあれば自由に配置できるのも魅力です。

蘆花公園 ザ・レジデンス B75Gタイプ ベッドルーム

最近では充電式など、海外の人気ブランドからもポータブルタイプのスタンドライトが登場しています。コンセントがなくても使えるので、照明演出の幅が広がります。

BON JOUR Unplugged(ボンジュール アンプラグド)

 

居室をスタイリッシュに演出したい方は、ダウンライトもおススメ

お客様からいただく照明についてのご相談では、「リビング・ダイニングのダウンライト設置※2」に関するものも多いですね。ザ・パークハウスでは、設計変更や建築オプションで、リビング・ダイニングにダウンライトを設置できる物件※2があります。その場合は、ダウンライトを、シーリングライトと組み合わせるのではなく、ダウンライトのみで「全体照明」として取り入れたいというご要望もありますね。

ザ・パークハウス アーバンス 目黒平町 リビング・ダイニング・キッチン。ダイニングに全体照明としてダウンライトを取り入れている。

以前はダウンライトを天井全体に均等に配灯し、居室全体を明るくする取り入れ方が一般的でした。しかし、今は見せたい部分に集中的に配灯するケースが増えています。たとえば、リビング・ダイニングの天井面の中心(芯)を捉えて、天井中央にダウンライトを狭いピッチで一直線上に集中配灯すると、中心から光が拡散し、居室全体の明るさを確保しつつ、壁面に設置するエアコンや家具等の余計なものを照らさずに済むという効果があります。

写真提供:Panasonic

また、ダウンライト2~3灯ずつを横並びに配灯して、同一ピッチで天井空間に「線」を構成すると、天井は整理された印象となります。ブティックのようなスタイリッシュな雰囲気を作る際には有効です。

ザ・パークハウス 碑文谷三丁目 リビング・ダイニング。

他にも、光の色味や広がり方など、照明にはさまざまな取り入れ方のコツがあります。難しく考え過ぎず、暮らしの彩りの幅を広げるアイテムとして、ぜひコーディネートを楽しんでくださいね。



(取材を終えて)
今回小室さんにお話を伺い、自分の知らない選択肢がたくさんあることに、改めて気づきました。ご自身ではなかなか上手く照明を選ぶことができないとお悩みの場合は、「設計変更サービス」※2や「ドレスアップオプションインテリアコーディネートサービス」※3のような、プロの力を借りることができるサービスを活用することで、より自分の理想に近い照明のコーディネートが実現できるのではないでしょうか。

  • メック・デザイン・インターナショナル

    メック・デザイン・インターナショナル

    三菱地所グループのインテリアデザイン会社。ザ・パークハウスのモデルルームコーディネートを手がける。住宅ほか、オフィス、ホテル、商環境のインテリア設計・施工監理、インテリア用品の販売など、長年培った経験と技術力を活かし質の高いサービスを提供している。

    詳細を見る
  • 小室 愛子

    小室 愛子(こむろ あいこ) 二級建築士. インテリアコーディネーター


  • 建築インテリアデザイン事務所を経て、2000年4月フリーランスのインテリアデザイナーとなる。住空間コーディネート、展示デザイン、スタイリングと幅広く活躍。
    2005年~三菱地所(現三菱地所レジデンス)のカスタムアイズのサービスに携わり、お客様のこだわりやご要望を伺いながら トータルにインテリアコーディネート提案を行っている。

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写真:鈴木真弓
テキスト:岩橋朝美

※1:照明の種類の説明のためのイメージ画像・写真となります。取り付けの可否を表すものではございません。
※2:ご利用条件については、物件や購入時期によって異なります。
※3:ドレスアップオプションインテリアコーディネートサービスをご希望された場合、専任のインテリアコーディネーターがインテリア全般に関するご相談を承ります。有償(3万円(税別))のサービスとなります(2017年12月現在)。

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