「暮らす」と「働く」を両立する住まいづくりのHOW TO

「暮らす」と「働く」を両立する
住まいづくりのHOW TO

[暮らしのアイデア]

2020年12月08日

これからは、リモートワークにも対応できるワークスペースをつくりたいと考えている方も多いはず。
そこで、「暮らす」と「働く」どちらにも快適な住まいづくりのノウハウをインテリアコーディネーターの中西八枝佳さんにうかがいました。

働き方に応じたフレキシブルな空間を目指す

住まいにワークスペースをつくる場合、まずは誰がどのように利用するのかを考えてみましょう。
たとえばリモートワークを主としている場合は、個室に書斎を設けてもいいですが、一時的にリモートワークをしていたり、 夫婦共働きでふたり同時に、あるいはどちらかだけがリモートワークの日があったりと、日によってワークスタイルが異なる場合もあります。
そこで、さまざまな状況に対応できるように住まい全体を使った、フレキシブルなワーク環境を目指してみましょう。

リビング・ダイニングは快適な仕事場

マンションの一般的な環境から考えると、日当たりがよく、ダイニングの広いテーブルが使える上、 エアコンやWi-Fi環境も安定していることが多いリビング・ダイニングは、いちばん仕事のしやすい環境と言えます。
ダイニングの広いテーブルはパソコンや資料を広げて作業するにも最適です。さらに、ときにはソファでリラックスしながら作業をしたり、天気がよければバルコニーに出てみたり。
その日の作業や気分に合わせて、フリーアドレスのように仕事場を選ぶことができます。

ダイニングテーブルなら、資料に加えて、液晶ディスプレイを併設しても快適。

ダイニングテーブルなら、資料に加えて、液晶ディスプレイを併設しても快適。

個室に“避難場所”を用意しておく

リビング・ダイニングで仕事をしている際、夫婦がふたり同時に仕事をしたり、リビングで子どもが遊んでいたりすると、仕事に集中できないこともあります。
そんなときのために、寝室やDENなどの個室にもデスクセットを用意しておくと安心です。
こうした“避難場所”があると、「子どもが家にいる時間は個室に移動する」、「夫婦同時にリモートワークの日はどちらかが個室で作業する」などフレキシブルな対応が可能になります。

寝室の一角にデスクセットがあれば、パートナーと仕事場を分けたいときも安心。

寝室の一角にデスクセットがあれば、パートナーと仕事場を分けたいときも安心。

インテリアコーディネートにも気を配る

家で仕事をする際に気をつけたいのが、仕事中視界に入る光景。
散らかっていたり、ごちゃついていたりすると集中力も半減します。特にリビング・ダイニングは家族共有の場所であるため、散らかりやすい傾向に。快適な職住一体の空間にするためには、ものを増やしすぎず、片づけやすいインテリアを目指してみましょう。

仕事中視界に入る光景はいつもキレイに

特に気をつけたいのが、仕事中、座った際に見える光景です。収納家具が多いと自然とものが増えていきます。
ものがあふれて散らかっていると、仕事中、つい気になって片づけたくなってしまうため、収納家具は最小限に留めるようにしましょう。
また、アートやグリーン、お気に入りの小物を飾るなど、自分が心地よいと感じる光景をつくってみましょう。

視界に入る場所には、アートや大きめのグリーンを飾って心地よい光景に。

視界に入る場所には、アートや大きめのグリーンを飾って心地よい光景に。

リモート会議に備えた“背景”を確保する

リモート会議の際に画面に映り込む“背景”もインテリアで気をつけたいポイントです。
部屋の様子がわかるような場所だと相手も会話に集中できません。そこで、相手の目に入っても気にならない場所を確保しておくと安心です。
何もない白壁を確保できるとよいですが、あえてアートを飾って“見せてもいい場所”をつくってみるのもおすすめです。

シンプルな白壁は、リモート会議の際の集中力アップにつながります。

シンプルな白壁は、リモート会議の際の集中力アップにつながります。

アイテム選びの工夫で快適なワーク環境を整える

家で仕事をする際に難しいのがオンとオフの切り替えです。
気持ちの切り替えができずだらだらしてしまったり、あるいは休むのを忘れてしまったり。スムーズにオンとオフの切り替えをするためには、家具やアイテムの取り入れ方を工夫してみましょう。

白色系のデスクライトで気持ちをオン

リビング・ダイニングの照明は暖色系でどちらかというとリラックスモード向き。白色系のデスクランプを使うと、仕事モードに気持ちを切り替えやすくなります。
また写真のように光を透過するカバーがついているデスクライトは、リモート会議のときにも役立つアイテムです。室内の照明によっては、自分の顔が暗く映ってしまうことがあります。
顔映りが悪いと相手に表情が伝わりづらくなってしまい円滑なコミュニケーションの妨げになることもあるので、デスクランプで顔映りをサポートしてみましょう。

シェードタイプのデスクライトなら、目に直接光源が入らないため、リモート会議の際に顔を照らすのにも便利。

シェードタイプのデスクライトなら、目に直接光源が入らないため、リモート会議の際に顔を照らすのにも便利。

スタンディングスタイルで座りっぱなしを防止

家で仕事をしていると通勤などの移動がないため、1日中座りっぱなしになってしまうことも。座りっぱなし防止には、立って仕事をするスタンディングスタイルがおすすめです。
昇降デスクや家にある箱や台を利用してPCの高さを調節するなどさまざまな取り入れ方があります。ずっと立って作業をするのもいいですが、1時間ごとに立ったり、座ったりを繰り返すなど、自分にあった無理のない形で取り入れてみるとよいでしょう。

昇降デスクを使わなくても、家にある箱や台を使ってパソコンの高さを調整すれば、手軽にスタンディングスタイルに。

昇降デスクを使わなくても、家にある箱や台を使ってパソコンの高さを調整すれば、手軽にスタンディングスタイルに。

中西八枝佳(なかにし・やえか)インテリアコーディネーター、一級建築士

RA-CREA一級建築士事務所主宰。ハウスメーカー、デザイン事務 所でインテリアコーディネートを務めた後、独立。ホームオフィスのディレクション事例も多数。多方面の講演などでも活躍。著書に『ホームオフィスの作り方:在宅勤務がはかどる仕組みとインテリアのコツ』(Kindle本)。

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