『アルフレックス』代表・保科卓さんの アートとともにある暮らし。

Wonderful Life『アルフレックス』代表・保科卓さんの
アートとともにある暮らし。

[暮らしのアイデア]

2018年01月30日

素敵な住まいをご紹介する『Wonderful Life』。毎回、インテリアはもちろん、オーナーのライフスタイルから、美しい暮らしのヒントをお届けします。

保科卓さん
『アルフレックス・ジャパン』代表取締役社長。
東京都在住。

東京のヴィンテージマンションにお住まいの保科卓さん。
家具ブランド『アルフレックス』の理想を体現した美しい空間には、
現代美術作家によるアートがまるで家具の一部のように溶け込んでいます。

家具を選ぶときに重要なのは、「その空間でどのように過ごしたいか」を考えること、と語る保科さん。その理想に応える"一生もの"の家具を提案し続ける保科さんのお宅は、まさにブランドコンセプトを体現した空間です。美しい家具もさることながら、目を引くのは壁面に飾られたアートの数々。リビングの顔となるソファ奥の壁には、画家福田紀子さんの大型の絵画が飾られています。壁紙を頻繁に張り替えるのは難しいけれども、定期的に絵を変えることで部屋全体の雰囲気の変化を楽しんでいるとか。

玄関の扉を開けるとまず目に入るのが、イタリアの画家エミリオ・タディーニの絵画です。暖色を基調としたコミカルで幻想的な絵柄で、空間に生き生きとした表情を与えるタディーニの作品は、『アルフレックス』が長年取り扱ってきたものでもあり、幼少期をイタリアで過ごしたことのある保科さんにとっては、どこか懐かしさを感じるものでもあるようです。「イタリアらしい陽気な雰囲気が、家族やお客様を迎える玄関にぴったりで気に入ってます」と保科さん。

各部屋にさりげなくアートが置かれ、まさに「アートとともにある暮らし」がつくり出されていますが、とりわけ印象的なのは廊下の壁面。絵画や写真のコレクションがびっしりとディスプレイされ、まるで展覧会場のよう。作品は旅先や国内のギャラリーで手に入れたものもありますが、なかには3人の息子さんが幼い頃に描いた絵を額装したものも。好きなものやそのときの気分で自由にコラージュして楽しんでいると言います。天井のスポットライトで作品を照らすこともでき、ゲストにこの廊下を案内し、家族のストーリーを話すことも。

ファインアートにも劣らない存在感のある家具のなかで、インテリアのアクセントになっているのが、部屋のいたるところに点在するシダー製のスツール。同社で取り扱うイタリア、リーヴァ社のマリオ・ボッタのデザインによるスツールは、自然災害による倒木からつくられたもの。木目やひびが一脚ずつ異なる質感や色合いを生み出しています。椅子やサイドテーブルとしての用途がメインですが、まるでモダンな木彫のアートピースのような佇まい。2脚以上重ねれば球体が縦に連なったようなフォルムが生まれ、さながら遊び心のあるオブジェのようです。

インテリア以外に、日々使う器にもこだわりを持つ保科さん。妻の和賀子さんはご実家が器屋さんというだけあって、元々器やカトラリーへの造詣が深いのです。ダイニングの側のキャビネットには和賀子さんが厳選したお皿や茶碗などが美しく、そして実用的に整頓されています。器はアートを選ぶのと同様に、実際にギャラリーに足を運び、作家と話をして慎重に選ぶという和賀子さん。そうした出合いが『アルフレックス東京』での個展の開催にもつながり、若手作家の応援にも力を入れています。美しい器の数々も、アートと同等に保科さんの日常を彩っているようです。

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