エリア特性とニーズの先に辿りつく理想を追求した住まいづくり。

Concept of the Residence「ザ・パークハウス 二子玉川碧の杜」エリア特性とニーズの先に辿りつく理想を追求した住まいづくり。

この夏、二子玉川に新たなマンションが竣工を迎えた。その誕生には三菱地所レジデンスのマンションへの想いがつまっている。お客様のニーズを理解し、暮らしやすい住まいを実現する。
そのために必要なことは何か。4人の担当者から答えを導く。

土地の魅力と必要とされる住まい。ニーズに応えるマンションづくり。

二子玉川駅周辺は、玉川髙島屋S・C、二子玉川ライズなど洗練された都市風景が広がる。

二子玉川駅周辺は、玉川髙島屋S・C、二子玉川ライズなど洗練された都市風景が広がる。

駅周辺の再開発により、さらに街の魅力が高まる二子玉川。東急田園都市線・大井町線沿線から多くの人が集まるエリアとして、注目度は年を追うごとに上昇している。三菱地所レジデンスでは2000年以降、この二子玉川に6物件を供給してきた実績がある。世田谷区を含む都心・城南エリアの用地取得(※1)を担当する村山吾積は、マンションニーズの高い二子玉川で、さらにお客様にご満足いただけるマンションを建設できないか、と日々土地所有者等と折衝を重ねていた。そしてマンション建設の候補地として理想の土地取得に成功する。二子玉川エリアで継続的に事業を行ってきた成果、土地情報に精通していた結果とも言えるだろう。取得した土地は、二子玉川の駅から徒歩10分ほど、フラットなアプローチの遊歩道近くの整形地。利便性の高さと良好な住環境が魅力だ。

自然を残しながら進化する二子玉川

自然を残しながら進化する二子玉川

渋谷駅から直通で10分(東急田園都市線急行直通利用、日中平常時)と、都心への利便性が高く、いまなお進化し続ける二子玉川。国内外の有名ブランドがそろう玉川髙島屋S・Cや、再開発により誕生した二子玉川ライズが象徴する洗練された都市風景が魅力だ。一方で、多摩川に代表される豊かな自然環境も、多くの人々を惹きつけてやまない。都市と自然が隣接する二子玉川の駅から徒歩10分の場所に『ザ・パークハウス 二子玉川碧の杜』は誕生した。

販売を統括していた岡橋志郎は、2016年に竣工した『ザ・パークハウス 二子玉川ガーデン』を販売したときの経験から、このエリアには一次取得の平均的なマンションの広さである70m2よりも広い住戸へのニーズがあることを把握していた。戸建からの買い替え需要、多くは子育てを終えた世代の求めるマンションニーズである。世田谷区唯一の風致地区(※2)という緑の豊富な環境、そして駅までの平坦な道のりの途中に玉川髙島屋S・Cがある立地は、そんな購入層が求める暮らしやすさを備えていた。

9階建2棟、5階建2棟からなる総戸数130戸のマンション。オフホワイトの外観や御影石貼りのエントランスなど上質な雰囲気が魅力となっている。

9階建2棟、5階建2棟からなる総戸数130戸のマンション。オフホワイトの外観や御影石貼りのエントランスなど上質な雰囲気が魅力となっている。

『ザ・パークハウス 二子玉川ガーデン』
2016年に竣工した三菱地所レジデンスの分譲マンション。東急田園都市線・東急大井町線二子玉川駅から徒歩10分、世田谷区瀬田4丁目の丘陵地に立地し、二子玉川駅周辺の賑わいと瀬田の邸宅地の静けさも感じることができる。

※1 用地取得
三菱地所レジデンスの用地取得部署では、常時数十を超える住宅用地候補の選定をしている。顧客目線に沿った開発用地であるかを厳選して開発を進めるため、実際にマンションを建設するのは検討用地のうち、ごく一部分。

※2 風致地区
風致地区とは、都市の風致を維持するために定められる地区。「都市の風致」とは、都市において水や緑などの自然的な要素に富んだ土地における良好な自然的景観のこと。具体的な制限の内容は都道府県の条例により定めている。また、『ザ・パークハウス 二子玉川碧の杜』は、高層の建築物を建てることのできない第一種低層住居専用地域にあることで、落ち着いた住宅街の環境が保全されている。

