資産を守るマンション購入!税金・買換えのノウハウから賃貸管理まで解説

セミナーレポート35 The Parkhouse Club会員セミナー[三菱地所レジデンス主催]資産を守るマンション購入!
税金・買換えのノウハウから賃貸管理まで解説

[住まい選びの基礎知識]

2017年03月28日

セミナーダイジェスト

三菱地所レジデンスでは、“一生もの“と言われる不動産を「安心してご購入していただきたい」という想いをもとに、The Parkhouse clubの4つの特典の1つとして、「住まいCollege」 と 「住まいStudy」の2種類のセミナーを開催しています。「住まいStudy」は住宅専門家を招いて、ご購入のノウハウを学んでいただけるセミナーで、2017年1月28日(土)に第53回目を開催しました。

セミナーダイジェスト

第一部では、株式会社フジ相続税理士法人の代表税理士・高原誠氏が、税制改正案の最新情報から贈与・相続税対策等マンション購入・買換えに関する優遇税制を解説しました。
第二部は、住宅アドバイザーの高江啓幸氏と、三菱地所ハウスネットのスペシャリスト2名によるトークセッション。最新のマンション・マーケット動向等の情報をご提供しました。
そして、第三部は個別相談。税金、市況・物件、買換え・賃貸管理の相談にお応えしました。
また、セミナー会場には「首都圏販売物件」の資料をご自由にお持ちいただけるコーナーも設置。担当スタッフに参加者の質問いただくお姿も見られ、「聞きたいことにその場で答えてもらえるので良かった」といった声もありました。
では、当日の詳細を以下にご報告いたします。

【第一部 2017年最新住宅税制! 優遇税制を活用した賢いマンション選び】

【第一部	2017年最新住宅税制! 優遇税制を活用した賢いマンション選び】

今回の「住まいStudy」は、マンションの購入・買い換えにあたっての贈与税や相続税などの優遇税制を解説するセミナーで幕を開けました。講師を務める高原誠氏は、年間約600件以上の相続税申告・減額・還付案件に携わり、不動産・保険等への造詣を生かした相続実務に定評のある先生です。

【第一部	2017年最新住宅税制! 優遇税制を活用した賢いマンション選び】

優遇税制を活かせるか否かで納税額は大きく変わってしまう可能性があります。しかし適用条件は複雑で法改正により変わっていくものなので、一般の方が最新の知識と情報にアンテナを貼り続けるのは至難の業。そこで、髙原氏が住宅ローン控除や住宅取得等資金贈与など住宅購入・お買換えに関する優遇税制のポイントや29年度税制改正案の内容について、相続時にかかる税金などわかりやすく解説しました。

【第一部	2017年最新住宅税制! 優遇税制を活用した賢いマンション選び】

それぞれを図解や具体的な事例を交えて説明するだけでなく、特例を活用するにあたっての注意点などもご紹介。たとえば、(3)の相続時精算課税制度を利用すれば、片親一人につき2,500万円まで贈与税が非課税となるので、5,000万円の物件を購入する際に両親からそれぞれ2,500万円ずつ贈与を受ければ贈与税はゼロで、全額を購入資金に充てられます。ただし適用を受けた場合、贈与税と相続税の申告義務が生じ、しかも適用を受けた親からの贈与については毎年110万円の非課税枠を使った贈与が行えなくなります。110万円の贈与を30年間繰り返せば最終的に3,300万円が非課税となるので、制度を利用しないほうが有利な場合もあるのです。さらに贈与時は贈与税がゼロでも、相続発生時には贈与した金額を相続財産に加算される制度だから、相続税が発生する可能性も。それだけに髙原氏は「制度を利用したあとで後悔する人もいるので、実際に利用するかどうかは慎重に判断するべき」とアドバイスしました。
最後に「住宅を買う際は、まず『この物件に住みたい』『この街に住みたい』ということを決めてから、上手な買い方を考えるのがベター。その際に今日のセミナーが少しでもお役に立つようなら私も嬉しく思います」といったメッセージで締めくくられました。

【第二部 リセールバリューから読み解く、「マンション購入」・「買換え」・「賃貸管理」についての“トークセッション”】

数多くのエリアの住宅事情に精通した住宅アドバイザーの高江氏が進行役を務め、三菱地所ハウスネットからは15年間にわたり不動産の売買仲介に携わってきた和田滋と、仲介から賃貸管理まで幅広い領域のエキスパートである松永渉がパネラーとして登壇しました。

