ザ・パークハウスストーリー

ザ・パークハウス誕生までの物語をご紹介。テーマは、「一生ものに、住む。」そこに込めた住まいづくりの想いをお届けします。

「ザ・パークハウス 北野白梅町」京都のエッセンスを随所にちりばめた“景観邸宅”

ザ・パークハウス ストーリーザ・パークハウス 北野白梅町
京都のエッセンスを随所にちりばめた“景観邸宅”

1000年以上都が置かれた、世界でも希有な繁栄の歴史を誇る街、京都。この地に新しいマンションを建てるということは、少し大げさに言えば歴史の一部になるということです。「ザ・パークハウス 北野白梅町」の建つ京都北野は、世界文化遺産に登録された「古都京都の文化財」の内3つの寺院を擁し、西大路通から少し奥に入った街区には静かで穏やかな住環境が広がっています。
古き良き空間に溶け込みながら新しいものを創造することに取り組んだ、「ザ・パークハウス 北野白梅町」をご紹介します。

3つの世界文化遺産を有する、京都北野

京都には、世界遺産に認定された「古都京都の文化財」が17箇所存在します。 中でも、「ザ・パークハウス 北野白梅町」の建つ京都北野には、『徒然草』にも登場する仁和寺、枯山水で知られる龍安寺、そして北山文化を代表する金閣寺の3つがあります。

3つの世界文化遺産を有する、京都北野

その他にも現地周辺には、学問の神様・菅原道真公を祀る全国天満宮の総本社の北野天満宮、平安時代に歴代天皇が行幸したとされる平野神社、14世紀の南北朝時代に開かれた妙心寺など、多くの寺社が鎮座しています。また現地周辺では、夏の風物詩である京都五山送り火のひとつ、大北山の左大文字を見ることもできます。

このように古都の風情が残る街で、西大路通から1本奥へ入った立地に「ザ・パークハウス 北野白梅町」は計画されました。開発にあたって念頭においたのは、どのようにして新しい建物を街に溶け込ませるかということでした。
計画がスタートした当時は、北野白梅町駅から徒歩10分圏内にマンションが企画されたのが久しぶりだったこともあり、特に周辺環境への配慮に努めました。

規制を制約ではなく、チャンスだと考える

京都では、景観を守るためにエリアごとに新しい建築物への規制が設けられています。建物の高さ、屋根の形状のほか、建物の色に至るまで、規制の内容は多岐にわたります。

限られた敷地のなかで規制に則った建築を行うというと、制約が大きいと思われるかもしれません。しかし三菱地所レジデンスでは、こうした規制を逆手にとることで、京町家建築のエッセンスを採り込み京都北野の街にふさわしいマンションを建てようと考えました。

間口を広くとることもできたが、あえて入り口を狭めて町家らしい雰囲気を演出。石垣もいいアクセントに。

間口を広くとることもできたが、あえて入り口を狭めて町家らしい雰囲気を演出。石垣もいいアクセントに。

まず、マンションの顔にあたるエントランスアプローチに工夫を凝らしました。

その敷地の形状からエントランスの正面を広く開けて、そこをメインの導線とすることも可能でした。ですが「ザ・パークハウス 北野白梅町」では、京町家の空間が感じられるように一工夫し、あえて路地庭を通ってからエントランスに入る設計にしました。
さらに、路地庭沿いは石積みの植栽帯を設けることにより、より自然を感じられる空間を演出しています。
また、最上階の庇の裏は、無機質になりがちなマンションに、温かみを持たせるような色味を工夫し、人が見上げた時に印象的な建物となるようにしました。

また、京都の景観を守るため、この地域では建物の斜めラインは隠さなければならないことになっています。
そこで、外から見ると斜め方向のラインが出てしまう共用階段は縦の格子で囲うことにしました。その結果、ただ階段を隠すだけでなく格子状の縦横のラインで和の趣きも表現でき、モダンでありながらも和の雰囲気を感じられるデザインになっています。

京都らしさを継承しながら、現代的な快適性も備える

京都北野らしさを表現するために、エントランスの奥には石庭風の坪庭を配しています。

京都北野らしさを表現するために、エントランスの奥には石庭風の坪庭を配しています。

京都らしい街並みに溶け込みつつ、長く住んでいただける快適さを追求しました。

例えば、バルコニーの手すりは、プライバシーを確保しつつ開放感が感じられるようガラス手すりにし、室内を明るく保ちました。
但し、一般的な乳白色のガラスを使うと、京都の街並みになじみません。
そこで試行錯誤の末、乳白色のガラスにグレーのシートをはさむという策を見いだしました。それにより、一般的な乳白色のガラスよりも落ち着いた印象を与え、街に溶け込みつつ、さらに室内を明るくすることが可能になりました。

また、小規模のマンションでありながら、廊下側に吹き抜けを設けたのもこのマンションの特徴です。吹き抜けの存在によって居室と廊下の距離を保ち、また全戸の玄関にはポーチと門扉を設けることにより、この地にふさわしい邸宅感を実現することが出来ました。

こうして、京都らしさを継承しながら、現代的なスタイルも備えたマンションが完成しました。

その他の写真

  • 外観外観
  • エントランスエントランス
  • 坪庭坪庭
  • 風除室風除室

  • 外観
  • エントランス
  • 坪庭
  • 風除室

企画担当からのメッセージ


歴史的な街並みのなかに、どうすれば周囲の景観と調和するような建物が建てられるかを第一に考えました。同時に、何か創造的な新しさを採り入れることも必要だと考えていました。
そこでたどり着いたのが、京町家建築のエッセンスを採り入れるという手法です。本来であれば広くとれるはずの間口を狭くし、路地空間を造るような仕掛けをしたり、手すりの色味を工夫することで落ち着いた雰囲気を演出したり、ほかの建物とは少し違ったアイデアを盛り込んでいます。この経験は、京都で良質なマンションを継続してご提供するための大きな財産になりました。


京都の景観ルールに沿う必要があるので、暗中模索でした。けれども竣工して外から眺めた時に、京都の落ち着いた住宅街にふさわしいマンションができたと実感しました。今後、この建物がどれだけ街に溶け込み、また京都の景観の一部になっていくのか、何年か後に確認するのがいまから楽しみです。

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