城南エリアの物件に多く携わった経験のある計画担当の瀬口寛は、二子玉川のこの土地でマンション開発全体をマネジメントするうえで、どのようなマンションにすればお客様にご満足いただけるかを思案する。用地・販売サイドから引き継いだ想いを新たなマンションで具現化するには、平均的な住戸サイズ(70m2)ではもの足りない。全戸90m2以上の広々とした上質な住戸が求められるが、それは多様な面積の住戸プランを用意する一般的なマンションとは考え方も設計の仕方も異なる。また、周辺環境に調和した植栽や健康を気遣う世代には、室内空気環境への配慮も重要だ。瀬口から商品企画担当の中嶋祥子へとプランニングを託すうえでのキーワードは"環境にやさしいワンランク上の邸宅"だった。

多摩川河川敷には兵庫島公園や多摩川二子橋公園など緑豊かな憩いの場所が。

多摩川河川敷には兵庫島公園や多摩川二子橋公園など緑豊かな憩いの場所が。

砧線(旧東急砧線)跡の遊歩道、ハナミズキ通り。

砧線(旧東急砧線)跡の遊歩道、ハナミズキ通り。

各担当者の想いをつなげ、新たなマンションが誕生する。

共用廊下側の寝室はどちらも吹抜に面しているので、窓から十分なあかりを取り込める。全住戸で角部屋のような採光・通風を実現している。

共用廊下側の寝室はどちらも吹抜に面しているので、窓から十分なあかりを取り込める。全住戸で角部屋のような採光・通風を実現している。

上質なマンションに定義はないが、一般的にはプライバシー性の高さが求められる。そこで中嶋は、プライバシーを保ちながら上質な邸宅感を打ち出す秘策を考案する。それが、居室の窓が面しない共用廊下だ。通常、廊下側の居室の窓はルーバーなどの目隠しで対処しているが、さらにプライバシー性を高めるために提案したのが廊下側に設えた"吹抜"だ。吹抜側の窓を開けても、居住者の往来する共用廊下からの視線は届きにくい。そして、十分な通風と採光を確保できるという利点もある。さらに、廊下から玄関までのアプローチも、プライバシー性を高める仕掛けだ。玄関も共用廊下に面しておらず、廊下から長めのアプローチを通ることで独立性と邸宅感も演出している。

窓が面しない共用廊下 共用廊下と住戸の窓との間に吹抜を設けることでプライバシー性を確保。さらに共用廊下、中部屋に光が差す明るい空間をつくりあげている。

窓が面しない共用廊下
共用廊下と住戸の窓との間に吹抜を設けることでプライバシー性を確保。さらに共用廊下、中部屋に光が差す明るい空間をつくりあげている。

玄関までのアプローチ 共用廊下から各住戸のドアまでのアプローチを用意することで、より邸宅らしい住まいに。吹抜との相乗効果により、集合住宅でありながら独立性の高い居住空間を実現している。

玄関までのアプローチ
共用廊下から各住戸のドアまでのアプローチを用意することで、より邸宅らしい住まいに。吹抜との相乗効果により、集合住宅でありながら独立性の高い居住空間を実現している。

全室南向きのワイドスパンで明るく広々としたリビング・ダイニング。エアコン設置の必要がないため、すっきりとした室内空間を実現。

全室南向きのワイドスパンで明るく広々としたリビング・ダイニング。エアコン設置の必要がないため、すっきりとした室内空間を実現。

清潔な空気と快適な室内温度を実現するために、新たな設備の導入も検討した。マンション用全館空調システム「マンションエアロテック」は、販売担当の岡橋からの助言を得て、瀬口がその実現に奔走した空調設備。浴室やトイレなども含め居室内の温度差を抑えられるため、ヒートショックの危険性も低減できる。また、そのための通風口や空調ダクトの配置は、瀬口と中嶋が何度も試案を検討し、美しい室内環境をつくりあげた。マンションエアロテックの快適性を実感してもらうためには、実際の住戸を体験していただくに限ると、竣工販売に踏み切ったのも、岡橋・村山の想いを引き継いだ結果である。

