エントランスホール・ラウンジ完成予想CG
交通の要所・船橋は、古くからの街道と港の賑わい息づく宿場町として
発展した歴史があります。
建築では「宿場町の歴史と伝統を纏う都市型レジデンス」をコンセプトに、
地の文脈に宿る「灯・木・糸」キーワードに構想を深め、
歴史、伝統、文化を美しく昇華、異彩を放つ都市型レジデンスを創造しました。
〈出典〉船橋市HP「市街地発展の歴史」
船橋市西図書館 郷土資料室 「中世の船橋港」
灯
船橋大神宮
（徒歩3分／ 約170m）
こころを癒す暖炉の揺らぎ、高い窓から差し込む陽光、照明計画に至るまで。光のデザインにインスピレーションを与えてくれたのは船橋大神宮にある灯明台。地元の人々が建てた船橋のシンボルに灯る優しい光を様々なカタチで昇華させています。
木
船橋大神宮
（徒歩3分／ 約170m）
2棟から構成される建物のダイナミックなファサードに、シャープな印象を与えるマリオンデザイン。14階の高さまで伸びる木製ルーバーが手本としたのは、長き歳月をかけて育まれてきた船橋大神宮の木々。深き杜とのリンケージを感じさるデザインです。
糸
image
かつて船橋の港を賑わした船の「帆」からインスピレーションを得て、布の持つ表情や優しさも空間に取り込みたいと考えました。ラウンジを彩るタペストリーや、ホールのアイキャッチとなるファブリックアートは、この邸のためだけに特別に設えた一点物です。
南西外観完成予想CG
船橋大神宮をはじめとする船橋の歴史への敬意と、都市型邸宅としての美意識を研ぎ澄ました外観。
外壁に纏った深みのある濃色は、和の伝統色をベースに試行錯誤を重ね、創出したオリジナルカラー。ガラス面の水平ラインに対し木調格子の垂直ラインを施すことで、重厚感とモダンを融合。静かな異彩を放つ印象的なファサードを創り上げています。
時を経るほどに愛着が深まる、風合い豊かな
マテリアル。
※掲載の外観完成予想CGは、計画地内だけを描いているため、隣地・周辺の建物、道路等は描いておりません。計画段階の図面を基に描き起こしたもので実際とは異なります。
船橋大神宮へ近づく高揚感と邸宅としてのプライバシー性を高める、その造形。
約5mの階高を持つ大きなゲートデザインは鳥居から、
縦に伸びるいくつもの美しい光は灯明台からインスパイアされた意匠となっています。
船橋大神宮の杜と呼応する木々、ガラス扉の正面には光を纏う木調ウォールなど、
帰宅時を温かくお迎するシーンにこだわりを尽くしています。
4mを超える高天井の開放感が心地いいエントランスホール＆ラウンジ。
暖炉オブジェのあるテーブルを中心に、
窓際にはゆったりとしたソファに身を委ねる小上がりのラウンジ。
空間を彩る設え一つひとつにも地の文脈が息づき、
デザインによる時間旅行が愉しめます。
意匠の背景を知るほどに愛着が深まり、過ごすことが愉しくなる
ウェルカミングな雰囲気に満ちています。
水運で栄えた湊町の歴史から、
船底をイメージした天井。
木調の下り天井と間接照明による曲線エッジの照明効果が空間を優しく包みます。
船橋の海に想いを馳せ、壁面は波を表現。
斜めに連続させた壁にダウンライトを組み込むことで躍動感を、足元に光を入れることでふわりとした浮遊感を演出します。
船橋大神宮の松明をモチーフとした、
揺らぎを感じる暖炉オブジェ。
リブデザインの美しいラウンドテーブルで、読書やリモートワークなど思い思いの時を。
船の「帆」からインスピレーションを受けた、オリジナルのタペストリーを制作。
ラウンジ空間を彩るとともに、ソファで寛ぐ際はアイストップとしても機能します。
かつて船橋の港を賑わした
船の「帆」からインスピレーションを得て、
「布」という素材にこだわり、
廃番などによる在庫で使われなかった布素材を
美しくアップサイクルする「NUNOUS（ニューノス）」を採用。
独自製法が生む大理石のように上品な表情のファブリックを、
一点物のタペストリーやアートに仕立てています。
本物件では、グレー系の未使用のカーテン生地をセレクト。
何千枚ものカーテン生地を圧縮してブロックを形成。
スライス面ごとに生まれる
唯一の表情を美しくつないだタペストリーが空間を彩ります。
ラウンジに設置したタペストリーには、廃棄布を再生した新素材「NUNOUS（ニューノス）」と、インテリアの残布を活かし、障がいのある方々の手仕事によって新たな価値を生み出す「ZAMPU PROJECT（残布プロジェクト）」と共同で制作しました。環境に優しく、人の温もりが息づくこの作品は、ザ・パークハウス 船橋レジデンスの理念を体現するシンボルとして、ここに住まう方々とともに、未来へのやさしい循環を紡いでいきます。
大理石のような１点ずつ異なる表情と多様な加工性を併せ持つNUNOUS［ニューノス］は、140年の歴史をもつ老舗染色加工会社「セイショク」が、明日に向けて提案する全く新しい布由来アップサイクル素材。様々な繊維が混ざった布素材を、植物由来のバイオポリマーと独自の特許製法で、布素材の持つ手触りの良さや美しさを引き出して再生します。
インテリアの残布を活用し、新たな価値を生み出す社会的取り組み。解体・裁断・縫製などの工程を、障がい者施設や高齢者施設と協業して行うことで、プロジェクトに関わる人々の社会参加の機会を広げています。こうして生まれたさまざまな商品は、温かみと個性を宿し、サステナブルな特性と人の手の息づかいを兼ね備えています。
アップサイクル素材協力会社
デザイン監修
株式会社インタープランデザインセンター
代表取締役／デザイン監修
福田 健也
KENYA FUKUDA
テーマパークやリゾート開発などの設計を経て1993年、株式会社インタープラン・デザインセンターを設立。建築からランドプランに至るまで、集合住宅のデザイン監修を数多く手掛ける。旧建設省建設大学校の講師等も務め、「スケッチパース～イメージから表現へ」（共著）等の著書も多数。
彫刻家
IRONGREY
アイアングレイ
作品例
アイアングレイは金属作家・浅井毅によるアーティスト名。大阪生まれ。文化学院建築研究科卒業。集合住宅やホテルなど様々な空間に、独自の世界観で表現されたアートワークを提供する。
※掲載の各完成予想CGは、計画段階の図面を基に描き起こしたもので、実際とは異なります。植栽は、特定の季節やご入居時の状態を想定して描かれたものではありません。
周辺道路・建物等は簡略化しております。雨樋、エアコン室外機、給湯器、TVアンテナ等再現されていない設備機器等がございます。外観完成予想CGの本計画地前の歩道上の街路樹は透過して表現しています。共用部の家具・照明器具・調度品等は、実際に設置されるものと異なる場合があります。
※掲載のマテリアル写真の色合い等は、モニター表示のため実際とは多少異なります。また、採用素材は施工上の都合により変更になる場合があります。
※敷地配置イラストは、周辺道路および建物等を簡略化して描いております。
※植栽写真は全て参考写真です。植栽は計画段階のものであり、樹種等が変更になる場合があります。