ザ・パークハウス ストーリーザ・パークハウス 西麻布レジデンス
2016年09月28日
「ザ・パークハウス 西麻布レジデンス」は、2012年当時、この西麻布で最初※のタワーマンションとして計画されました。さらに、港区西麻布、港区南麻布、渋谷区広尾といったエリアは、規模の大きな用地の取得が難しい一帯です。
そのため、新たな地域のランドマークとして注目を集める計画となりました。それを受けて、開発にあたってさまざまな気配りを行った「ザ・パークハウス 西麻布レジデンス」をご紹介します。
注目の立地に、エリア初※となるタワーマンション
土地開発の際には、都市計画で定められた様々な制限があります。一定規模以上の敷地で、敷地内に一定割合の公開空地を設けるなど市街地環境の整備改善になるような建築計画の場合、制限(容積率や高さなど)の緩和を受けられる制度を「総合設計制度」と言います。
「ザ・パークハウス西麻布レジデンス」は、公開空地を敷地面積の約42%設けています。さらに、四季を彩る植栽を施したオープンガーデンやバリアフリー対応しているスロープを設置。憩いの場としてだけではなく、地域の環境整備にも貢献する計画でした。そのため、総合設計制度の適用を受けることができ、容積率の緩和などにより高層建築物の建設が可能になったのです。
そして、西麻布地区で最初※のタワーマンションの計画がスタート。2012年当時※、このエリアに20階建て以上の高さのマンションは存在しませんでした。
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- 港区西麻布、港区南麻布、渋谷区広尾アドレスにおいて、階高20階以上の物件は「ザ・パークハウス 西麻布レジデンス」のみ(1970年1月以降販売の民間分譲マンション対象/MRC調べ/2012年7月時点のデータ)。
見る方向によって多彩な表情を持つデザイン
計画立案にあたっては、このマンションを街の新しいランドマークにしたいという想いがありました。また、感度の高い方が集う西麻布という立地から考えて、新しさや意外性のあるデザインにできないかという議論を重ねました。
設計にあたっては、さまざまな法律上の制約が存在することから、建物の形状は複雑なものになることが分かっていました。
そこで、多様な価値観を持つ方がお住まいになることを想定して、見る方向によって表情が異なるデザイン案が生まれたのです。
広尾、麻布、青山、六本木の4つのエリアが交差する外苑西通り沿いの立地に映えるよう、それぞれの街の性格にあわせて、艶やかさや優美さ、スタイリッシュさ、重厚感などを外壁面で演出しました。
外壁の素材にもこだわりました。コンクリートの表面を手作業で研磨する、プレキャストコンクリート板を採用したことで、外壁は深みのある表情となりました。
デザインと素材の両方にこだわることで、「ザ・パークハウス 西麻布レジデンス」はひときわ印象的な建築物になりました。
また、このマンションの周辺には、都心でありながら緑を感じられる公園や神社があります。そのため前述のオープンガーデンを含め、植栽計画にこだわり、多様な樹木を豊富に配置。地域の緑が連続するように配慮し、周囲の雰囲気との調和を目指しました。
多様な価値観に対応した、多彩なプランバリエーション
間取りは、多様な価値観をお持ちの方がお住まいになることを想定し、40m2から120m2まで、単身者からファミリーまで、幅広くご検討いただけるように多彩なプランをご用意しました。
また、間取りだけでなく、インテリアのカラーコンセプトも多様性を念頭においてご用意しました。
「天然素材への追求(エモーショナル)」「素材と機能性の融合(ノーブル)」「機能性の追求(ファンクショナル)」という3つのコンセプトからお選びいただけるように設定。単にカラーバリエーションを揃えるだけでなく、機能を重視する方や素材感を大事にする方まで、それぞれのライフスタイルにあわせた選択肢を取り揃えました。
このような土地柄に合わせた取り組みは、西麻布で暮らしたいという方の多様な価値観にぴたりと合い、ご好評をいただきました。
さらに、周囲には生活利便施設が多数あり、フルに活用できる好立地であることから、大きな空間や設備を必要とする共用施設よりもサービス面を充実させました。カーシェアリングを導入し、高級車ブランドとコラボレートしました。また、場所柄、ホームパーティの機会も多いと想像し、高級レストランのケータリングサービスもご提供しています。
こうして、西麻布という場所にふさわしいタワーマンションが誕生しました。
その他の写真
企画担当からのメッセージ
この計画がスタートした当時、西麻布エリアに20階以上のタワーマンションは存在しませんでした。また、計画地はかつて有名なレストランが存在した場所でもあり、このプロジェクトには多くの注目が集まりました。街の新しいランドマークづくりに取り組むということで、やりがいを感じるとともに、身が引き締まる思いでした。
この街にふさわしい外観デザインとすることや、多くの間取りプランを用意すること、特徴的なサービスをご提供することなどに取り組み、住まう方からご好評をいただくことができました。
いまでも西麻布を通ると、「ザ・パークハウス 西麻布レジデンス」が目に飛び込んできます。周囲と馴染みながらも際だつという、難しい条件をクリアできたと自負しています。西麻布に住む方のライフスタイルを一所懸命に考えたことも、いい経験になりました。実際にお住まいになっている方から「満足している」という声を聞くことができ、西麻布にタワーマンションを建てるというチャレンジを誇りに思います。