グランデスク コラム Vol.5

三菱地所グループの街づくりへの想いが込められた街、
千代田区番町
新プロジェクト
<(仮称)千代田区三番町26計画>

2021.7.2 FRI
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(仮称)千代田区三番町26計画 外観完成予想CG

三菱地所グループを物語るにあたって欠くことのできない2つの街が都心の中枢・千代田区に存在します。

ひとつは「三菱村」と呼ばれる丸の内。「三菱一号館」の竣工以来、オフィス開発を中心に130年余りにわたる街づくりを進めてきたエリアで、今なお再開発が進められています。
そしてもうひとつは、番町※1。三菱地所グループはこのエリアで、丸の内と同様に街づくりの一翼を担い、14プロジェクト・846戸※2の集合住宅を手がけてきました。
今回は、番町での街づくりを紐解き、新プロジェクト<(仮称)千代田区三番町26計画>についてご案内いたします。

※1:番町とは千代田区一番町~六番町までの一帯を指しています。
※2:非幹事事業を除く。

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三菱地所グループが番町で取り組んできたのは、
街並みとの調和を超える、未来に手渡せる街づくり

番町は、かつて江戸城守護のためにとくに重視された旗本、「大番組」の屋敷が建ち並ぶ場所でした。

江戸時代の武家屋敷地から、明治維新以降は丸の内等の官庁に勤務する官員や華族のお屋敷、また大使館が建ち並ぶ邸宅地へと変遷しましたが、江戸時代に計画的に整備された町割りがほとんど変わることなく現在に至っているため、ゆとりのある区画、通りが残されています。

ゆとりある通りが残る番町

ゆとりある通りが残る番町

三菱地所グループが番町で行ってきたのは、決して単体の集合住宅開発ではなく、その土地の歴史性を紐解き、未来へ手渡していくための街づくり。それは、番町の骨格である美しい“通り”を、より豊かな街並みにしていくための取組みです。

  • 1パークハウス ジオ六番町(総戸数14戸/2001年竣工)
  • 2パークハウス 四番町(総戸数16戸/2002年竣工)
  • 3ルクセンブルグハウス(総戸数87戸/2003年竣工)
  • 4パークハウス 二番町(総戸数51戸/2004年竣工)
  • 5三番町パークテラス桜苑(総戸数102戸/2005年竣工)
  • 6番町パークハウス(総戸数128戸/2007年竣工)
  • 7パークハウス 三番町(総戸数67戸/2008年竣工)
  • 8パークハウス 一番町(総戸数24戸/2011年竣工)
  • 9ザ・パークハウス 六番町(総戸数46戸/2012年竣工)
  • 10ザ・パークハウス 四番町レジデンス
    (総戸数39戸/2013年竣工)
  • 11ザ・パークハウス グラン 三番町
    (総戸数148戸/2014年竣工)
  • 12ザ・パークハウス グラン 千鳥ヶ淵
    (総戸数69戸/2015年竣工)
  • 13ザ・パークハウス 三番町テラス
    (総戸数24戸/2018年竣工)
  • 14ザ・パークハウス 五番町(総戸数31戸/2018年竣工)

三菱地所グループ 千代田区番町 分譲実績一覧/竣工年順
※非幹事事業を除く

たとえば番町エリアの高台の尾根にあたる二七通りは、番町の表玄関ともいえる通りです。
その通りには、車寄せのあるゆとりある迎賓空間を確保し、美しい秩序を醸すシンメトリーな建物<ルクセンブルグハウス>が佇んでいます。
その隣に、<番町パークハウス>の豊かな緑と車寄せによるピロティ空間が連なることで、通りは、番町エリアの表玄関にふさわしい表情と圧迫感が緩和された開放的な景観を実現しています。

ルクセンブルグハウス、番町パークハウスが連なる緑豊かな二七通り

ルクセンブルグハウス、番町パークハウスが連なる
緑豊かな二七通り

また有島武郎、島崎藤村、与謝野晶子などの文化人が多く暮らしていたことに由来しその名がついた番町文人通り。外部から散策に訪れる方も多い、空が心地よく広がる真っ直ぐに開けたこの通りには、あたかも散策路の続きであるかのような広々としたアプローチ空間に、通りと連続する豊かな緑、そして水景や光といった美のエレメントによる表情を設えた<ザ・パークハウス 六番町>や<三番町パークテラス桜苑>を手がけてきました。

さらに、番町のメインストリートである大妻通りより一歩奥まった坂道の頂には、オフィスの多い通りにひときわの潤いをたたえて<ザ・パークハウス グラン 三番町>が颯爽と佇んでいます。通りと共に形成された広場のようなアプローチには、豊かな木々と美しいカスケード。約70mの間口を持つ広大な整形地にふさわしい環境創造を実現しています。

