【京の一生もん×ザ・パークハウス】三菱地所レジデンスの住まいのギャラリー｜京都｜京のいろいろ

2025.04.02

＃京都さんぽ＃祇園白川＃芸舞妓さん

通り沿いに町家や茶屋が立ち並ぶ・花見小路

「都をどり」と春の祇園

今日は毎年4月に祇園甲部歌舞練場で開催される「都をどり」へ足を運びます。京都の春を象徴するこの伝統行事は、芸舞妓さんが繰り広げる華やかな舞台が魅力。その華麗な姿を間近で楽しめるとあって、朝から期待に胸が弾みます。歌舞練場がある祇園のメインストリート・花見小路は、京都らしい石畳が敷きつめられた通りで、いつ訪れてもフォトジェニック。心躍る気持ちを抑えつつ会場へと向かいます。

能や宮中文化の影響を受けた独自の芸術性が見どころ・都をどり

「都をどり」は全八景から成る壮麗な構成で、京の名所と四季の移ろいを巧みに表現。華やかな演目の締めくくりには、満開の桜を背景に全出演者が集う圧巻のフィナーレが訪れます。公演の余韻に浸りながら祇園を歩けば、まるで舞台の続きを観ているような気分に。特に巽橋周辺は、柳や葉桜の緑が燈籠や柵の朱をより際立たせ、絵葉書のような美しさです。芸舞妓さんもお参りする近くの辰巳大明神で、私も無病息災を祈願しました。

近くにある辰巳大明神にちなんで名付けられた・巽橋

巽橋から北西に歩みを進め白川筋へ出ると、遠くの山々と白川が織りなす美しい光景に出逢います。川に架かる「一本橋」は、比叡山延暦寺の千日回峰行を成し遂げた行者が最初に渡ることから「行者橋」や「阿闍梨橋」の名でも有名（阿闍梨は高僧の敬称）。周辺に広がる柳並木との調和は絶妙で、いつまでも眺めていたい景色です。京都で暮らす魅力は、こうした心癒される風景がすぐそばにあること。京都の良さを日々再発見しています。