【第二部	リセールバリューから読み解く、「マンション購入」・「買換え」・「賃貸管理」についての“トークセッション”】

人気の条件を備えた優良物件は高値に

人気の条件を備えた優良物件は高値に

最初のテーマは、最新のマンション・マーケット動向。2000年代後半からマンションの供給数は40,000戸前後で安定、ピーク時の約半分となっています。また最近では価格の上昇傾向が明らかになっています。この背景には、立地に優れた物件が主流になっていることで物件数がしぼられ、価格が上昇しているという側面があります」と説明。さらに高江氏は「住宅ローン金利が非常に低いことや税制優遇など購入の際の外的環境は恵まれた状況が続いており、優良物件をじっくりと選べる環境にあります」と解説。
さらに和田が「中古物件は、特に都心部や城南エリアの価格上昇が著しく、『駅近』『大規模』『再開発エリア』など人気の条件を備えた物件が高値成約されています」とグラフで価格推移を提示しながら説明。さらに「条件の良い物件なら将来的に高く売れることを理解しているお客様は多く、成約された方からは感謝いただいています」と具体的事例をもとに話しました。

賃貸物件も設備や利便性の良さが鍵に

賃貸物件も設備や利便性の良さが鍵に

次に、松永より賃貸市場の動向をご紹介しました。リーマンショック以降、大型物件は解約率が高まりましたが、現在は物件の規模に関わらず安定した状況。「賃貸も新築の分譲物件と同様に、住環境に優れた物件や利便性の高い物件は人気です。特に、経済の影響などで価格が大きく変動する売買とは違い、賃貸は非常に安定したマーケットです」と説明しました。
高江氏が「賃貸で契約が決まりやすいポイントは?」を尋ねると、松永は「管理面がしっかりしていることです」と回答。賃貸においても利便性、エリア・環境はもちろん、設備面では24時間ゴミ出しできること、宅配ボックスや防犯カメラが設置されていることが重視されています。「これらが揃っていれば少々家賃が高くても住みたいという方は少なくありません」と松永。それに対して高江氏は「賃貸についても、マンションを購入する際のニーズとほぼ一致していると言えます。好条件が揃っていれば入居者が決まりやすいし、それなりの家賃を設定しやすいということになります」といった見解を話しました。

【第三部 不動産に関する専門家に直接ご相談ができるコーナー】

個別相談

(1)税金(2)市況・物件(3)買換え・賃貸管理の3つのコーナーにて、ご希望者を対象に様々なご相談にお応えしました。

■税金に関するご相談コーナー

第一部で講師を務めた高原誠氏と、税理士の福永俊成氏が真摯に対応。ご相談された方からは「自分ならどの特例が適用され、税金がどのくらい軽減されるかが、具体的な金額ベースで教えてもらえるので役立ちました」といった声をいただきました。

■市況・物件に関するご相談コーナー

第二部で登壇された高江氏と、住宅ジャーナリストの岡本郁雄氏がご相談にお応えしました。参加者は、ご自身の状況を説明されたうえで、市況を絡めた売却のタイミングについて専門家のアドバイスを求めていました。

■買換え・賃貸管理に関するご相談コーナー

第二部でパネラーを務めた三菱地所ハウスネットの和田と松永を含む4名が相談員に。たとえば賃貸経営が初めての方による「どのように進めていったら良いか」というご質問に対し、相談員が詳しくご説明しました。

【お客様の声】

今回ご来場いただいた方々から、「住まいStudy」に参加された目的や、セミナーや個別相談についての感想をおうかがいしました。「様々なアングルから説明してもらい知識が広がった」「話がわかりやすかった」「自分の場合はどの特例が適用されるかがよく理解できた」といった声をいただいております。その一部をご紹介します。

お客様の声

三菱地所レジデンスでは今後も、マンション購入を検討される方々のお役に立てるようなセミナーを随時開催します。
詳細はThe Parkhouse Clubメールマガジンにてお知らせします。

The Parkhouse Clubは、2018年6月22日をもって「三菱地所のレジデンスクラブ」へ統合いたしました。

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「住まいStudy」では、会員様を対象に専門家の講演を開催しています。

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