2019年開発 あ!ここにも EYE’S PLUS 「本当に欲しい収納は、こんなカタチでした」 トイレ収納・食器棚編

2019年開発 あ!ここにも EYE’S PLUS「本当に欲しい収納は、こんなカタチでした」 トイレ収納・食器棚編

[アイズプラス]

居室内には様々な収納スペースがあります。入れるものがその人それぞれとなる納戸や押入もあれば、あらかじめ用途が決まっている収納もあります。その代表格が「トイレ収納」と「食器棚」です。
入れるものが決まっているなら、これ以上工夫のしようがないじゃないか、と思われる方も多いと思います。
しかし、決まっているからこそ、もう一工夫が欲しい場所でもあります。意外と使い勝手、悪かったりしませんか?
実際、トイレ上部の吊戸収納は、トイレットペーパーを袋から出して入れ直さなくてはいけないですし、食器棚も吊戸棚に入れたお皿やグラスを取り出すときに、割らないように慎重になってしまいます。そのようなストレスから解放されたいですよね。

今回は、「トイレ収納」と「食器棚」を取り上げてみましょう。

入れるものが限定される収納だからこそ、それに合わせたカタチが必要

トイレに置いておきたいものは、トイレットペーパーやサニタリー用品、掃除用具でしょうか。種類は多くないけれど、いずれも消耗品なので、できれば安い時に買ってストックしておきたいモノ達です。
買ってきたものがそのまま入るような大きさでないと、いちいち入れ替えるのが面倒になります。

食器棚はどうでしょう。パターンとしてよくあるのが、吊戸とカウンターの間に家電置き場としての空間があり、上下に収納が分かれているもの。食器やグラスや普段使わないモノを吊戸棚や下の戸棚になんとなくバラバラに収納しているのをよく見ます。
しかし、実際生活してみると、高いところに入れた食器の取り扱いが慎重になってしまったり、下のよくある開き扉(観音扉)に入れた食器類は見えにくく、屈んだ体勢にならざるを得ません。年代を追うごとに人の体格も変化し、今までベストサイズだと思っていたものが、窮屈になっているのが現実です。
暮らしの中にあるちょっとしたお悩みも、きっとそんなところから来ているのではないでしょうか。

そこで、入れるものと使い方、両方から考えた収納を作ってみました。

お悩み1「トイレットペーパーを入れるのに、いちいち袋から出さなきゃ入らない」

ANSWER

買ってきたら、そのまま入れられるサイズにしました

左)これまでの一般的なトイレ収納。奥行きはそれほどない 右)新EYE’S  PLUSのトイレ収納。扉が左右非対称ですが、奥行きも十分 ※ EYE’S PLUS STORAGE TOILET

左)これまでの一般的なトイレ収納。奥行きはそれほどない
右)新EYE’S PLUSのトイレ収納。扉が左右非対称ですが、奥行きも十分
※ EYE’S PLUS STORAGE TOILET

一般的なトイレ上戸棚は、奥行きはそれほどありません。
でも、トイレットペーパーは12個入りになるとかなりのボリューム。そのまま収まりきれない時は、袋からひとつずつ取り出して入れ直ししなくてはならず、無駄なひと手間が加わります。また、トイレットペーパーとサニタリー小物、それぞれの量や取り出す回数から考えると、片側の扉だけよく開け閉めしたりすることに気がつきます。
新EYE’S PLUSのトイレ収納※は、予め中に入れるものを想定したスペースに仕切りを入れ、それに合わせた扉の幅としました。扉を閉めると左右で幅が違いますが、使い勝手を重視した結果です!

トイレットペーパーが袋のまますっぽり入る大きさ

トイレットペーパーが袋のまますっぽり入る大きさ

まず改善したのは、トイレ収納の高さと奥行きです。
買ってきた12個入り一般的なサイズのトイレットペーパーが袋のまましまえるサイズにしました。住戸によってトイレ戸棚は幅が違ってくるのですが、一般的なサイズの12個入りの袋が入る奥行を確保しています。

写真のように袋ごと縦にして置くのはもちろん、積み重ねても余裕※で入ります。スーパーやネットショップの特売でまとめて買っても大丈夫。
トイレットペーパーを使う場所でストックしておけるのが便利ですし、在庫の確認もその場でできるので安心です。

8ロール入りトイレットペーパー(幅240㎜×奥行240㎜×高さ240㎜)を想定しています。

縦の中仕切りの他に可動棚を加えたことで、入れるものを限定しない収納へ

左側はサニタリー用品、右側はトイレットペーパー

左側はサニタリー用品、右側はトイレットペーパー

左側の大きいスペースに棚を置いて、サニタリー用品や掃除用具などの小物をまとめてみました。
籠や箱を使えば、散らかりやすい小物もスッキリまとめられます。小さい方のスペースでも、12個入りのトイレットペーパーが買ってきた袋のまま、余裕でしまえます。

扉を外して見せる収納に。香りやグリーンでリラックス

扉を外して見せる収納に。香りやグリーンでリラックス

トイレをリラックススペースにしたい人におすすめなのが、扉を外してディフューザーやグリーンで飾る方法※1。トイレットペーパーはあえて袋から出して籠にしまい、本や雑誌もおける高さに可動棚を設えました。小さなスピーカーを置いて、音楽を流すのもGOOD※2。ほっと一息つける空間が出来上がります。

