ザ・パークハウス 中之島タワー

2018年度グッドデザイン賞受賞ザ・パークハウス 中之島タワー

[グッドデザイン賞]

2018年10月03日

日本初、高齢者・身障者等に配慮した火災時避難システムを導入

タワーマンションが急増する中、高層階に高齢者及び身障者が入居する例も増える一方
災害時における安全な避難について充分な検討がなされた建築物はまだ少ないのが現状です。
本件では非常用エレベーターを活用した高齢者・身障者等の避難誘導計画に着目。
大阪市と議論を深め計画段階から構築しました。

非常用エレベーターを活用した、安全な火災時避難計画

一時避難エリアや自衛消防隊を設けるなど、一定の条件を満たすことで、
火災時の非常用エレベーターの利用が可能となり、高齢者・身障者等のバリアフリー化された安全な避難が確立されました。

非常用エレベーターを活用した、安全な火災時避難計画

住民が主役となって、火災時に互いに助けあえる仕組みを構築

高齢者・身障者等に配慮した避難計画を導入するために、自衛消防隊を結成。
さらに、非常用エレベーターを使用した避難訓練を所轄消防と実施し、高い防災意識を養成。

自衛消防隊の結成 定期的な防災訓練を実施

計画段階から行政とともに作り上げた防災システム

計画段階より行政と議論を深めたことで、安全性・実効性の高いプランが実現。
さらに運用面においても所轄消防と連携し、防災訓練を実施していくことで、質の高い防災知識を住民に提供することが可能となりました。

非常用エレベーターが設置されたタワーマンションなら、導入しやすいシステム

同システムは新規はもちろんのこと、既存のタワーマンションにおいても要件を満たせば実現可能で、普及しやすいのも特徴です。
また、導入にあたり必要な防災訓練の実施等で、住民の防災力を高めることができます。

最小限の設備と取組みで実現が可能

さらなる防災の強化へ

災害時のインフラダウンに配慮し、 最大72時間連続稼働可能な非常用発電機や非常用水源確保や浄水装置等を設置。
さらに建物自体の耐震性向上を目指し、免震構造を採用するなど、災害に強い集合住宅を目指しました。

審査員の評価コメント

社会が高齢化に向かう一方で災害の危機は増している中、避難計画は大きな設計の主題となっている。
タワーマンションという限られた平面計画の中で、避難エレベータへの活用は今後広く使われると予想される。
ビジュアルには現れにくく、デザインという枠の中では地味に見えてしまうが、具体的な実績を作ったこと自体が素晴らしい。
入居後のサポートまでパッケージ化されているとのこと、ぜひこの取り組みを続けて欲しい。

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