オーナーズ・ボイス環境の良さに惹かれた低層マンションで、
自身のノウハウを活かした理想の住まい。
2018年01月10日
静かな環境と、明治の邸宅の雰囲気を継承する佇まいに惹かれて
「前の住まいが定期借家の賃貸物件で、家を出る時期が決まっていたんです。その時期に建つ新築物件となると、こちらの条件に合うものがなかなかなかったので、中古物件で探すことにしました」と話す妻の由香さん。夫の勤務先に近く、これまで二人が住んでいたエリアからもあまり離れない範囲で探していくうちに、このザ・パークハウスに巡り会いました。
ここは最寄り駅から徒歩10分圏内。丘の上に建つ低層マンションで、近くに小学校もあります。「駅近の物件で、三菱地所レジデンスのブランドなら確実に信頼できる優良物件だというイメージがあったので、期待して見に来ました。実際に来てみると、駅から近いにもかかわらずとても静かですし、住宅街の中にある低層マンションということで、環境の良さが気に入りました。
壁いっぱいに大きく取られた窓からたっぷりと光が入ってくる。壁面にはリビングの下がり天井のラインを隠すように艶のある白い扉の造作家具を設置し、新たな収納スペースを確保すると同時にすっきりとした印象になっている。息子さんの椅子とテーブルはおじいちゃんからのプレゼント。
また、もともと明治以降のお屋敷があった跡地なのだそうで、落ち着いたレンガ調のタイルの外壁や門構えなど、当時の邸宅の雰囲気を活かした佇まいになっているんです。そういうところにも惹かれました」
実際に人が住んで利用している様子や周囲の環境をじかに見ることができるのは、中古物件ならではのメリットです。横山さんのお住まいは南西向きで、明るいバルコニーからは外構部の植栽がよく見渡せます。まさに“緑に囲まれたお屋敷”というイメージのマンションです。
「エントランスホールから見える中庭の木々もしっとりした雰囲気で、外から帰ってきた時にほっとさせられます。
中庭にある庭石や敷石は、ところどころ苔むしているようなものもあって、昔のお屋敷の時代からあったものも使われていると聞きました。そんなふうに古いものを大事に生かしているところも、個人的にとてもいいなと思っています」
広いスペースと、温かみのあるインテリアが自慢のリビング・ダイニング
「本来の間取りは3LDKでしたが、洋室の壁を取り払ってリフォームし、リビング・ダイニングを約18畳まで広げることができました」と話す由香さん。
広々としたリビング・ダイニングは木目調の床と建具をベースに、白、ベージュ、ライトグレーなど、柔らかな色合いのインテリアでまとめられ、訪れた人もつい長居したくなってしまうような、居心地の良さを感じる空間です。
大胆なデザインの壁紙はイギリス製。キッチン奥の壁には、油汚れが掃除しやすいようにビニルクロスを採用。
「広い空間をいつもキープしていたいので、ダイニングテーブルとソファとボックス棚など、使用頻度の高い家具だけを置くようにしています」とのこと。たしかに、ゆったりした開放感は、このリビング・ダイニングの魅力の一つです。
「先日、ホームパーティをした時は17人くらい集まりました。お客さん用のスツール(腰掛け)を幾つか出しましたが、皆さんそれぞれソファや床でゴロゴロしたりと、好きな場所で思い思いにくつろいでくれました」
白が好きで、これまでずっと白い部屋に住んでいたという由香さん。
この家も、フローリングと建具の茶色を生かせるような、馴染みのよい白やオフホワイトを中心に家具や壁紙を由香さん自身がセレクトしました。実は由香さんの職業は空間デザイナー。キッチン周りの斬新なデザインの壁紙やタイルの使い方が素敵なアクセントになっているなど、お部屋のいたるところでこれまで培ったノウハウが活かされています。
由香さんの実家から引き継がれたダイニングチェアに新しい家族の歴史が刻まれていく。
洗練された雰囲気の中で、ふとぬくもりを感じさせるのが、木製のダイニングテーブルと椅子です。
「足の長い子供用のダイニングチェアは、私自身が幼い頃に愛用していたものです。私が使わなくなってからは、目覚まし時計を置く台として、長年、実家に置かれていました。2年前に息子が生まれた時、この椅子のことを思い出して、再利用することにしたのです。40年くらい前に作られたものですが、改めて見てみると、最近ではなかなか手に入らないデザインで気に入っています」
さらに、それに合わせて大人用の椅子も実家から3脚、持ってきたのだそう。
「大きな椅子は、じつは母が嫁入り道具として持参したものなんです。だから、さらに年代物ということになりますね(笑)」
奇しくもご両親から引き継ぐことになった椅子たち。家族の歴史が刻まれたこの椅子もインテリアの一部です。長く使いこまれた木の風合いが優しい温かさを感じさせます。
毎日の生活で便利さを実感する、設備の数々
対面キッチンの天板の下の壁は、一面を白いクロス、もう一面をタイルにするなど、壁紙、タイル、化粧板を効果的に使い分け、空間にメリハリをつけている。
由香さんが家事をしながら使いやすさを実感しているのは、対面キッチン。リビング・ダイニングが見渡せるので、息子さんを一人で遊ばせていてもいつも目が届き、様子がわかります。
「キッチンのディスポーザーもすごく便利です。子供の食べ残しがあるときも簡単に処理ができて、夏場に生ゴミの匂いの心配がなくなったのは感激でした。生ゴミが出ないとゴミ捨てもらくですし、シンクの排水口のヌルヌルを掃除するストレスからも解放されました。今ではすっかり生活必需品という位置付けになっています」
曇りや雨が続く時期には、浴室の乾燥機も重宝しているそうです。
「ちょっとしたことですが、毎日の生活で便利だなと感じる設備がしっかり整っているところがやっぱり嬉しいですね。とくに私は家で仕事もしているので、家事をより効率よくこなせるのがありがたい限りです」
ラウンジ完成予想CG
空間デザイナーの仕事をしている由香さんは、仕事相手との打ち合わせの際にマンションの共用部である1階のラウンジスペースを利用することもあるそうです。
「ラウンジの壁にはマンションの外壁と同じようなレンガ調のタイルが使われていて、暖炉もあります。重厚感があって落ち着いた雰囲気なので、取引先の人とのミーティングにも安心して使っています。小さい子供がいるので自宅に来ていただくのはちょっと気がひけることもありますし、このような場所があるのは本当に助かります。入居した時は、共用部についてはとくに気にしていなかったのですが、実際に使ってみてそのありがたみを実感しています」
自身のノウハウを活かしながらのリフォームで、理想の家づくりを少しずつ実現させている横山さん。息子さんの成長とともに、家の表情がどのように変わっていくのか楽しみです。
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- 「オーナーズ・ボイス」の記事内容は、オーナー様の感想や体験に基づくものです。
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