2017年度グッドデザイン賞受賞箱の間
2017年10月04日
住まいの中に、木の小部屋
「箱の間」は、住まいの中に設置することにより、仕切ったり囲んだりと置き方によって、気軽に間取りを変化することが可能です。様々なライフスタイルに対応するとともに、家族構成の変化など、ライフステージに合わせた間取りニーズに、より細かく対応します。
いろんな「居場所」を生み出す
リビングに置いて、家族が各々の作業やくつろぎの場所として自然と集まる空間。家族間の程よいコミュニケーションが出来る場所。そして、ある時は大人が趣味に没頭したり、またある時は子供がリビング空間で勉強に集中するといった使い方ができ、同じ空間に居ながら程よく仕切ることができます。
住まいを始めオフィスや病院等においても「集まる、籠もる、リラックスする」といった場所を作ることができます。
審査員の評価コメント
「家族構成やライフスタイルといった人の暮らしは変化しているが、例えば多くのユーザーに供給される分譲マンションの間取りや設えは、過去30年でほぼ変わっていない。」という問題意識から、家具とインテリア/室内空間の中間のような「箱の間」を存在させることで、暮らしの中にいろんな居場所を作り出そうという提案である。大仰なリノベーションではなく、あるいは既成家具のレイアウト変えでは作り出せない暮らしのありようを具体的な方法で実現している点が評価された。