中目黒小川坂

溶け込みながら象徴となる、この丘の新たな風景へ。
中目黒東山。この丘にふさわしい静寂をデザインした「黒」のファサードデザイン。
邸宅地の象徴として、街に調和しながらも、新たな風景を紡いでいる。

「竹林」を彷彿とさせる、凛とした佇まい。それは、この丘の静寂をデザインした邸宅の姿。
邸宅地の象徴として。そして、この街の新たな風景となるために。理想としたのは、この丘の静寂を意匠として落とし込んだファサードデザイン。それを叶えるためにデザインテーマは、「竹林」とした。外壁には、幅や質感、濃淡の異なる3種類のタイルを垂直に貼り合わせ、静けさを感じさせる竹林の風景を表現。
さらに、建物の足元を締める基壇部には、重厚な割肌の天然石を採用。低層住宅でありながらも、堂々とした威厳を放つ邸宅の姿を映し出している。建物内へ住む方を誘うのは、ゆるやかな曲線が、まるで石庭の園路を思わせるエントランスアプローチ。歩むほどに心を静め、その先に待つ特別なプライベートを予感させている。

邸宅の個性を磨く、選び抜かれた素材。
外観・共用部には、個性を際立たせる「墨」や時とともに味わいを増す「錆」の素材を採用。さらに、重厚な壁面の中に、軽やかなモダンが際立つガラスをしつらえることで、空間にアクセントを与えている。




邸宅へと住む方を導くのは、 繊細で、奥ゆかしいこの国の美意識。
ここは、園路を思わせるアプローチと基壇部から続く割肌の天然石が、 外と内をつなぐ迎賓の空間。繊細な無数の線が見るものを魅了するアートウォール、 そして折り上げ天井に回された照明が、竹林の合間から柔らかく差し込む陽光を演出。
古来から、日本文化と深く関わってきた「竹」を住まいに描くことで、 繊細で奥ゆかしい上質と静穏にあふれるプライベートへと住む方を導いてゆく。

- 1アプローチ
- 2ミニバイク置場
- 3屋内機械式駐車場
- 4風除室
- 5エントランスホール
- 6自転車置場
- 7トランクルーム
敷地配置図イラスト