マシンガンズ 滝沢秀一さんと考えるごみマナーで守るマンションの資産価値
第1回 大切すぎるごみマナー
2026年09月15日
「ごみ置き場に、そのマンションの“素顔”が出る。」——ごみ清掃員歴14年の滝沢秀一さんは、そう断言します。
日々の小さな心がけが、自分の暮らしをよくして、マンション全体の資産価値を守ることにもつながっていく。
3回シリーズの第1回は、ごみマナーと資産価値の、意外な関係から。
プロフィール
滝沢秀一さん
1976年、東京都生まれ。1998年より西堀亮さんとのお笑いコンビ「マシンガンズ」で活躍。2023年『THE SECOND〜漫才トーナメント〜』グランプリファイナル準優勝。2012年からごみ収集会社に勤務し、現在も収集作業員と芸人の兼業をこなす。2013年には『かごめ かごめ』で小説家としてもデビューし、エッセイ集『このゴミは収集できません』ほか、ごみに関する著作も多数。2020年より環境省「サステナビリティ広報大使」に就任。
Chapter 1 マンションの仲介会社さんも、実はごみ置き場を見ている!?
マンションのごみ置き場は、そこで暮らす人たちの生活と密接に関わる場所。居住者全員の共用スペースだからこそ、想像以上にそのマンションの"個性"が現れる——そう語る滝沢さんに、お話をうかがいました。
ごみ置き場が、マンションの「素顔」を映す
ー滝沢さんは、「地域のごみ集積所にはそこに住む人たちの特徴や周辺の治安、住みやすさが現れる」と著書に書かれています。それはマンションのごみ置き場にも当てはまりますか?
滝沢:当てはまりますねー。清掃員としての経験からもそう思うし、自分が住んでいるマンションのことを考えてもこれは実感します。実は引越しの際、僕は必ずごみ置き場を見るんですよ。職業病みたいなものですね(笑)。最近はマンションの仲介会社さんにも同じようなことをする方が結構いるみたいで。内見の時に真っ先にごみ置き場に案内したりするそうです。
ーそれはなぜでしょう?
滝沢:ごみ置き場という一部が、マンション全体を現すというか。そのくらい、質や個性が現れると思うんです。
ごみの出し方のルールが守られていないのは、他のマナーとも連動していることが多い。ごみのマナーが良くないって、結局自分のことしか考えていないということの現れでもあるし。
ーごみを見るとそこまでわかるんですね。
滝沢:わかりますよ。最近、缶コーヒーのごみが減ってきたなと思ったら、コンビニコーヒーが普及してきた時期と重なっていたり。ごみを見ていると、世の中のトレンドまで見えてきて、これはこれで面白いんですけどね(笑)。正直、出した人の生活習慣まで、なんとなく透けて見えてしまうことはあります。
Chapter 2 滝沢さん直伝「清掃員歓喜!の神技9選」
捨てたら終わり、ではないんです。ごみの先には、必ず「引き継ぐ人」がいる。そのことを少し想像するだけで、
ごみとの向き合い方が、きっと変わってきます。
捨てる前の、ちょっとひと手間
ーごみ清掃員として、実際の現場で大変だと感じることはどんなことですか?
滝沢:ごみを捨てた後、それを処理する人がいて、初めてごみ処理は先に進みます。捨てる側には見えていないかもしれないけれど、袋の口が縛られていないと持った瞬間にごみが散乱するし、生ごみの水気が多いと重くてニオイのもとにもなる。鋭いものがそのまま入っていてケガをすることも、正直よくあります。竹串や割り箸をまとめてティッシュケースに入れて捨ててくれた方がいて、思わず「神!」と叫んだことも(笑)。
ー悪意があるわけではなく、知らないだけということも多そうですね。
滝沢:そうなんです。だからこそ、ちょっと知っておいてほしいことをお伝えしたくて。捨てた先に人がいると少し想像してもらえるだけで、全然違うんですよね。
そもそも「資源」は「ごみ」じゃない!
ー滝沢さんは、「資源ごみ」という言い方についても、たびたび発信していらっしゃいますよね?
