

時代の変化とともに
進化し続ける、
商都・船橋。

1900年超もの時を刻む、
船橋大神宮こと「意富比神社」を抱く、
商都・船橋。
その賑わいの歴史は深い。
遡れば江戸時代より、
街道の交点として、また港町として、
陸と海の交通要衝であった船橋。
いつの時代にも多くの人・モノが集まり、
それに呼応する
「新しい場やコト」がうまれ、
街はにぎわい続ける。
賑わいの中心にいるのは、もちろん、
時代時代の「いい時間」を愉む人々の姿。
南口では今後さらなる開発も控え、
これからも人を愉しませる「いい時間」が
紡がれていくことだろう。

宿場町の
賑わい
江戸と上総・東金・成田を結ぶ
宿場町として栄えた船橋。
人々の往来が盛んになり、
江戸後期の旅館数は30件とも
言われ、成田詣の宿場町とし
て大いに賑わいをみせた。

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御菜浦の記憶
一方、漁業も盛んだった船橋。当時の三番瀬は、新鮮な魚介を将軍家に納める「御菜浦(おさいのうら)」として重要な役割を果たしていた。
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「十返舎一九「金草鞋」
(かねのわらじ)より
門前町の
賑わい
多くの旅籠や問屋の立ち並んだ宿場町のメインストリートは、「本町通り」。
参道としても賑わったこの通りでは、今もその名残を愉しむことができる。

船橋駅 大神宮
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「成田街道」沿いの老舗「廣瀬直船堂」 提供写真:まいぷれ
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現在の店舗は1918(大正7)年築の木造建築
徳川家康の宿
「船橋御殿」跡に建つ
日本一小さい!?東照宮
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船橋御殿跡・東照宮
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将軍が狩猟に行く道中の宿として建てられた「船橋御殿」の跡地には、日本一小さい東照宮が位置。鷹狩り一行が船橋を練り歩く光景を思い浮かべることのできる歴史薫るスポット。
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提供写真:まいぷれ
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昭和初期の船橋本町通り。洋風の銀行が建つなど、メインストリートの風格が感じられる。
文豪も愛した「船橋の宿」
割烹旅館「三田浜楽園」

湊町の方では割烹旅館や遊園地のある三田浜楽園が姿を現し、昭和 8~10 年(1933~1935)頃、作家 川端康成が執筆の場として利用した。
昭和初期の旅館玉川
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玉川旅館 -
太宰治が1935(昭和10)年に逗留した宿としても知られていた「玉川旅館」。
商業都市の
賑わい
本町通りから駅前にかけた一帯が、
船橋市の中心商業地として大きく発展。
明治27年
総武鉄道開通
船橋駅開業
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本町通り
提供写真:まいぷれ -
昭和33年国鉄船橋駅
提供写真:まいぷれ
人工砂浜もある巨大プール「ゴールデンビーチ」は、
1日10万人が訪れた超人気スポット。
冬季は「ハイランドスキー場」
にてスキーが楽しめた。
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昭和40年「ゴールデンビーチ」
提供写真:まいぷれ -
昭和38年「ハイランドスキー場」
提供写真:まいぷれ
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昭和38年「大滝すべり」
提供写真:まいぷれ -
1955年(昭和30年)、「東洋一の大温泉娯楽場」と言われた総合レジャー施設「船橋ヘルスセンター」がオープン。
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昭和39年聖火本町通り商店街
提供写真:まいぷれ -
1964年東京オリンピック。聖火ランナーを見に、たくさんの人が詰めかけた本町通り商店街。
昭和42年
西武船橋店
開業
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昭和42年西武船橋店
提供写真:まいぷれ -
昭和45年頃「松屋デパート」
提供写真:まいぷれ -
昭和45年頃に船橋駅近く
提供写真:まいぷれ
「西武船橋店」に続き、1970年(昭和45)、本町通りに面する角地に、「松屋デパート」オープン。
松屋の前に設置された千葉県初の「スクランブル交差点」は、本町セントラルビルの前にあり、現在も多くの人が行き交っている。
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提供写真:東武百貨店 船橋店
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1977年
東武百貨店
船橋店開業
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平成6年(1994年)船橋駅前
提供写真:まいぷれ
暮らしを
彩る賑わい
船橋をコーヒーの街にしよう!
「船橋コーヒータウン化計画」

「船橋をコーヒーの街にしよう!」をスローガンに、有志で集まったカフェ・喫茶店・珈琲豆専門店が「船橋コーヒータウン化計画」を発足させたのは2016年のこと。実は、国内でも大手珈琲メーカーの焙煎工場を有する船橋。この街らしさ溢れるこの取り組みは、普段の暮らしに特別なひと時を届けてくれそう。
※出典:PHILOCOFFEA公式ホームページ
※開催状況は公式ホームページでご確認ください。
千葉県内最大級の祭典
「ふなばし市民まつり」

1969年(昭和44年)から続く「ふなばし市民まつり」。船橋名物、神輿の「ゆすり込み」には沿道から歓声があり、延べ約70万人もの人が、船橋の夏の風物詩を楽しんでいる。

これからも続く、
「いい時間」に期待
南口エリアでは今後さらに開発を控えるなど、商都・船橋の進化が暮らしにもたらす、新たな「いい時間」にも期待が高まる。
船橋駅南口再開発事業全体構想図

2017年に開通した、
JR船橋駅南口と本町通りを結ぶ
都市計画道路3・4・11号線。


駅周辺の商業施設をペディストリアンデッキで結ぶことで雨の日も快適に買い物が楽しめたり、美しく、ゆとりある駅前風景を創出するなど、船橋の新しい顔として進化を遂げてきた南口エリア。
さらに、都市計画道路が整備。道が広くなり、歩きやすい道が作られたことでどなたでも駅までの行き来がしやすくなりました。
今後さらに開発を控えるなど、暮らしのすぐそばで動きだす未来に期待が高まります。
【出典元・写真提供】
船橋市役所HP
FUNABASHI Style
船橋市西図書館
国立国会図書館デジタルコレクション
※表示距離は現地からの地図上の概算です。徒歩分数は80mを1分として算出し、端数は切り上げております。所要時間はルートや交通事情により異なります。
※掲載の情報は2022年5月調査時点のものです。
※掲載の施設や周辺環境の写真は(image photo、提供写真を除く)2022年7・9月に撮影したものです。
※掲載の道路概念図は、JR船橋駅南口~本町通りまでの開発道路の整備状況を概念化しイラストで表現したもので実際とは異なります。