シクラメンの基本の育て方と萎れた場合の対処方法

シクラメンの基本の育て方と萎れた場合の対処方法

[暮らしのアイデア]

2016年03月09日

「マンションに住まう」を考えるサイト「マンション・ラボ」より転載。

シクラメンの管理は難しくないので初心者にもおすすめです。しかし、水やりには注意してください。

なるべく陽当たりのよい場所に

シクラメンは、11月終わりから年末に多く出荷されます。皆さん、冬の花として、部屋に彩りがほしいのでしょう。2〜3月頃まで花が楽しめます。大切に育てて、花を楽しみましょう。

ガーデンシクラメンは、外に置いても大丈夫ですが(強い霜や積雪には注意が必要です)、変わり咲きのシクラメンは室内のあたたかな場所で育ててください。
室内に置く場合は、陽当たりのいい窓辺に置きます。夜は、窓辺は冷え込むので部屋の奥へ入れるようにしましょう。

花がらや葉は、こまめに摘んで清潔に

落ちた花がらは、こまめに取り除いてください。そのままにしておくと、病気やカビの原因になります。

花が咲き終わると、その茎からはもう花は咲きません。新しい蕾が葉の間から芽吹いてきます。咲き終わった花は、茎をくるっと回すようにして、根元から取り除いてください。

水やりは、乾いたらたっぷりが基本

水やりをするときは、葉をめくって水を注ぎ入れます。

水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりやるのが基本です。葉で覆われていて土の表面が見えにくいので、葉をよけて表面の状態を確認してください。土の表面を指で触って、湿気を感じるかどうかで判断してもかまいません。

水やりは、根元から水をやる方法、お皿に水をためて吸い上げさせる方法、どちらでもかまいません。

風通しよく、葉の下から生長する蕾にも日が当たるように葉組を調整


店で売っているシクラメンは、生産者がきれいな形に葉組をしています。数週間経つと、中心の葉が大きく育ち、葉の間からぽつぽつとまばらに蕾が生長してきます。葉の陰になった蕾にも陽が当たるように、少し葉を引っ張って隙間をつくって葉組を変えてやりましょう。

トラブル対策1:萎れると、花が開いて葉がやわらかく元気がなくなる

写真向かって左が元気な状態、右が萎れて元気がない状態。葉がやわらかくなって、花も萎れており、全体に元気がなくなっています。右の写真のようになってきたら水不足の状態です。

萎れてきたら、水を張ったバケツに鉢ごと浸水させます。数時間したらシャキッと生き返ります。

トラブル対策2:カビや根腐れ対策

陽当たりが悪かったり、水をやりすぎたりすると、根元にカビが生えて根腐れしてしまいます。 落ちた葉や花がらを取り除いて通気性をよくし、陽当たりのいい場所に置いて、しばらく水やりを止めて様子をみてください。

夏場の休眠期の管理方法

これから春まで花が楽しめますが、初夏になったら葉が枯れて休眠期に入ります。日陰の風通しのいい場所で、水やりをせずに休ませます。9月になったら植え替えて水やりを再開します。

冬の花は寒さにも強いので、手入れも簡単です。ぜひ試してみてください。


文:寺井通浩
東京都渋谷区上原にある、フラワー&グリーンショップ「からならの木」のオーナー。「植物と暮らす」をテーマにガーデニングやディスプレイを手がける。月に1回花の教室も開催するほか、個人宅のコーディネート相談も受け付ける。

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