Mr.グランデスク
四谷~番町エリアの静・動を体感する
今回は四谷~番町エリアから
お届けします。
前回より本格的にスタートしたGRAN DESK(グランデスク)スタッフによる“街歩き”。今回は三菱地所グループにとって縁が深く、かつ都心を代表する邸宅街である番町へと、再開発による都市の躍動感が芽生えた四ツ谷駅周辺を出発点に歩いてみました。
今回はMr.グランデスク小川 武史と、働く女性の視点からお客様に寄り添う梶村 光が“街歩き”。若いご夫婦や子育てされるご家族などにも、ここ番町の魅力をご紹介できればと思います。
梶村 光 プロフィール
1988年生まれ。2011年三菱地所レジデンス入社。
以来、新築分譲マンション販売に従事し2021年よりグランデスク担当となる。
特技は水泳。最近の楽しみは、思い立ったら訪れたくなった土地に旅行すること。
文教施設や迎賓館など
気品ある薫り漂う四ツ谷駅周辺が、
再開発により、ビジネスと暮らしの
躍動感あふれる街に進化。

JR「四ツ谷」駅麹町口を出るとすぐに「上智大学」が見えてくるこの地は、都市の躍動が息づく駅前から、どこか凛とした空気が満ちてくる街。
もとより「成城石井」やカフェ・レストラン等がある「四ツ谷」駅構内の「アトレ」など気品ある利便性が息づいていた駅前ですが、2020年に四ツ谷駅前初となる超高層ビルを含む大規模再開発「コモレ四谷」が開業し、LINE本社をはじめとするグローバルオフィスが入居するなど、ビジネス都市としての躍動と文教エリアとしての若々しさが調和した街へと進化しています。
「コモレ四谷」内にもスーパー「ライフ」やドラッグストア等が生まれると共に、多彩なレストラン&ショップがオープン。お洒落なお店が増えて洗練された印象が高まっただけではなく、都心部でありながら「暮らし」のための日常的な利便性が向上している印象です。
「四ツ谷」駅は、JR中央線快速・総武中央線に加えて丸ノ内線・南北線の東京メトロ2路線が使いこなせる交通結節点。優れたアクセス利便と、再開発によって生まれた暮らしの利便性。「四ツ谷」駅前は、いきいきとした「動」が息づき一気に華やかなエリアへと変貌を遂げた印象でした。
「成城石井」や洗練されたカフェやショップが連なる「アトレ四谷」。
JR中央快速線・中央総武線と
東京メトロ丸ノ内線・南北線が利用できる「四ツ谷」駅。
再開発により生まれたオフィス・商業・文教・住宅複合施設「コモレ四谷」。
四ツ谷駅前エリアと
六番町の間に展開される、
「動」から「静」へと移ろう心地よい街並み。
「コモレ四谷」商業ゾーンを巡ってみました。その名も「コモレモール」。スーパー「ライフ」だけではなく、コンビニエンスストア、ドラッグストア、100円ショップ、クリーニング店、クリニックまであるラインナップは、暮らしの「動」そのものです。さらに「木漏れ日」を語源に名付けられたこの施設は、豊かな植栽計画によって「静」を創り出し、「動」と「静」を巧みに融合させています。
外濠通りを横断してみましょう。横断してすぐの外濠公園にテニスコートや野球場と共に豊かな緑が広がります。春には240本ともいわれる桜が一斉に開花。都内に暮らす方なら、きっとJR中央快速線や総武中央線車窓から、外濠の水景と美しい木々を眺められたことがあるでしょう。
この地は「動」と「静」が美しく融合した地。その「動」と「静」を、より豊かに進化させたのが四谷だとするなら、外濠の対岸にも連なる「外濠公園」の奥に広がる、「変わらない静」を継承する地こそが、六番町です。
生活利便施設により新たな「動」を生み出した「コモレ四谷」。
外濠を緑越しに見渡せるスポット。都心とは思えない水と緑が日常に。
外濠公園周辺は都心では稀少な自然資源の宝庫。
利便性豊かな駅周辺エリアにほど近い地で、
“番町らしさ”を今なお留める地、六番町。
「四ツ谷」駅前より一歩内に足を踏み入れると広がる六番町には、創立100年余、カトリック教育を展開する「雙葉中学校・高等学校」、日本の近代教育の始まりである学制公布の前年・1871年に開校した「番町小学校」など、番町を象徴する教育機関が所在しています。
それは、学び舎にふさわしい知の薫りを漂わせる存在であると同時に、この街の歴史そのものであり、自然と共に街並みを形成するひとつの風景。東京都文教地区でもある界隈は、建築条例により「住戸の床面積」等が定められ、「定住」を目的とした住宅を誘導することで敷地の細分化を抑制。「静」とゆとりが織り成す風格ある街並みを形成しています。
そして「四ツ谷」駅前や日本テレビ通りなどすぐ傍に「動」がある。「静」と「動」を享受できることも六番町の大きな魅力と言えるでしょう。
教育施設と緑道が続く落ち着いた景観。
豊かな緑量が住宅と融け合って「静」を形成する六番町の街並み。
木漏れ日が心地よい、番町小学校周辺の沿道。
再開発で生まれた
「コモレ四谷」
四谷~番町に展開する皇居・お濠が形成する多段的な緑から隆起するような高層棟。四周に開かれると共に迎賓館、外濠、番町、そして皇居へとつないでいく緑。この地の江戸~明治から続く風土の豊かさの象徴として生まれた再開発ビルは、ワーカー向けだけではなくスーパーやドラッグストア、医療・金融機関など地域生活を支えるテナントも特徴。スーパー「ライフ」は深夜0時まで営業で働くご家族にとっても頼もしい存在です。


