カラフルな壁が”我が家”に対する愛着を育てる。アクセントウォールの魅力

カラフルな壁が”我が家”に対する愛着を育てる。アクセントウォールの魅力

[暮らしのアイデア]

2018年09月03日

料理はもちろん、センスある食のシーンづくりにも定評のある料理家・黄川田としえさん。現在は都内の一戸建てに家族4人でお住まいです。黄川田さんのご自宅で特徴的なのが、住まいの所々にあるカラフルな壁。玄関、リビング、ダイニング、寝室の壁の一部に、空間ごとに異なるアクセントカラーを取り入れています。彩りのある住まいは家族に居心地の良さと「我が家」への愛着をもたらしてくれたといいます。黄川田さんが考える、家族が幸せに暮らせる住まいづくりのアイデアをお聞きしました。

 

家族のテーマカラーを住まいに取り入れる

現在の住まいに暮らして4年目という黄川田さん家族。料理家として活躍する黄川田さんの職業柄、キッチン周りの物が増えて前の家の収納に納まらなくなってしまったこと、お子さんが成長し手狭になったことで、現在の一戸建てに住み替えました。そして引越し後まもなく、家を「自分たちの住まい」にするべく家族全員で壁の一部を塗ることに。テーマカラーのフューシャピンクを軸に、住まいをカラフルに塗り替えました。

先ず家に入ると最初に目に飛び込んでくるのが、玄関の正面にある鮮やかな壁。フューシャピンクは、南アメリカ原産の植物の色が由来となっている、明るく、鮮やかな赤紫系のピンクです。発色がきれいで、背景として使うことでアイテムを引き立ててくれます。

「8年くらい前にイベントのケータリングの仕事をしていたとき、フューシャピンクのクロスとシルバーのアジアっぽい食器を組み合わせたのがきっかけで、個性的なこのピンクをいいなと感じるようになりました。それから自分のテーマカラーとして使うようになって。いまではコーディネートのお仕事でフューシャピンクを必ず使うので、配色で私の仕事だとわかってくれる人もいます」。

実はこのフューシャピンクは黄川田さんだけでなく、ご主人にとってのテーマカラーでもあり、大好きなメキシコの建築家、ルイス・バラガンの邸宅で使われているカラフルな色使いを象徴する色なのです。住まいをカラフルにするためにフューシャピンクを取り入れようと提案したのはご主人でした。

「ピンクの壁は私が選んだように思われるんですが、実は夫のこだわりなんです。メキシコの町や風景になじんだ色使いが印象的だったみたいです」。

夫婦にとってのテーマカラ―は、みんなが集まるリビングと玄関などすぐに目に入る場所に使おうと当初から決めていました。一ヶ月かけてゆっくりと各部屋に使うペンキの色を選び、道具やペンキの種類、塗り方、養生の仕方、昼と夜で印象がどのように変わるかなど、ウォールペインターの友人に相談にのってもらいながら作業を開始しました。

「ペンキと刷毛とローラー、それに養生用のマスキングテープとビニールシートがあればできるので、意外と簡単だなと思いましたが、実際の作業は大変でした」と黄川田さん。下準備としてもともとのクロスを貼ったままの壁をマスキングテープやビニールシートで養生し、友人の指導のもと3日かけてペインティングしました。

 

家族で壁を塗ったことで育まれた「我が家」への愛着

家族総出で行ったペインティングは「純粋に楽しかった」と黄川田さん。

「色選びや養生など、塗る前の工程は大変でしたが、下準備をしっかりやればあとは思い切って塗るだけ。楽しくて2面3面と作業を重ねるごとにコツをつかんでいきました」。

リビングの一角に取り入れたフューシャピンクの壁は家族の写真コーナーとして活用。壁の色を変えることで空間のアクセントになり、同時に周りに置いてあるアイテムを引き立てる役割も果たしています。

こちらのダイニングスペースにはイエローを選択。食事をする空間なので明るい印象にしたかったとのこと。息子さんが描いたカラフルな絵や赤みのある植物が、背景のイエローに映えます。また、造り付けの木製収納棚とも違和感なく、まるでもともとその色の壁だったかのように馴染んでいます。

寝室には、落ち着けるようにとブルーを選びました。壁の面積が大きくてペンキが足りなくなり色ムラができてしまいましたが、その色ムラが夜になるとまるで海のように濃淡の深みのあるブルーに変化するそう。昼は光を柔らかく取り込んで明るく、夜はまるで深海のように落ちついた空間を演出します。

こうして、徐々に“自分たちらしい家”に仕上がっていくことを実感した黄川田さん。仕上がったカラフルな壁でインテリアを楽しむようになってからは、家族の“我が家”に対する愛着は益々強くなりました。

「子どもたちにとっても家族でペイントするのがいい経験だったようで。家に愛着を感じてくれているみたいです。学校も習い事もない日は、兄妹ともずっとリビングで思い思いのことをしながら過ごしているんです」。
お子さんたちが家で過ごす時間を気に入っていることが伝わります。

 

アクセントカラーが叶えた、自分たちらしい住まい

もともと壁に写真や絵などを掛けるのが好きだった黄川田さん。同じようにレイアウトしても、以前住んでいた白い壁の住まいとアクセントカラーを塗ったいまの住まいでは見え方がまったく違うそうです。

「壁を塗ったあと、自然とアクセントカラーの壁の近くに家族の写真や息子の絵、植物など、大好きなアイテムを集めるようになりました。この壁に自分の大好きなインテリアやアイテムがあるだけで、まるでその一角が特別な空間に見えるんです」。

黄川田さんは家族にとっての「好きな場所」を、住みながら育てていく過程が、住まいづくりの醍醐味だと話します。

「自分たちで手を加えたことで、家が”我が家”になっていく。ここにずっと住みたいなって思います」。

家族が成長し独立しても、この家が「楽しかった場所」としてお子さんたちの思い出に残ってくれることを願っているそう。そして子育てが続くこれからも、まだまだカラフルな我が家でたくさんの家族の思い出を作っていくことを楽しみにしていると、笑顔で語って下さいました。

(テキスト)大森りえ
(写真)鈴木真弓

<プロフィール>
黄川田 としえさん (愛称totto)
料理家、フードスタイリスト。大学卒業後まもなく結婚したプロサッカー選手の黄川田賢司さんをサポートするなかで食事の大切さを痛感。メイクアップアーティストや料理番組ディレクターを経て、2007年に料理家に転身。広告や雑誌のフードコーディネート、レシピ開発のほか、ワークショップを開催する「tottorante」を主宰するなど幅広く活躍。雑誌の連載や『毎日のごはんと心地よい暮らし』(宝島社)などの著書を持つ。一男一女の母。インスタグラム @tottokikawada

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