大人のリラックススタイルを。JOURNAL STANDARD FURNITUREに聞く、人気の西海岸テイストの取り入れ方
[暮らしのアイデア]
2018年04月04日
季節の移ろいごとにインテリアも“衣替え”をしたくなるもの。日差しがだんだんと強くなってくる時期にぴったりなテイストの1つとして、人気の「西海岸風」インテリアが挙げられます。今回は、アメリカンヴィンテージ家具やトレンド感あるオリジナルアイテムを提案するJOURNAL STANDARD FURNITURE(etc. JOURNAL STANDARD 吉祥寺店さん)を訪問し、西海岸の雰囲気を住まいに取り入れるためのコツを、広報の岸川匠さんに伺いました。
「西海岸風」を、より自由に自分らしく楽しむ大人が増えている
ここ数年で人気が定着してきているのが、暖かな気候に恵まれた海沿いのライフスタイルを反映した「西海岸風」のインテリアです。アメリカ西海岸に位置する、カリフォルニアのサーフカルチャーに代表されるスタイルで、家にいながら海や自然を感じられるような、ほどよいラフさが魅力。白やブルーなどのさわやかな色調のイメージが強いかもしれません。
しかし岸川さんによれば、最近は「西海岸風」をより自由に自分らしく楽しむ大人が増えているのだそう。
「西海岸風が支持される理由のひとつに、“ほどよいリラックス感”があります。既成概念に捉われず、自由で肩の力が抜けた西海岸のライフスタイルに共感した大人たちが、そのリラックス感を自分たちの毎日の暮らしに落とし込んでいるように感じます。インテリアとしてだけではなく、『西海岸のライフスタイルを取り入れた暮らし方』そのものが支持されているのではないでしょうか」。
インテリアとしても、「西海岸風」と明確に方向付けるのではなく、自分の好きなスタイルをミックスしながら、ほどよくカジュアルな“抜け”を感じさせるのが主流だといいます。90年代アメリカのファッションやカルチャーから始まった西海岸テイストのブームは、時間を経て「大人のライフスタイル」に昇華したのかもしれません。
多様なテイストをミックスするのがポイント。取り入れ方のコツとは?
JOURNAL STANDARD FURNITUREのコンセプトは「インテリアをファッションのように楽しむ」こと。ブランドキーカラーのブルー、カーキ、ネイビーを基調にしたファブリックを巧みに取り入れ、西海岸の“ゆるい”雰囲気と、東海岸(※)の“ハードな”雰囲気をほどよくミックスしたスタイルを提案しています。
※ 東海岸:ボストン近郊を中心とする東海岸の工業都市の影響を受けた、都会的・工業的なテイスト。歴史を感じさせるヴィンテージアイテムや、工場・倉庫で用いられる鉄やレンガなどの硬質な素材を生かしたインテリアが多い。
人気は、ウォッシュを重ねたデニムのソファやクッション。デニムというカジュアルな素材を使用し、洗いをかけることで、柔らかさと抜け感を演出しています。さりげなくかけられた、ブルー&ホワイトのファブリックも涼やかです。
西海岸風のインテリアによく取入れられる、民族調(ボヘミアン)のアイテムも人気です。壁に掛けられたマクラメタペストリーやラグなど、ハンドクラフトのアイテムはビーチスタイルと好相性。
そして、西海岸風の住まいづくりには、風や光、自然を感じさせるアイテムが欠かせない、と岸川さん。「特に室内用のグリーンは、店舗でも人気のアイテムです」。確かに、店内にはグリーンがふんだんにレイアウトされています。ひとつあるだけで、都会の住まいでもリラックス感を演出できそう。
店内には、大人の背丈程もある大ぶりのグリーンを取り入れたコーディネート例が多数。心地よいリラックス感をもたらしてくれる
「最近は、屋外と屋内もボーダレスになってきていますね。たとえば、アウトドアのアイテムを家の中で使うのもひとつのアイデア。ビーチチェアやハンモックをリビングに置くだけでも、リゾート感が漂います」(岸川さん)
照明も、木の素材感を生かしたアイテムがそろいます。自然光が入る日中は、部屋にナチュラルな印象を作るインテリアとして違った表情を見せてくれます。
インダストリアル(工場)やミリタリーなど、意外なテイストを掛け合わせるのも面白い
異なるテイストのアイテムを取り入れて、ミックススタイルを楽しむのが最近のトレンド。自然を感じさせる西海岸テイストに、少しハードなテイストを合わせると、“行き過ぎない”ゆとりが生まれます。たとえば鉄やスチールは、東海岸スタイルの家具でよく見られる素材。工業地帯で使われていた作業用の照明や棚が、一般家庭で使われる家具デザインの元になっているそうです。写真の鉄製ランプは無駄をそぎ落としたシンプルなデザインで、ナチュラルな西海岸テイストと組み合わせると、部屋の雰囲気を大人っぽく引き締めてくれます。
こちらのカーキのソファはお店のベストセラー。アイアンのフレームが、ゆる過ぎないリラックス感を演出するカギとなっています。毎シーズン3~5種類のカバーが出るので、シーズンによって着せ替えて楽しむことも可能。ファッションのようにインテリアも気軽に着替えるという発想も、カジュアルさを求める時代の空気感にマッチしているようです。
固定概念に捉われないリビングとダイニングの使い方とは?
ショップでは毎年、トレンドをほどよく取り入れた部屋の過ごし方を提案しているそう。2018年は「固定概念にとらわれないリビングとダイニングの使い方」がテーマとのこと。
「最近では、リビングもダイニングもひとつの空間として捉えるなど、部屋の使い方も幅が広がっています。ダイニングテーブルでごはんも食べるし、仕事もする。あるいは、コーヒーテーブルのあるリビングで毎日ごはんを食べてもいい。そうした、リビングダイニングを“まるっと”一体化した空間での自由な過ごし方を提案していきます」。
ダイニングテーブルで仕事をしたり、リビングのローテーブルで食事をしたり。部屋の役割にとらわれない過ごし方を提案
ボーダレスな考え方は、間取りにも当てはまり、その人にあった自由で心地よい過ごし方を実現することが、住まいに求められているようです。
気取らずに、自分にあった心地よい暮らし方を実現する。そんな大人の暮らし方のお手本として、西海岸風ライフスタイルのエッセンスを取り入れてみるのはいかがでしょうか。
自分に合った住空間をつくる楽しみを
「自分にとって心地よい暮らしとは、どんな暮らしなのか」・・・それを明確にしながら形にするのは、住まい作りの大きな楽しみの一つです。
ザ・パークハウスでは、お客様の理想のライフスタイル像を実現する間取りプランのご提案や、インテリアコーディネートサービスをご提供しています。
(テキスト)大森りえ
(写真)千葉顕弥
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取材協力:etc. JOURNAL STANDARD 吉祥寺店
「ROUGH」「SLOW」「COMMUNE」をキーワードに、アパレルブランド「ジャーナルスタンダード」のフィルタリングによるさまざまなシーンでのライフスタイルコーディネートを提案している。
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-10-5 1F
0422-23-6071
11:00〜20:00 不定休
※記載の情報は2018年3月現在のものです。
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