滝沢:僕たち清掃員の世界では、そもそも資源はごみじゃないんです。再生してまた使う、その素材になるのが、使い終わったビンや缶、ペットボトルだったり、プラスチック製品や古紙なんです。だから「資源ごみ」という呼び方自体、ちょっと引っかかるんですよね(笑)。
ー素材として再利用するものだから、分別するときにはある程度きれいにして出してほしいということですね。
滝沢:そうなんです。例えばプラスチックのお弁当容器。中身が残っていたり油でギトギトのものが、回収時にひとつでも混ざると、まわりのきれいな容器にも汚れが移ってしまう。それだけで全部、リサイクル用ではなくなるんです。
資源に出すならきれいに、が基本。でも簡単でいいんです。 瓶や缶も、さっとすすぐだけで十分です。自宅のリビングに置いておいても不快でない程度、それくらいで大丈夫です。
【滝沢さんからのアドバイス】
捨てる前のひと手間チェック
「知らなかっただけ」で終わらせないために!
清掃員ならではの視点で、ちょっとした工夫を教えてもらいました。
Chapter 3 マナーひとつで資産価値まで変わるわけ
滝沢さんが教えてくれたごみマナーは、一つひとつはどれも小さなことばかり。
でも、その小さな積み重ねが、マンション全体の住み心地や雰囲気に、じわじわと影響していくといいます。
きれいが、きれいを呼ぶ
ーマンションに住んでいると、ごみ置き場には毎日のように立ち寄りますよね。それだけに、ごみマナーは日々の住み心地にも直結しそうです。
滝沢:そうなんですよ。ごみ置き場って、マンションの鏡みたいなものだと思っていて。みんなで共有する場所だから、誰かひとりが汚く使うとどんどん加速していくんです。水気が漏れると汚れやニオイのもとになるし、染みつくと洗っても取れない。掃除を頑張っていても、追いつかなくなっていく。
ーよく行く場所だから、気持ちよく使いたいですよね
滝沢:だと思います。清掃員をやってきた経験からも、ごみ置き場を含めた共用部がきちんとしているマンションは、全体的に住んでいる人たちの雰囲気もいいことが多いんですよね。
思いやりの積み重ねが、心地よいコミュニティをつくる
ー住民同士の関係性にも影響しそうですね。
滝沢:ごみ置き場って、住んでいる人たちのお互いへの思いやりが、そのままにじみ出る場所だと思うんです。一人ひとりのちょっとした気遣いの積み重ねが、みんなの快適さをつくっている。そういうマンションはきっと住み心地もいいはずです。
住み心地の良さが、マンションの価値につながる
ー中古マンションを検討する際に、ごみ置き場をチェックする方も増えているっていう話がありましたもんね。
滝沢:それはそうだと思いますよ。ごみ置き場って、そこに住む人たちの暮らしぶりが自然と見えてくる場所ですから。小さなことだけど、一人ひとりのひと手間が、マンション全体の価値をつくっているといっても、過言じゃないと思います。
「ごみ置き場がマンション全体を表す」。
住み心地も、良好なコミュニティも、住まいの価値も——日々の小さな意識が、意外なほど大切なものとつながっているのかもしれません。
資産価値をあなたと考える。
マンションの資産価値を守る
「資産価値」とは、建物や立地だけではなく、そこで暮らす人の心地よさや安心、日々の暮らしの積み重ねによって育まれるものだと、私たち三菱地所レジデンスは考えています。
一人ひとりの小さな心がけも、その価値を支える大切な要素です。
住む方とともに、その価値を守り育てていきたい。
そんな想いを「資産価値をあなたと考える。」に込めています。
ザ・パークハウスの取り組み
ザ・パークハウスでは、ごみ置き場も「住まいの一部」で大切なスペースであるという考えに基づき、空調や換気、床の仕上げにいたるまでさまざまな点に配慮して設計・施工を行っています。ニオイや衛生面にもしっかり向き合うことで、皆様の毎日のごみ出しが心地よく行える空間を目指しています。
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- 掲載している設備・仕様は一例です。物件により採用状況が異なります。
マシンガンズ 滝沢秀一さんと考える「ごみマナーで守るマンションの資産価値」第2回は、ごみ分別のコツなどを指南していただきます。お楽しみに!
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- 分別方法は自治体により異なります。ごみはお住まいの地域・マンションのルールに従ってお出しください。
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- 掲載した内容は2026年8月現在の情報です。