プロに依頼するとこんなに違う!理想の家が手に入る「個別インテリアコーディネートサービス」を体験
2016年01月26日
新居が決まったら、次はインテリアも自分好みのものにしたい! そんな思いをお手伝いするのが「個別インテリアコーディネートサービス」。ライフスタイルにあった、理想の住まいをつくりあげることができるCUSTOM EYE’S〈カスタムアイズ〉のメニューのひとつです。
インテリアコーディネーターやカラーコーディネーターなどの資格を持ち、経験豊かなカスタムアイズアドバイザーが、最適なインテリアプランを提案してくれるこのサービス。インテリアについて、漠然とイメージしている程度でも大丈夫? 打合せはどのように進むの?
カスタムアイズアドバイザーのおひとり、森山 恵さんにザ・パークハウスを購入されたお客様になりきって相談してみました。
何がお好きか、ご希望のイメージを掘り下げてもらえます
今回、相談した場所は、お客様との打ち合わせや商品手配を行う協力会社のひとつ、株式会社メック・デザイン・インターナショナルのサロン。森山さんは同社の経験豊かなカスタムアドバイザーのおひとりです。サロンには各種カタログやサンプルが豊富に揃っていますので、すぐに目で見て、触れて、確認ができます。マンションギャラリーが利用可能な場合は、お客様がセレクトした扉やフローリングのカラーがわかるので、そちらを利用することもあるそうです。
今回が初めての打ち合わせという想定で、相談をスタート。森山さんが間取り図を広げながら、質問してくれます。
「ここが寝室、ここは洋室ですね。こちらをお使いになる方はお決まりですか。何をするお部屋でしょう?」
明るい口調なので、打合せというより楽しくおしゃべりしている感じです。具体的なインテリアイメージは描いていなかったのですが、森山さんと話すうちに、
・週末にはホームパーティーをしたい
・クールでかっこ良い大人の雰囲気にしたい
など、自分が望む部屋のイメージを話せるようになりました。
「インテリアに対して、明確なイメージをお持ちの方には、それに合う商品のご提案からはじめます。一方で、漠然としたイメージしか描いていない方には、何が好きで、何が嫌いか。自分が望んでいるのはこれ、と認識していただくところからはじめます」
入居までの相談回数は2〜3回。相談は1回あたり2時間程度。森山さんが特に大切にしているのは、初回の相談です。イメージやコンセプトなどを確認します。スタートがズレていると大変ですから。
「望んでいるイメージがどういうものかを聞き出せるまでは、引き下がれません」
カタログやサンプルをお客様にお見せして、目を見開いて「これ好き!」と言っていただけた時も、色が好きなのか、形が気に入ったのかなど、とことん聞いていきます。お客様からしてみれば、プロの手を借りて、自分が好きなイメージを明確にしていくことができます。
プロ目線からの半歩進んだ提案
「週末にホームパーティーをする、クールな部屋」というイメージができると、それを実現するためのアイデアを次々に提案していただけます。
「人が集まるなら家具は固定ではなく、動かせるものが良いですね。テーブルは人数が限定される四角より、ちょっと詰めればもうひとり座われる丸型がおすすめです。キッチンにカウンタータイプの家具を置いて、パーティーではドリンクコーナーにしましょう」
森山さんの提案は続きます。
「クールなお部屋ならカーテンはグリーン、ブルー、グレーかしら。お隣の部屋も開放して使うならカーテンの生地を統一して一体感を出した方がいいですね」
「でもね、クールでかっこ良いお部屋で一番大切なのが照明です。家具やカーテンも大切だけど、照明を見落としがち。間接照明やスタンドを使って、あえて影を見せると、お部屋がぐっと大人っぽくなりますよ」
私が、どう考えても出てこないアイデアの数々。リビングダイニングのインテリアがイメージできるようになってきました。とても素敵! 相談開始から10分もたたないうちに、プロの凄さを実感です。
「漠然としたイメージのお話の中で、こういうのがお好みですか、とご提案し、お客様に喜んでいただいた時が本当に嬉しいです。快感ですよ(笑)」
あまりのテンポの良さに、森山さんが好きな物を並べているのでは? そんな風に思われる読者もおられるかもしれませんが…。
「お客様のお好みは、イタリアモダンからお姫さま系インテリア、クラシカルまで千差万別。それぞれの世界観を理解して、ご提案するのが私たちプロの役割。そのために、いかに多くの引き出しを持っているかが勝負です」
会話はもちろん、服装や持ち物など、すべてがお客様の好みを探るヒントになるそうです。
今回だけではなく、一生のお付き合いの気持ちで相談する
イメージが固まってくると、山のような商品群からお客様の好みに合う家具をいくつかセレクト。オリジナルの提案資料にまとめます。メーカーやブランドにとらわれることなく、日頃、情報収集を行っている数多くの商品の中から、お客様にベストなモノを提案できることもこのサービスの大きなメリットです。
「カタログ以上の価値を提案するために、各メーカーの新作展示会にはできるだけ足を運ぶようにしています。見た目は良いけど、実は座わり心地はあまり良くなかったなど、自分が経験したリアルな情報にもとづいて、お客様の家具を選んでいます。お客様と一緒にショールームに家具を見にいくこともありますよ」
ところで、コーディネートを依頼したら、家具をすべて新調しなくてはいけないのでしょうか。もちろん、そんなことはありません。森山さんの方針は「一度にすべてを揃えようとしないこと」だそうです。
「入居後にすぐないと困るものは別です。でも、あったらいいなというレベルなら、引っ越し後でも間に合います。そういう場合は、『買うのはあとにしましょう』とアドバイスします。『買うのやめなさい』とアドバイスされたのは初めてと言われたこともありますよ。個別インテリアコーディネートサービスは、ザ・パークハウスをご購入いただいたお客様を対象にしたサービスです。理想の家をつくることをお手伝いさせていただくことに重きを置いています。ご入居後でも気軽にご相談ください」
ザ・パークハウスのお客様にはインテリアが好きな方が多く、手持ちの家具を大切に使いたいという要望も多いそうです。手持ち家具をバランス良く配置し、新しく購入する家具やカーテンと調和させることが腕の見せどころです。
今お持ちの家具や食器、洋服の量を確認したり、家族の話を聞いたり、お客様のプライベートな部分にも接していきます。
「お客様に、いろいろさらけ出していただき、冗談を言えるような関係になれば、間違いなく良い提案ができます。細かく確認しなくてはいけないこともありますが、あのお客様ならこれがお好みと、私が判断できるくらい入り込めれば、『こうしておきました』で済むようになります。ポイントは押さえたうえで細かいことはお任せいただければ、楽で、お得なサービスだと思いますよ」
個別インテリアコーディネートサービスは、対象となる物件や時期によりますが、所定の金額を支払えば利用することができます(商品の代金は別途)。はっきりしたイメージがない場合には、雑誌の切り抜きや広告チラシなど、具体的なインテリア用品に限らず、自分が好きと感じるものがビジュアルでわかるものを集めてみると、傾向が見えてくるのでおすすめとのこと。
圧倒的なプロの力を体験した、今回のインタビュー。このサービスを利用すれば、新居への引っ越しがますます楽しみになること間違いなしです。
Text:小林純子
Photo:鈴木真弓