人を、想う力。街を、想う力。三菱地所グループ 三菱地所と次にいこう。
MENU
『ザ・パークハウス 神戸タワー』全景
『ザ・パークハウス
神戸タワー』全景
旧ファミリアホールの外壁、意匠が復元された壁面(北東側)
旧ファミリアホールの外壁、
意匠が復元された壁面(北東側)
『ザ・パークハウス 神戸タワー』全景
『ザ・パークハウス 神戸タワー』全景
  • # 一生もの
  • # タワーマンション
  • # グッドデザイン賞受賞

『ザ・パークハウス 神戸タワー』に見る、
街の歴史や風景を
大切にする三菱地所レジデンスの住まいづくり

神戸市・中央区にある高層タワーレジデンス『ザ・パークハウス 神戸タワー』(分譲済)。明治時代に建てられ、維持保存が困難とされる歴史的建造物が、現代の住まいへと生まれ変わった全国的に見てもほとんど前例のない取り組みで、2020年にはグッドデザイン賞を受賞しました。今回は、歴史・文化を継承し、新たな街の景色を形成するシンボリックレジデンスをご紹介します。

維持保存が困難とされた
歴史的建築物を再生

解体前の旧ファミリアホール
解体前の旧ファミリアホール

『ザ・パークハウス 神戸タワー』は、1900年(明治33年)に建てられた「旧三菱合資会社神戸支店(のちのファミリアホール)」が、その外郭の一部を遺して生まれ変わった地上33階建の超高層制震タワーマンション。

旧三菱合資会社神戸支店は、誕生した当時からルネサンス様式による切り石積みや半円の装飾による美しさが評価され、名建築と称されてきました。神戸市の「景観形成重要建築物等」に指定されており、法的拘束力はないものの、歴史的建築物の価値を保ちながら活かして使い続けていくことが求められていました。しかし戦災や阪神大震災で受けた損傷は大きく、そのままの形で維持管理していくことは非常に困難でした。

取り壊される建造物を再生し、安全性を確保したマンションへと生まれ変わらせるべく命を受けたのが三菱地所レジデンスをはじめとする事業者4社。住宅としての安全性を重視した上で、歴史的な建物を保存する手法を検討し進めていきました。

職人の手作業と先端技術
「生捕工法」による復元

神戸の街に愛されてきた歴史ある建築物を、保存しながらマンションに変える――。これは、全国的に見てもほとんど前例のない取り組みでした。しかも100年以上前の建物の図面は残されていないので、外壁の石の裏側がどうなっているのかわかりません。

既存外壁の保存のため、様々な方法を検討し悩んだ結果、住まいとしての長期の安全性を最優先するため「生け捕り」という手法を採用することになりました。「生け捕り」とは、簡単にいうと外壁の石組みを「外して組み立て直す」手法です。

まず通常の解体は重機を使いますが、このプロジェクトでは一つひとつの石材を壊さないよう慎重に手作業で行いました。石材のそれぞれにナンバリングして、元の場所に戻すという気の遠くなる作業。もちろん「外す」といっても一筋縄ではいきません。風化した石材を壊さないよう、慎重で繊細な工程を実施し、そうして解体した部材は、5,327点にも及んだといいます。

一つひとつにナンバリングして保管された石材
一つひとつにナンバリングして保管された石材

また、復元にあたってこだわったのが、石材の加工や洗浄です。石材に付着したモルタル等を除去、洗浄や保護剤を塗布し、風合いを残すため、きれいにしすぎないよう注意をはらいました。当時の設計資料は存在しないため、レーザースキャナーを使用してデジタル化した設計図を基に、石材を元通りに積み直して復元。

このような繊細で緻密な作業工程により、超高層タワーマンションと歴史的外観を一体化させた偉業を成し遂げることができました。

  • 取り外した外壁(石材)一つひとつの「ナンバー」を記した解体時の資料
    取り外した外壁(石材)一つひとつの「ナンバー」を記した解体時の資料
  • 生け捕りにより復元された『ザ・パークハウス 神戸タワー』基壇部
    生け捕りにより復元された『ザ・パークハウス 神戸タワー』基壇部
  • 「生け捕り」により保存・再生された意匠は、外壁だけでなく共用部にも息づいています。石造りの半円アーチや、旧三菱銀行時代の金庫扉など、かつての建物の記憶を受け継ぐ意匠が随所に取り入れられ、空間に歴史の趣を添えています。

    また折上げ天井や窓の装飾などは、建設当時の佇まいをモチーフに、長く神戸の街に親しまれてきたファミリアホールの雰囲気を大切にデザインされています。木調の温もりと石材の重厚感が融合したクラシックモダンなしつらえは、ここがタワーレジデンスであることを忘れてしまうほどの荘厳な雰囲気に包まれています。

  • かつての建物の意匠や面影を受け継ぐエントランスホール。印象的な折り上げ天井が、旧ファミリアホールの雰囲気を今に伝えている。
    かつての建物の意匠や面影を受け継ぐエントランスホール。
    印象的な折り上げ天井が、旧ファミリアホールの雰囲気を今に伝えている。
  • 旧ファミリアホールの金庫扉を再利用したエントランスホールの装飾
    1
  • 旧ファミリアホールの意匠をモチーフにデザインされた折上げ天井
    2
  • 旧ファミリアホールの意匠をモチーフにデザインされた折上げ天井
    3
  • 旧ファミリアホールの意匠をモチーフにデザインされた折上げ天井
    4
  1. コンシェルジュカウンターの正面に構える半円アーチ。
  2. 旧三菱銀行神戸支店時代の金庫扉は、
    メールコーナーに続く扉として受け継がれている。
  3. エレベーターホールの奥に配置された金庫扉。
    こちらも旧三菱銀行神戸支店時代のもの。
  4. 木の温もりとクラシカルな意匠が、
    ファミリアホールの面影を感じさせるラウンジ空間。

神戸の記憶を受け継ぐ
タワーレジデンスが完成

いくつものこだわりと当時の最新技術を駆使し、建物の外壁を保存・復元したことで、引き続き都心部における重要な街角景観を形成し、「景観形成重要建築物等」の継続指定を受けることができました。さらに歴史的な建築物の保存と不動産開発の両立が評価され、「ザ・パークハウス 神戸タワー」は2020年度グッドデザイン賞を受賞しています。

100年を超えるこの地の長い歩みと向き合いながら、かつての記憶を未来に伝え、次代へ誇れる建築を目指し建てられた『ザ・パークハウス 神戸タワー』。新たな神戸のランドマークとなり、令和の時代に過去と未来をつないでいます。

三菱地所レジデンスは、その場所の歴史や街の風景、生きる人たちの未来を見据えた住まいづくりを行ってきました。今回のプロジェクトも、地域の文脈にふさわしいマンションを建てるという企業ミッションをまさに体現したものといえるでしょう。

  • 夜のメインエントランス。歴史的建築物の保存と現代の住まいづくりを両立した外観。
    夜のメインエントランス。
    歴史的建築物の保存と現代の住まいづくりを両立した外観。
  • 神戸の街を見渡すスカイラウンジ。歴史を受け継ぐ建物が新たなランドマークとして息づいている。
    神戸の街を見渡すスカイラウンジ。
    歴史を受け継ぐ建物が新たなランドマークとして息づいている。

ザ・パークハウス 神戸タワーについて
詳しく知りたい方はこちら

トップページに戻る