2022年度グッドデザイン賞受賞ザ・パークハウス 新浦安マリンヴィラ
2022年10月07日
暮らすリゾート
“あそび・くつろぎ・出会い”を日常の中で享受できる環境の創出
千葉県浦安市の海岸通り沿い、約47,000㎡という広大な敷地に4つの街区で構成された528戸の低層共同住宅群。中心部の喧騒から離れ、デイキャンプや屋外アクティビティを楽しめる大きな公園に隣接し、東京湾・境川を望むことのできるこの立地は、まさにここでしか味わうことのできない「非日常・リゾート」です。そこで、私たちはこのリゾートらしさを最大限に享受できるよう、「暮らすリゾート」をコンセプトとして新しいライフスタイルを創出しました。
人の生き方、働き方がかわりゆくなかで「住まいで過ごす時間」の重要度が高まっていく未来。
そんな未来を見据え、新浦安マリンヴィラでは“あそび・くつろぎ・出会い”を日常の中で享受できる環境を創出しました。そこから生まれる偶発的な気付きや発見が、人々の「創造力」や「共感力」を高めることを期待しています。
【あそび】
周辺の立地環境を最大限に活かしたアクティビティの体験
アウトドアグッズなど約100種類以上のレンタル用品を完備。居住者はレンタル用品をインターネットやコンシェルジュカウンターから予約し、無料で借りることができます。そのほかに自転車やSUP(スタンドアップパドル)の貸出、キャンピングカーの配車サービスも行っています。
【くつろぎ】
思い思いに選択できるゆとりある空間
様々な共用施設や住戸プランにより、思い思いの“くつろぎ”の場を創出しました。
共用施設
様々なライフスタイルに対応した住戸プラン
ワークカウンター
洋室カウンター
ホームラウンジ
マルチルーム
土間スペース
土間収納
ユーティリティスペース
独立型脱衣室
【出会い】
人の導線をプロムナードの中心に集約することで偶発的な出会いを創出
すべての街区のエントランスと共用部をつなぎ、地域に解放されたプロムナードでは、週1回のキッチンカーの出店や、マンション内での交流イベントで人との出会いを生み出します。
4つの街路の中心にあるヴィラパーク
木立に囲まれた、地域に開放されたヴィラプロムナード
ヴィラプロムナードでイベントを開催し、賑わう様子
審査委員の評価コメント
東京駅まで電車で直通18分、東京都心からほど近い立地で、敷地目前に海が広がる立地とはいえ、新浦安を「リゾート」と見立てたコンセプトには少々驚いたが、コロナ禍以降の、自宅もしくは自宅のあるまちでのオンラインを通じたテレワークというワークスタイルの増加を考えると、敷地の立地環境を生かした「リゾート」感を追求し訴求していくことには、一定のニーズがあると思えた。事業性を考えると相応の住戸数が必要で、それを低層のビルディングタイプで対応しようとすると、少々窮屈な印象を伴うが、ここでは建物の素材感や色彩、植栽のあり方を工夫することで、上質な環境を獲得しているところが秀逸だ。ハードのデザインに加えて、恵まれた周囲の環境を使いこなすための仕組みやコンテンツが様々に用意されている点でも評価できる。