※1:
扉を外すためには、電動ドライバーが必要です。
※2:
収納内部にコンセントは設置していません。ワイヤレススピーカー等をお使いください。

お悩み2「上の戸棚に入れた食器を取り出すときに、落とさないようにと毎回気を使ってしまう」

ANSWER

いつも使うお茶碗は、引き出しの中にしまえるようにしました

別注の仕切りなどを使えば、モノに合わせてきっちりしまえる ※ EYE’S PLUS CAPBOAD

別注の仕切りなどを使えば、モノに合わせてきっちりしまえる
※ EYE’S PLUS CAPBOAD

キッチンを独立させず、LDKとして一つの空間にしたプランだと、システムキッチンに合わせて、食器棚を作り付けすることはよく見られます。室内の色合いもまとまり、ジャストサイズの食器棚になるため、オプションも含め人気の商品です。
新EYE’S PLUSの食器棚※の特徴は、食器棚の天板高さをキッチン天板高さより高くしたこと。通常はシステムキッチンの標準高さである85cmに揃えることが普通でしたが、新EYE’S PLUSの食器棚は約1m。天板を高くした分、引出し収納を設け、収納量をアップさせました。グラスや小鉢など、今まで上の戸棚にしまっていたものも、引き出しに入れられます。上の戸棚にしまうよりも中が良く見え、取り出しやすく、余計ストレスがなくなります。毎日使うお茶碗などは、ここが定位置になりそうですね。

また、あえて中に仕切りや専用トレイを用意しないことにしました。入れるものの大きさや形の範囲が広がり、掃除もしやすくなります。長さをカスタマイズできる仕切りなどを使えば、お皿なども大きさに合わせてちょうど良いサイズで納められ、引き出すたびにモノが動いて、庫内がぐちゃぐちゃになるということもなくなります。

そして、食器棚の天板を高くしたことで、もう一つメリットが!!
今までの高さだと、洗う、切るなどといった上から見て作業するにはちょうど良いのですが、電子レンジなどの設定や中を確認する動作となると体勢がきつく感じます。天板位置を上げることで、よく使う家電の作業が格段にしやすくなりました。

シンクと食器棚天板の高さの違いは約15cm。この差が無駄な動作を削減して、作業効率をアップさせます

シンクと食器棚天板の高さの違いは約15cm。この差が無駄な動作を削減して、作業効率をアップさせます

扉を手前もしくは横に開けて中身を取り出す電子レンジやオーブントースター。普通に立っていても中を確認しやすいです

扉を手前もしくは横に開けて中身を取り出す電子レンジやオーブントースター。普通に立っていても中を確認しやすいです

収納内部の床面とフローリングの段差をなくしました

置き場に困る、見せたくない「ゴミ箱」を収納

置き場に困る、見せたくない「ゴミ箱」を収納

意外と置き場に困るのがゴミ箱です。
燃えるゴミや資源ゴミなど、自治体によって分別もいろいろ。空き缶などある程度溜めてからゴミに出すものは、まとめておける場所が必要です。
食器棚の下部は扉があってゴミを隠しておくのにぴったりな場所。さらに収納内部とフローリングの段差をなくしたため、キャスター付きのゴミ箱にすれば、出し入れがスムーズ。散らかりがちなキッチン周りがスッキリ保てるだけでなく、掃除が楽になり、食器棚の下をいつも清潔に保てます。

キャスター付き収納やワゴンにすれば、奥のものも楽に出せる

キャスター付き収納やワゴンにすれば、奥のものも楽に出せる

食器棚の下は棚板を外すと背の高いものも収納できる空間になっています。
そのため、例えば写真のようなキャスター付き収納やワゴンなども収納可能。作業に応じて引き出して使うこともできます。簡単に手前に引き出せて、奥のものも楽に取れるので、しまったものを忘れてしまうなんて失敗も減りそうです。
備蓄品も賞味期限切れになる前に救出して、フードロスを減らしましょう。

トイレに入った時に、収納扉が左右対称だと整然とした印象を与えます。食器棚もシステムキッチンと同じ高さに揃えることは、室内空間を美しく見せるという点では確かにアリかもしれません。
しかし、室内の美しさを保つのも、使うものを出したらしまうという動作がスムーズにできてこそ。面倒だ、使いにくいとなると途端に散らかって、せっかくの美しい空間も台無しになってしまいます。

トイレもキッチンも、毎日使うところだからこそ、一番使いやすさを求められる場所。無駄な動きを抑え、ストレスなく、そして美しさを損なわない収納が理想的な収納です。そこで、柔軟な発想でトイレ収納と食器棚の常識を変えてみました。
細かい工夫はまだまだあります。ぜひ、モデルルームで確認してみてください。

また、今回ご紹介した内容は、EYE’S PLUSの考え方のほんの一部。マンションごとに採用してるEYE’S PLUSがたくさんありますので、モデルルームでEYE’S PLUSについて質問してみてください。


(テキスト)山田江理子
(写真)清水タケシ
(イラスト)高村あゆみ

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