INTERVIEW

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特別対談

三菱地所レジデンス

旭化成不動産レジデンス

熊  谷  組

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3社の叡智を結集し、
都心タワーの集大成を。

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山田 将由

  • 三菱地所レジデンス株式会社
  • 街開発事業部
  • 建替事業推進室
  • 建替事業推進グループ
    リーダー
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花房 奈々

  • 旭化成不動産レジデンス
    株式会社
  • 第一営業部 第二グループ
    課長
  • マンション建替え研究所
    副所長
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吉田 征司

  • 株式会社熊谷組
  • 設計本部 設計第3部
  • 設計第2グループ
  • グループ副部長

初めてこの地を見たときに、
感じたこと、
思ったこと。

花房:イタリア大使館の門が印象的でした。このエリアは大使館などがあり、独特な雰囲気が漂う地でありながら住宅地であることに価値を感じました。

吉田:田町から歩いてくると目の前に東京タワー。桜田通りあたりには高い建物もある。そんな環境なのに、通りから一歩入った瞬間に静寂に包まれる。さらに、大使館や綱町三井倶楽部といった堂々とした建物が並んでいる。都心のなかにこういった場所があるんだと感動しました。

山田:私が初めてここにきたときは、建物の形状がおおむねできていました。この環境にレジデンスが建つということにちょっとした感動がありました。

国内初※1の「マンション建替法に基づく容積率の
緩和特例制度」適用事業、そのメリットとは。

山田:ここは法的な束縛が多い土地。通常なら18階建てくらいになりますが、公開空地※2を設けるなど地域に貢献することで容積率の緩和特例制度を利用することができました。制度の最大のメリットは床面積が確保できること。それにより事業スキームが大きく改善しました。

吉田:このプロジェクトに参画したのは2014年で、床面積の確保が最大の課題でした。そのような中、同年にマンション建替法に基づく容積率の緩和特例制度が策定され、これを適用することにより床面積の確保が可能となりました※3。また、現在は港区の高さ制限がありますが、港区の認定を受け、その高さ制限を緩和することができました。建替法や高さ制限などをクリアするために、まさに今しかないという絶妙なタイミングで当プロジェクトに着手することができました。

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一般的なタワーマンション

通常、タワーマンションは用途地域の制限やルールなどによって、国道などの大きな通り沿いにしか建てることができないことが多い。

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本プロジェクト

本プロジェクトは「マンション建替法に基づく容積率の緩和特例制度」に適用を受けているため、今回のように落ち着きと静けさに包まれた立地にタワーマンションを建てることが可能となった。

注)港区の「絶対高さ制限を定める高度地区」ルールにより、本物件と同一規模・形状の建物は建築できません。

建替事業だからこその良さ、
そして街への影響。

花房:もともと住んでいた地権者の方々に、ここにマンションを建てるときにどのようなプランが良いかを聞くことができます。長く住んでいらっしゃる経験からのリアルなご意見はすごく参考になります。
山田:建替え事業では稀少立地を確保できることが多くありますね。街への影響としては、老朽化した物件が新しくなるので、周辺への安全性が高まります。
吉田:用途にもよりますが、通常新しく建物ができると環境が大きく変わります。ですが、建替え事業はマンションからマンションになるので、比較的住環境を維持しつつ生まれ変わる事ができるのが利点だと思います。
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配棟計画でのこだわりと
ランドスケープのコンセプト。

吉田:やはり隣のイタリア大使館の存在が大きかった。そのイタリア大使館とどう向き合うかを、配棟計画ではこだわりました。道路沿いには歩道上公開空地、イタリア大使館側には公開空地を設け、景観の連続性を意識しました。居住者のためにラウンジから望めるプライベートガーデンをつくりました。デザイン的には大人のシックな空間となることを目指しています。

この街並みにふさわしい
レジデンスと
なるために。

花房:この物件は周辺環境に配慮された姿形をしています。色調もデザインも落ち着きがあり、街並みと調和している。新しいのに前からここにあるようなイメージを醸していますよね。
吉田:公開空地にはイタリア大使館に負けない緑量を設けたかった。しかし、公開空地の性質上、広場も設ける必要があり、広場と緑のバランスにこだわりました。ベンチなどを設けて、歩きながらゆっくりと緑を楽しんでもらえます。
山田:落ち着きがあり、豊かな緑がある。最初にここに来たときに感じた、この地ならではの魅力がしっかり息づいた、上質なレジデンスになったと思っています。
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