用地担当者が立地環境のよい土地を探し、販売担当者がお客様のニーズを把握、全体像を描く計画担当者とともに商品企画担当者が、この地にふさわしいプランを考案した『ザ・パークハウス 二子玉川碧の杜』。各担当者それぞれの想いをつなぎながら、先進的なマンションが二子玉川に誕生した。

右/エアロテックはたった1台の室内機で全館空調を実現。お手入れも空調ユニットの空気清浄フィルターを掃除するだけ。左/室内機から各部屋へと空気を送るダクトは居住空間の快適性を防げず、家具配置の邪魔にならないような設計・デザインに。

右/エアロテックはたった1台の室内機で全館空調を実現。お手入れも空調ユニットの空気清浄フィルターを掃除するだけ。左/室内機から各部屋へと空気を送るダクトは居住空間の快適性を防げず、家具配置の邪魔にならないような設計・デザインに。

マンションエアロテック
24時間・365日、住戸内のすみずみまで換気冷暖房しながら、快適な温度を保つことができる空調システム。リビングや各居室だけでなく、廊下や水回りまで適温に保たれるほか、部屋ごとの設定温度コントロールも可能となっている。温度ムラが少なく住空間の快適性向上、宅内ヒートショックの低減、花粉やホコリの侵入を防ぐなど、健康的で安心な居住空間を実現する。

ガラス越しに季節の植栽を眺めるエントランスホール。美術館のような上質なしつらえで落ち着いた空間に。

ガラス越しに季節の植栽を眺めるエントランスホール。美術館のような上質なしつらえで落ち着いた空間に。

共用廊下の手すり壁は表情豊かなルーバーを採用することでモダンな印象に。

共用廊下の手すり壁は表情豊かなルーバーを採用することでモダンな印象に。

バルコニー側もシャープで端正な佇まい。

バルコニー側もシャープで端正な佇まい。

都心・城南用地部 リーダー(当時)村山吾積

都心・城南用地部 リーダー(当時)
村山吾積

三菱地所住宅事業部、内部監査室を経て、三菱地所レジデンス都心・城南用地部へ。 2017年4月からは都心・城南エリアのプロジェクトマネジメントを担当。
「用地担当者は地権者様との信頼関係をいかに築くかが重要。お客様のためにその土地のポテンシャルを最大化することが私たちの使命です」

第一販売部 BR 副部長 岡橋志郎

第一販売部 BR 副部長
岡橋志郎

都心・城南事業部販売グループを経て、2017年4月からは副部長として顧客視点をモノづくりへ反映する役割を担っている。
「お客様のご要望はわかりやすい言葉では伝わってこない場合も多々あります。そこを理解し、つなぎ合わせることで具体的なアイデアを生み出し商品へ反映していくことがモノづくりの醍醐味。これからもお客様からいただいたヒントを具現化し各セクションに届けたいと思います」

第二計画部 計画第三グループ 瀬口 寛

第二計画部 計画第三グループ
瀬口 寛

主に横浜エリアの販売担当を経て計画担当として『ザ・パークハウス 成城彩景』や『ザ・パークハウス 尾山台』など、城南エリアの物件に多く携わる。「計画担当者は関係者の想いやこだわりに耳を傾けながら、より上質な住まいづくりの実現を目指しています。お客様に満足いただくため、プロジェクトにかかわる社内外すべての人たちと想いを共有し、納得するまで検討・調整を重ねてひとつのマンションをつくりあげています」

商品企画部 第一商品設計室 中嶋祥子

商品企画部 第一商品設計室
中嶋祥子

商品企画担当として『ザ・パークハウス 追浜』や『ザ・パークハウス アーバンス 千代田御茶ノ水』など大規模物件から都心のコンパクト物件まで幅広く手掛ける。
「用地取得段階の担当者が立てたプランをいかにブラッシ ュアップして、魅力的なマンションにするかが商品企画担当者の役割です。そのためにはチームワークが大切。設計者や施工者、販売・計画担当者と議論を重ね、さらに魅力的なマンションをつくり続けていきたいですね」

ザ・パークハウス 二子玉川碧の杜(販売済)

● 所在地/東京都世田谷区玉川4丁目1720-6(地番)
● 構造・規模/鉄筋コンクリート造・地上3階建
● 総戸数/20戸
● 竣工/2017年7月
● 売主/三菱地所レジデンス(株)、小田急不動産(株)
● 施工会社/大豊建設(株)

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