Wonderful Lifeテーマは色×ヒストリー。
モダンな住まいを個性豊かに設える。
[暮らしのアイデア]
2018年04月23日
素敵な住まいをご紹介する『Wonderful Life』。毎回、インテリアはもちろん、オーナーのライフスタイルから、美しい暮らしのヒントをお届けします。
ジョディ・パターソンさん
実業家
NY在住
NYのブルックリンにある新築の集合住宅に、
家族6人で暮らすジョディ・パターソンさん。
シンプルな空間に、色彩豊かなインテリアやアート、
そしてアンティーク家具やファブリックが見事に調和しています。
「色とヒストリーを感じる空間づくりが住まいのテーマ」と語るジョディさんは、5人いる子どもたちの成長とともに、25年間で16回も引越しを経験してきたそう。どの住まいでもこのテーマをもとに、色のあるもの、そしてヒストリーを感じるアンティークのものなどを取り入れながら、ジョディさんらしい空間を演出してきたといいます。今の住まいはモダンでシンプル。真っ白なキャンバスに絵を描くように、アートや家具で色を足し、個性あふれる温かな住まいをつくりあげています。
家族が集うダイニングルーム。ひときわ目を引く、アンティークのピンクのソファは、ジョディさんがほっと一息つく特等席。白でまとめたダイニングセットの椅子は、ミッドセンチュリー期を代表するヴェルナー・パントンによってデザインされた「パントンチェア」。家族の予定が書かれた壁のメモも、色を添えるのに一躍を担う、大事なアイテム。タイルのように、センスよく貼り付けるのがポイントだそう。
大きな窓から日が差し込む明るいゲストルーム。正面の壁に飾られているのは、ペンシルバニアのアンティークショップで購入したベッド用のファブリック。カラフルでインパクトのあるデザインが気に入り、あえて壁に飾っているそう。両サイドにテーブル代わりに置かれているのは、カルテルの名作収納「コンポニビリ」。ダイニングの「パントンチェア」しかり、さりげなく名作家具を取り入れるセンスもさすがです。
アンティークのチェストが置かれたベッドルームのコーナーは、ファミリーヒストリーをテーマに設えられています。白い鳥の陶器は、父親から譲り受けたもので、南アフリカの置物と合わせてディスプレイ。壁にはジョディさんや子どもたちをはじめ、家族の写真をコラージュし、まるで一枚のアートであるかのように飾られています。
住まいのなかで最も生活感にあふれているのがキッチンだと語るジョディエさん。大家族の食を支える大切な場所だからこそ、使い勝手と掃除のしやすさを重視したといいます。そんななかでも、黄色のダストボックスを設え、ゴールドの花器にはいつも花を飾り、華やかに色を添えています。どんな住まいであっても、ある一貫したテーマを設けることが、より自分らしい空間づくりにつながっているようです。
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