ザ・パークハウス ストーリー ～込められた想いと物語～ザ・パークハウス 鎌倉若宮大路

ブラウンの濃淡とガラス手摺の白など、配色の妙が際立つ外観

「海浜住商複合地」と「旧市街地の住宅地」。「ザ・パークハウス 鎌倉若宮大路」は、2つの性格を併せ持つ場所に生まれました。若宮大路に面した西側には明るい色のタイルを用い、東側には落ち着いた色合いのタイルを使うなど、鎌倉の自然美、若宮大路の並木、邸宅街のどれにも調和する外観をめざしています。

鎌倉の邸宅というと、日本家屋をイメージされるかもしれませんが、明治時代に建てられた洋館も多く残っています。「ザ・パークハウス 鎌倉若宮大路」では、和風建築だけでなく洋風建築も参考に独自の配色を取り入れ、伝統とモダンが共存する“現代の邸宅”に仕上げました。

また、バルコニーの手摺は、階数や向きによってガラス手摺と躯体手摺を使い分けることで、住まう人にとっての快適を配慮しつつ、外観にアクセントを添えました。

鎌倉の切通しとさざ波をエントランスホールと中庭で演出

鎌倉に暮らすことを存分に楽しめる住まいを提案したい。そんなこだわりが詰まっているのが、「ザ・パークハウス 鎌倉若宮大路」の動線です。エントランスには枠を設けることで、鎌倉に点在する切通しを演出。古き時代に思いを馳せながらエントランスをくぐると、その向こうには中庭が広がります。

由比ヶ浜に打ち寄せるさざ波をモチーフにした中庭には、ボーダー状に配された緑やペーブが奥に進むにつれてゆるやかなスロープを描いており、日常生活の中で鎌倉の自然環境を体感できる空間となっています。

中庭は夜の景観も美しく、ベンチの下から横のラインを際立たせるようにライトアップされます。光の演出が時間帯によって切り替わる際、照明の数が半分に減ったときに中庭がどのように見えるかまで念入りに検証しました。

この場所にあった黒松を大切に保存・継承

「ザ・パークハウス 鎌倉若宮大路」の東側を包む黒松の中には、高さ10メートル以上のものもあります。これらはこの場所に古くから存在していた既存樹です。行政や街の方々から「樹木を残してほしい」という要望をいただいたこともあり、私たち三菱地所レジデンスは樹木の保存に努めました。

マンションを建築する間、既存樹は他の場所へ移植されます。環境が変わると生育に影響を与える可能性もあるので、樹木医の検査を経て、傷まないよう工夫をほどこしながら、大切に継承しました。

日々の生活を快適に暮らすための設備や機能を随所に

「ザ・パークハウス 鎌倉若宮大路」では、全住戸の玄関まわりにアルコーブとトランクルームを備えています。ボーダー状のルーバーの中にはエアコン室外機を配置するとともに、雨樋や配管類を見えないようにする工夫も取り入れており、すっきりとした空間を実現しました。

また、由比ヶ浜まで徒歩5分という立地から、海でのレジャーや散策を楽しむ方が多いと考え、サブエントランスは海側に設置。シャワールーム、サーフボードラック、ペット足洗い場を用意しました。