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三菱地所ハウスネットが開催した「賃貸オーナー様向けイベント」を取材しました

不動産の賃貸運用をしている方々を対象に、三菱地所ハウスネットが開催している毎年恒例の賃貸オーナー様向けイベントが、11月に梅田スカイビルにて開催されました。今回は、三菱地所ハウスネットから3人の社員が登壇し、「オーナー様にお伝えしたい賃貸現場の今」というテーマで行われたセミナーの様子をレポートします。

関東化してきた賃貸条件

企画営業グループ 野村さん

企画営業グループ 野村さん

登壇したのは、三菱菱地所ハウスネット関西賃貸営業部企画営業グループの宮西さんと野村さん、梅田営業所の冨田さん。入居条件の変化や建物老朽化トラブルなど、様々なトピックスについてセミナーが行われました。
まず、野村さんが取り上げたのは「関東化してきた賃貸条件」について。関西では賃貸借契約をする際、昔は保証金が賃料の約10ヵ月分、と初期費用が非常に高額でした。またオーナー様の収入である退去時の敷引きは約4ヶ月分。現在は保証金が敷金に、敷引きが礼金に代わり、それぞれ1か月〜2か月程度の範囲で設定されている物件が多いので、オーナー様は収入減となります。
そもそも敷金・礼金は関東圏の習慣で、関東では礼金以外に2年ごとの更新料、鍵の交換費用や退去後のクリーニング費用も借主様の負担となる場合が大半です。オーナー様の収入が減っている今、関西でも東京のような諸費用の負担を借主様に求める物件が随分増えてきているようです。

また初期費用や賃料を下げることで、借主様の質が落ちることを心配する声に対して、「三菱地所ハウスネットはオーナー様に代わって賃貸トラブルの対応をしますので、審査も慎重に行っています。転居の理由に不自然な点はないかなど、様々なポイントで内容を精査します。何かが起こってお困りになるのはオーナー様ですので、家賃保証の審査が通っても、ご自身でよく申込内容を確認されることをお勧めします」と話されました。

建物老朽化によるトラブル実例

続いて冨田さんは、築30年以上の物件が増えているため、老朽化により起きるトラブルの実例を紹介。
とある物件では、コンクリートに埋設されている給湯管が漏水し、修繕工事の費用に加え、入居者様の仮住まいとしてのホテル代、食事代、それから漏水により高くなった水道代なども請求されたため、大変な負担になったとのこと。
「築30年以上の建物で、今後大規模なリフォームをされる際には、給湯管や水道管の引き直しからご検討されるのが良いかと思います。また、オーナー様は火災保険に入っていたものの、主に火災等の損害を対象とした内容であったため、補償の範囲外に。賃貸用の特約を付けていなかったことを非常に悔やまれていました」
宮西さんからは「自宅とは違い様々なリスクがある賃貸物件では、実は特約が重要です。施設賠償責任保険特約、水道管自体の交換費用の補償や、孤独死の場合の補償などもあります」と説明がありました。

梅田営業所 冨田さん

梅田営業所 冨田さん

変化する入居者意識

企画営業グループ 宮西さん

企画営業グループ 宮西さん

引き続き冨田さんから、ひと昔前に比べて最近の入居者様は消費者意識が強い傾向にあるというお話も。
例えば、以前は綺麗なクロスであれば、そのまま張り替え無しということもありましたが、最近では張り替えていて当然という入居者様も多く、また設備が壊れると「今すぐ直してほしい」という要求も多いそう。しかし、古い設備の場合、部品がないため修理ができず、交換には時間もかかるため入居者様の不満が増大。「説明してもなかなか受け入れてもらえない」というケースも増えているそうです。
「これからは壊れてから直すのではなくて、修理のできない古い設備は先に交換しておくことが必要」と宮西さん。冨田さんも「せっかく交換されるなら、新しい状態で募集をした方が入居促進にもつながります。特にオートロックは15年以上経つと修理ができないということもよくあります。寿命が来る前に交換する方が賢明かと思います」と話されました。

自然災害のリスクに備える

最後に野村さんは、「最近は温暖化によりゲリラ豪雨や線状降水帯の発生など、短時間豪雨の発生回数が1980年代と比べて約1.7倍になっている」と自然災害の発生リスクについて述べ、メンテナンス不備により全戸が雨漏り被害を受けて、多大な損害が出た実例を取り上げました。
「今後甚大化が予想される自然災害に備えて、建物の定期的なメンテナンスを行っておくことが必要です。また、資金準備の手段として賃貸住宅修繕共済を活用されるのも良いかと思います」とのアドバイスもありました。

今回のセミナーでは、関西と関東の賃貸条件の違いや、よくあるトラブル、時代と共に変わっていく入居者意識など、賃貸現場のリアルな現状がよく分かり、参加された方々は熱心に聞き入っておられました。また、セミナー後にブースにてご相談されている方も多数おられ、イベントは盛況のうちに終了しました。
三菱地所ハウスネットでは、入居者様のニーズを常にとらえて、火災保険の特約やトラブル回避のためのアドバイスなど、多角的な面でオーナー様のサポートをしています。現在の賃貸経営、そしてこれからの賃貸計画で何かご不安な点がありましたら、ぜひお気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

セミナーの様子

セミナーの様子

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まずはお気軽にご相談ください。

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