築110年以上の歴史的建造物を保存しながら
マンションをつくるという難題。
このプロジェクトの舞台となる旧ファミリアホールは、1900年に三菱合資会社神戸支店として建設されました。この建物は神戸市の「景観形成重要建築物等」に指定されており、法的拘束力はないものの、歴史的建築物の価値を保ちながら活かして使い続けていくことが求められていました。
また、所有者である子ども服ブランドのファミリアにも「保存してくれる企業に託したい」との想いがあり、地域の方々の大切な記憶を受け継ぐ想いと共に、開発担当として、神戸の歴史を物語る象徴的な建築物をいかにして保存・復元するかを念頭に、新しい住まいをつくるプロジェクトを進めました。