番町の庭「No.4」
再開発が構想される日本テレビ跡地「番町の庭」に、期間限定店としてオープンした「ネイバーフッドプレイス」をコンセプトに生まれたショップ。提供するのはハンドクラフトな食と空間。自社焙煎の珈琲、店内で焼き上げたこだわりのパン、ベジタリアンも楽しめるお料理などが用意されており、平日のモーニングやお休みの日のブランチなどを愉しめます。「番町の庭」では、マルシェなどのイベントも開催されています。

提供写真

提供写真
聖イグナチオ教会
四ツ谷駅前の風景を形成する楕円形の主聖堂が象徴的な、上智大学の一角にあるカトリック教会。どなたにでも開かれた聖堂内には、教会を支える12人の使徒たちを表現した日本画家・上野泰郎氏による12枚のステンドグラスなど、信徒であるなしに関わらず、しばし腰を下ろし静かな時間を過ごせる場所があります。


- 梶村:
- 都内の様々な文教地区を見てきましたが、教育機関が街並みに融け込んでいる点で四谷・番町は格別ですね。静けさに趣や深さが感じられます。
- 小川:
- 伝統的な教育施設や邸宅の高級感を継承しながらも、四谷の再開発をはじめ新たな息吹も感じられます。現代の洗練を物語る建築も増えていますね。
- 梶村:
- 実際に歩いてみるとイメージを超えた緑の豊かさを感じられます。都心の利便性に寄り添いながらこれほどの緑の中に暮らせる。まさに贅沢な地です。
- 小川:
- 皇居を挟んで丸の内・大手町を望むという点においても、私たち三菱地所グループにとって特別な場所。私たちにとっても、変わらないよさと魅力ある進化を感じさせる今後の街づくりが極めて重要です。
Mr.グランデスク 小川武史が改めて想う。
「変わらない番町を、変わりゆく周辺の
利便性を享受しながら住まう。
それこそ、これからの番町ぐらしの豊かさ」
「番町」と聞いて、皆様どんな印象をお持ちになるでしょう。皇居に隣り合う伝統的な高級邸宅街。国際色豊かな大使館立地。そしてこの“街歩き”でも触れた文教地区としての側面。
番町が稀少なのは、こうした“変わらない側面”を持ち続けており、それを継承していくためのまちづくりを地域の方々が大切にしているところ。だからこそ良質な住環境がいつまでも維持され続けているといえるでしょう。
この度の“街歩き”はそうした番町を、魅力的な変貌を遂げた四谷と共に見てみました。番町エリアは、「麹町」駅・「半蔵門」駅を利用できるほか、六番町が接する「四ツ谷」駅、五番町が接する「市ヶ谷」駅と都心中枢軸を形成するJR線を利用できる立地。ご夫婦ともに働いている世帯が多い現代においても、理想的な場所と言えるでしょう。
変わらない住環境を留めながら周辺の充実する利便性を享受する。そんな新しい時代の“番町”が、この街歩きから見えてきました。