「ザ・パークハウス 市谷甲良町」都心の邸宅地という歴史が育んだ、余裕を纏う私邸

ザ・パークハウス ストーリーザ・パークハウス 市谷甲良町
都心の邸宅地という歴史が育んだ、余裕を纏う私邸

[ザ・パークハウス ストーリー]

東京には歴史を感じさせる町名がいくつか残っています。町名を見ながら、江戸時代はどんな人が住んでいたのか、どんな場所であったのか、想像しながら歩く楽しみが生まれます。市谷甲良町もその一つ。旧江戸幕府時代大棟梁だった甲良氏に由来するこの街は、都心にありながら静謐に包まれた邸宅街です。ずっと前からそこに建っていたかのように街の風景の一部となったマンション「ザ・パークハウス 市谷甲良町」をご紹介します。

街にとけ込む自然美が、そのまま風景を創るデザイン

駅前を中心としたオフィスビルや飲食店が集まる賑やかな街という印象が強い市ヶ谷。ところが「ザ・パークハウス 市谷甲良町」が建つエリアは、都心の喧噪とは距離を置き、人々の静かな暮らしが息づく高台の住宅街で、まさに「市谷の奥座敷」。その場所に流れている落ち着きや歴史が育んできた余裕がこのマンションには必要と考え、“都会の隠れ家”のような、ひっそりとした雰囲気を大事にするこだわりを、幾つも盛り込みました。

日本は四季折々、多彩な樹木が織りなす美しい風景を持つ国。歴史あるこの場所だからこそ、敷地を取り囲む植栽には和名を持つ木々を選定しました。元々そこにあるかのように、伸びやかに枝葉を広げる木々。枝葉の間から垣間見られる黒い横ルーバーのバルコニーと長さの違う白い庇が水平に連なる様は、和風の趣きを湛えながら、軽やかでリズミカルな印象を与えます。

アプローチ

アプローチ

植栽の緑が奥へと誘うエントランスアプローチは、踏石の小径と縦格子の連なりが外からの視線を隠すとともに、我が家へと続く安心感も演出しています。小径の先から階下へ降りると現れるのが、大きなガラス扉のエントランス。中に入ると風除室の目の前には、地上の光が降り注ぐ坪庭風の吹抜けが広がります。ここは居室の明かり取りになっているとともに、自然の風景をアートにする工夫がされた吹抜けで、とある美術館で採用されているアートをモチーフにしています。

エントランス

エントランス

坪庭

坪庭

エントランスホールの一角にはライブラリーラウンジが設けられ、居住者は蔵書のほか毎月届く雑誌を楽しむことができます。シックな木調の造作家具に落ち着いたパープルの貼地のソファ。穏やかな灯りのもと、バーのような雰囲気の中で過ごすことができそうです。
本や雑誌を飾る棚は、書院造りの違い棚のように段違いに設置。これは庇やバルコニーをあえて不規則に配置して有機的なデザインとした外観と同じこだわりです。
また、各階のエントランスホールにもアートが飾られ、センスの良いホテルのような空間に仕上がっています。

住戸プランは、分譲実績や地域特性をもとに検証して南側住戸は約80~90m2とし、最大94m2超の広さを確保。ウォークインクローゼットや物入などの収納スペースを十分確保するとともに、一部の住戸では廊下をクランクさせて玄関から直接室内が見えないようにするなど、プライバシーに配慮したプランニングになっています。

  

街の誇りを踏襲し、ここに住む誰もが愛する一邸に

このマンションが企画された当初から、担当者は何度も現地に足を運び、街の雰囲気や魅力をいかにして取り入れ、地域にとけ込むことができるか考えました。
もともと住宅地として永い歴史を持つ街。町割りも江戸時代からほとんど変わっていないといいます。何世代にもわたって住み続けている家も多く、それだけ自分たちの街に誇りをもっている方が多いエリアですので、住民の方々ともじっくり話し合い、様々な意見を頂きました。

安全性に配慮して確保した退避スペース

安全性に配慮して確保した退避スペース

エントランス前の道路はスクールゾーンにもなっており、道路に接している敷地外周部分には、安全を考慮して道路に沿って数カ所に退避スペースを設置。車が通っても安心して歩行でき、また町会掲示板や消火栓・スクールゾーン時間帯のための車止め看板を敷地内の退避スペースに置くことで、街の人たちが足を留め、身近に感じてもらえる工夫を凝らしました。
集合住宅という大きな建物の圧迫感を軽減させるため、バルコニー手すりをピッチの広い横ルーバーにすることで抜け感をもたらしました。さらに庇やバルコニーの配置を木々の葉の重なりのように不規則性を持たせたデザインにして奥行きを出し軽やかな印象とするなど、細かい部分まで配慮をしています。

バルコニーや庇が創り出す雁行形状が植栽帯に厚みをもたらし、建物の風格が増しました。また背の高いモミジを入れるなど、居住者は室内にいても、バルコニー越しに見える緑の清々しさが間近に感じられるようにしています。その街に住む誰もが快適に暮らせるよう、ひとつひとつ課題をクリアすることで、和の風情漂う「街並みへの配慮」と、都心の喧噪を忘れさせる「居住者の開放的な暮らし」を実現する、永く住み継がれていくここにしかないマンションを目指しました。

その他の写真

  • 外観南面外観南面
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  • エントランスアプローチエントランスアプローチ
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  • エントランスホール・ライブラリーラウンジエントランスホール・ライブラリーラウンジ
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  • 坪庭坪庭
  • 基準階 エレベーターホール基準階 エレベーターホール
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  • エントランスホール・ライブラリーラウンジ
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  • 基準階 共用廊下
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企画担当からのメッセージ

市谷甲良町は都心でありながら戸建ても多いエリアであり、それまで大規模開発がなされていない住宅街でした。そのため近隣の方の不安を解消するよう丁寧に話し合いを重ねていき、外観デザインへのこだわりや、町内の安全安心に配慮したランドプランはもちろんのこと、時には工事のやり方まで工夫しながら進めていったプロジェクトです。
計画担当者としては、ここにマンションを建築し分譲することが地域の歴史への貢献であるという信念があります。完成した暁には、この街にあって良かったと思われるマンションでなくてはなりません。デザイン担当者や施工会社などの協力のもと、地域の方からもご納得頂けるマンションになったと思います。

左/都心・城南事業部:岩田(現・第二計画部)
右/都心・城南事業部:橋本(現・三菱地所在籍)

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