

チェックアイズ――丸の内の歴史と品質へのこだわりが生んだ、独自の基準。
[5つのアイズ]
2017年02月28日
三菱地所は、明治時代から丸の内でオフィスビルの開発を手掛けてきました。それは、わが国に建築基準など確立されていない時代のこと。
基準がないなら自分たちでつくるしかない。自ら基準をもって建物をつくってきた歴史を背景に、建物品質に対するこだわりが育まれてきました。
この思想は、三菱地所レジデンスのマンション事業にも受け継がれ、独自の基準をもってマンションを建築してきました。「住宅性能表示制度」がスタートした2000年からも、公的基準だけではなく、それまでに培ってきた独自の基準による品質管理を継続。ザ・パークハウスの建物品質―それは、100年以上にわたる品質へのこだわりによって、守られています。
これらの背景を踏まえ、“しっかりと造り、品質についてお客様にきちんとお伝えする”ために生まれた発想、それがCHECK EYE'Sにほかなりません。
設計から施工・完成時に至るまで品質管理を行い、その結果をお知らせしています。
Check01/設計段階
基本設計・実施設計チェック
設計段階の住宅性能評価および基本性能についてお知らせする
「CHECK EYE’S BOOK」
社内の一級建築士を中心とした、建築・構造・設備・外構植栽における各分野のスペシャリストたちが、関連法規および住宅性能評価基準はもとより、当社独自のザ・パークハウス発注仕様書・マニュアルに基づき、設計品質のチェックを行っています。

設計住宅性能評価に基づく等級を、解説入りで開示します。また、当社の取り組みをはじめ、ザ・パークハウスの基本性能についてご説明します。
Check02/施工段階
現場巡回・品質管理チェック
施工状況についてお知らせする
「CHECK EYE’S REPORT」
三菱地所レジデンスの品質管理担当者が、ザ・パークハウスの建設現場を巡回し、試験杭打設時(施工時)の土質・支持層の確認に始まり、基礎および基準階の配筋検査、上棟時のコンクリート躯体検査・防水検査、内装仕上げ工事時の居住性能(断熱、遮音等)に関わる検査などを行っています。

基礎工事から躯体工事まで、施工状況と現場検査の手順についてお知らせします。また、内装工事についても、時期や施工手順などをお伝えします。
Check03/完成時
検査・完成記録
建物完成時に品質管理状況をお知らせする
「CHECK EYE’S DOCUMENT」
建築・構造・設備といった各分野のスペシャリストたちが、完成時における竣工検査を行っています。計画された内容や基準をきちんと満たしているかを最終確認しています。

工事の進捗と工程ごとの品質管理状況に加え、検査機関・評価機関による検査が完了したことをお知らせします。あわせて完了検査状況を、写真入りでわかりやすくお伝えします。
Check04/入居後
共用部分定期点検・アフターサービス
入居後の住まいの状況をお知らせする
「CHECK EYE’S KARTE」
お引渡し後、エントランスや外壁など共用部分の定期点検時のメンテナンス履歴を記載した「CHECK EYE’S KARTE」を発行しています。

建物の共用部分のどこを修繕したかを端的にお伝えするために、平面図上に修繕箇所を明記。共用部分の状態がひと目でわかるよう、点検時と修繕後の写真を並べて掲載しています。
※三菱地所レジデンスによる立会検査は、全数検査ではなく、抽出による抜取検査です。
[チェックアイズを担うスペシャリスト]
設計にかける手間と時間は、そのまま建造物を鍛えることに直結する

構造設計担当(構造設計一級建築士)
中川裕史
東日本大震災以降、地盤の液状化に備えた設計の見直しについて、日本建築学会や日本建築構造技術者協会などを中心に議論されています。しかし当社では、以前から液状化への対策に取り組み、その成果を通常の設計へと反映してきました。それというのも、マンションの真価というのは、万が一の際にこそ問われると、私たちは信じているからです。
続きを読む[チェックアイズを担うスペシャリスト]
見えないところにこそ本質が宿ると信じ、それを大事にできる誠実な技術者でありたい

品質管理担当
古澤文記
地中に打ち込む1本目の杭を「試験杭」と呼びます。土質・支持層が事前に行った調査結果通りか、続く基礎工事を予定通りに進めることができるか。今後の工程を見通すうえでも重要な工事であることから、現場には少なからず緊張が走ります。マンション建設では、こうした重大な局面が幾度となく訪れるのですが、私たち品質管理担当者はその都度、現場へと足を運ぶことで、様子をつぶさに見届け、写真とともに記録し、チェックアイズレポートとしてお客様にも開示しています。
続きを読むすべてはお客様の安心のために。モノづくりの責任と誇りをもって。
私たちが情熱を傾けて取り組んでいる、ザ・パークハウスのモノづくり。それは、当たり前のことを当たり前に一途にやり続けること、こだわりを貫き通すことにほかなりません。唯一無二の土地にどのようなマンションを造ればよいか。徹底的に議論を重ね、考え抜き、コンセプトを定めます。見えない部分が多く、専門知識がなければわかりにくい建築過程では、国で定められた住宅性能評価基準に加え、細かく独自の基準を設定。設計段階から施工・完成時に至るまで、品質チェックを行っています。さらにこれらのプロセスに関する情報を、お客様に開示することで、確かな安心と納得のもとにザ・パークハウスを選んでいただきたいと考えているからです。

