2010年度グッドデザイン賞受賞パークハウス瀬田一丁目
2010年11月09日
世田谷区瀬田の深い緑の環境と風景を受け継ぎ、地域に溶け込む集合住宅を提供することを目指した14戸の邸宅型低層マンション。
瀬田の地の東斜面に国分寺崖線の豊かな緑を残す計画地において、緑の景観を形作っている主要な樹木(10m以上の高木の半数以上)を保全、梢のスカイラインを維持することで、地域の環境価値を守り、さらに新植樹木、草花を加えて「杜の庭園」を創り出しました。
また、建物は、反射ガラスに木立を映し込むフラットな斜面側と、軒の陰影、時間を吸収する仕上げでヴィラらしさを表現するアプローチ側の二つの表情を持っています。樹林と室内とをつなぎ、外部環境を積極的に室内に取り込むことを意識して屋外テラスや大きな窓がデザインされました。
14戸に対し6人のデザイナーを起用し、それぞれが異なるインテリアデザインを導入することで、集合住宅でありながら個性的かつ多彩な住空間を実現しました。
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エントランス夜景
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6人のデザイナーによってデザインされた個性的な内装
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車寄せと駐車場エントランス部分
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周辺の緑豊かな景観が、住戸内で映えるように考慮して計画
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国分寺崖線の大樹の杜を保全するよう配慮した配棟計画
2009年12月竣工済み
※ 社名・所属部署・肩書・名称などは受賞当時(掲載年月)のものです