“通り”を活かしつつ、ただ街並みに調和するだけではなく、その魅力を深め、さらなる番町らしさを表現する集合住宅づくりこそ、私ども三菱地所グループが目指してきたものなのです。

水景と光のエレメントによって表情を設えた<ザ・パークハウス 六番町>

水景と光のエレメントによって表情を設えた
<ザ・パークハウス 六番町>

水景と豊かな緑を配した<三番町パークテラス桜苑>

水景と豊かな緑を配した<三番町パークテラス桜苑>

広い接道面を活かし、緑の潤いあふれる街並を創造した<ザ・パークハウス グラン 三番町>

広い接道面を活かし、緑の潤いあふれる街並を創造した
<ザ・パークハウス グラン 三番町>

<(仮称)千代田区三番町26計画>
番町の玄関口ともいえる地に、新たなる彩りを生む「街並み」が生まれる

そして今、美しい歩道と並木がつづくメインストリート大妻通りに、番町を象徴する新たな風景が生まれようとしています。

皇居のほとり、四方を“通り”に囲まれた三番町のヒルトップ。番町の魅力である、“通り”と“ゆとりある敷地”があるからこそ叶えられる街づくりに、「四方道路」というこれ以上ない優位性を有する<(仮称)千代田区三番町26計画>です。

(仮称)千代田区三番町26計画

【計画概要】

所在地 /東京都千代田区三番町26番1(地番)
敷地面積/1,734.28m²
総戸数 /102戸

外観完成予想CG

外観完成予想CG

四方が接道する理想的な敷地は、北側が番町の玄関口にあたり、南側は半蔵門駅からの動線にあたります。ともに建物の「顔」となるからこそ南北に「杜」を創造し、さらにエントランスを形成する東西に並木状の樹木を配することで、「番町の街角を潤すテラスガーデン」を志した景観創造を計画しています。

とりわけ北側の杜には、水盤と福島県・三春滝桜の子孫木を配し、皇居・千鳥ヶ淵に沿う遊歩道の「桜」を引き継ぐ景観としています。
ソメイヨシノやオオシマザクラが主となる千鳥ヶ淵に対し、早咲きの品種を採用することにより一足早く番町に春の訪れを知らせる「桜の起点」となる演出としました。

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敷地配置イメージイラスト

敷地配置イメージイラスト

“通り”を豊かに演出し、ゆとりある敷地を潤いある景観に変える緑や水の設えは、近年、環境保全の取組みとして当社が推進している、地域植栽の選定や周辺緑地と連携するための「BIO NET INITIATIVE」(ビオ ネット イニシアチブ)のガイドラインがふまえられています。新プロジェクトでは、皇居・千鳥ヶ淵をはじめとする周辺の緑とエコロジカルネットワークを形成することで地域全体の環境保全を図る「BIO NET INITIATIVE」の取組みにより、過去に取り組んできたプロジェクトとともに、番町の街づくりの一翼を担っています。

建築もまた、美しい秩序を街並みに発信するシンメトリーデザインを採用し、番町における三菱地所グループの街づくりへの想いを継承しています。ギリシャ建築を思わせる列柱の連なりには、番町の伝統への敬意と共に、世界都市・東京の先進性にふさわしいアーティスティックな感性が込められています。

外観(立面)完成予想CG

外観(立面)完成予想CG

外観(エントランス)完成予想CG

外観(エントランス)完成予想CG

「ガーデンラウンジ」イメージイラスト

「ガーデンラウンジ」イメージイラスト

建物内に入ってからも、美しい秩序感や街並み景観との連続性が感じられます。ガーデンラウンジにてふと視界を外に向けると、柔らかなアールを描いて連なるガラス面に向かって、ゆとりと寛ぎが開けていくように広がる、杜の景観。すみずみまで番町らしい様式美に満たされた空間で、深い寛ぎとホスピタリティを実感できるプランニングです。

その他にも、外部からの視線に配慮した地下空間の車乗降スペース、魅力的な日常を提供するコンシェルジュサービスなど、細部に至るまで住まう方を上質なおもてなしの精神と共にお迎えする新プロジェクトです。

時を重ね、住む人の、街の「資産」となる品質を。
私ども三菱地所グループの、街づくり、集合住宅づくりの思想、その象徴ともいえる役割を担ってきた都心中枢・番町の新たなる計画に、是非ご期待ください。

※本記事中の「(仮称)千代田区三番町26計画」に関する計画概要および完成予想CG・イメージイラストは計画段階のものであり、変更になる場合があります。

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