「子どもと過ごす時間」を育む、父親目線の住まいの形

「子どもと過ごす時間」を育む、父親目線の住まいの形

[暮らしのアイデア]

2018年06月11日

アートディレクター・プロダクトデザイナーとして企業のブランディングを手がけたり、ロケット開発企業SPACEWALKERをはじめるなど、幅広く活躍する大山よしたかさん。2014年、お子さんの小学校入学をきっかけに都心のマンションに引っ越ししました。その際、「子どもと楽しく暮らせる家」にこだわり、家の中心にお子さんと共有して使う書斎を設けるなど、ユニークなリノベーションを実現。父親目線で見る、家族との充実した時間を過ごせる住まいづくりについて、お話をうかがいました。

 

テーマは「子どもとの時間を楽しめる家」

見晴らしのよい高台にある大山さんのご自宅。奥さまと小学4年生の息子・空くんの3人で暮らしています。現在の住まいに住み替えたきっかけは、息子さんが小学校に上がるタイミングで、希望する学区内に住まいを求めたため。人気エリアでマンションの供給も少なかったのですが、幸運にも中古マンションの空き情報に出会い、即決。「作りがしっかりしたマンション」という安心感も購入の決め手となりました。

まず驚くのが、玄関を入ってすぐ目の前に設けられた書斎スペース。リノベーションで壁を取り払い、もともとあった部屋と廊下を一体化し、家の中心となるオープンな空間としました。「子どもと楽しんで過ごせる空間にしたかった」と大山さん。

「ここは、仕事場兼子どもとの遊び場として使っています。普段は2人で本や漫画を読みながら過ごすことが多いですね」。

スペースの片面は本棚になっており、手の届きやすい低い位置に息子さんがよく読む本を配置。学校から持ち帰った工作やフィギュア、ロボットなどが飾られているほか、大山さんが好きな宇宙や飛行機のおもちゃも並びます。以前は大山さんの本が多かったものの、最近では息子さんの本が中心に並ぶようになってきたそう。

「本や物を書斎で共有することで、息子がどんなことに興味を持っているかを知ったり、会話から成長を感じたりすることができる。このスペースをつくってよかった」と大山さん。奥様も「父子の時間が増えたことで、子どもの会話が少し大人になった」と感じているそうです。

また本棚の向かい側にある壁は、全体をホワイトボードに。ここには家族みんなが連絡事項を書いたり、たまに父子でお絵かきを楽しんだりするそう。天井から吊り下げられたブランコなども含め、随所に“遊べる場”が設けられているのは、男子目線で作られた住まいならではかもしれません。

 

住まいづくりはデザインの「足し引き」が洗練のコツ

そんな父子の遊び心溢れる住まいを実現したのが、住み替え当時のリノベーションです。「リノベーションでは『足し算・引き算』にこだわりました」と大山さん。遊びの要素をふんだんに取り入れながらも、洗練された住まいとなっているのは、この「足し引き」にポイントがありそうです。

「購入当時は、ちょっと“バブルっぽさ”を感じさせる住まいでした。前に住んでいた方が一度手を入れられていて、建材や建具に重厚感を持たせていたんです。使っている素材はとても良いものでしたが、今の時代の空気には少し“重すぎる”と感じました」。

<リノベーション前>

購入当時のリビングダイニング。フロアやキッチンが重厚感のある木で統一されている。「上質だが重たい」という印象。

そこで、良いところは活かしながら、“too much”な部分は取り除くなど、空間のデザイン要素を「足し引き」した、今っぽいつくりに。一部の壁や天井を抜いてコンクリートを見せたり、色と素材を足すため、キッチンのシンク周りにモルタルを取り入れたりなど、バランス感を重視しました。

<リノベーション後>

「家族の理想を実現した大満足の仕上がり」と大山さん。リビングにも、お子さんのおもちゃなどの遊び要素を取り入れていますが、ほどよいアクセントとなり、すっきりとまとまっています。

「実は収納スペースが多いんです。テレビを置いている壁に沿った棚は、もともと設置されていたもの。天板をアクセントカラーの黒に変えましたがスペースはそのまま活かし、散らかりがちなおもちゃのほとんどは、ここに“隠して“います」。

 

お互いの気配や温度を感じられる家に暮らすメリット

現在の住まいに対して、不満はゼロと語る大山さん家族。それぞれの好きな場所について尋ねると、大山さんはリビングのソファエリア、奥さまはキッチン、息子さんは書斎スペースとのこと。それぞれ好きな場所は異なりますが、開放的な家でお互いに何をしているのか気配を感じられるため、自然と会話が生まれ、心地よい過ごし方ができているのだそうです。

キッチンスペースは奥さまのこだわりを反映。吊るす収納で、すぐに使いたいツールを手にとれる点が気に入っているそう。

現在は、都心の魅力的な場所で、お気に入りの住まいに住んでいる幸せを日々感じている、と大山さん。

「この家に暮らし始めてから、子どもと一緒に遊ぶ時間や共通の話題も増えました。子どもとの会話の端々に成長が感じられるようになってうれしく思っています」。

息子さんが一人部屋を持ちたくなるなど、子の成長に連れて求められる住まいの形も変化していくかもしれません。いつか未来の住み替えも視野に入れつつ、今はこの家で家族と過ごす時間を楽しみたい、と大山さんは語ってくださいました。

大山よしたかさん
アートディレクター、プロダクトデザイナー。1981年、名古屋生まれ。受賞歴多数。

(テキスト)大森りえ
(写真)山口雄太郎

三菱地所レジデンスのリノベーション

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