三菱地所レジデンス

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社内勉強会の風景 社内勉強会の風景

社内勉強会の風景

  • 木質化

森林と暮らしをつなぐ
「木質化・森林サイクル勉強会」

  • #森林保全
  • #学びの場

建築物の内装や外装に木材を取り入れる「木質化」が、持続可能な社会の実現に向けて注目されています。社内の部署横断で結成した「木質化ワーキング」チームが主導し、木質化推進と、その基盤となる「森林サイクル」の重要性を社員に広めるため、「木質化・森林サイクル勉強会」をスタートしました。この取り組みは、社員が環境への配慮を自分事として捉え、共感を深められるような学びの場を提供するものです。今回は、この勉強会の背景や意義、さらにその未来への可能性について紹介します。

木質化と森林サイクルの重要性を
伝えるために

関西のメンバーで立ち上げた木質化ワーキングチームは、建築物の木質化を推進するとともに、それを支える森林サイクルの重要性を社員に浸透させることをミッションに掲げています。しかし、取り組み当初は「木質化とは何か」「なぜそれが重要なのか」といった基本的な意義が社内で十分に共有されていない状況でした。

この課題に対応するために始まったのが社員を対象にした「木質化勉強会」です。社員が木質化について学び、森林と木材利用の関係を深く理解し、知識や意識が向上することを目指し、実施されているものです。

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森林保全やSDGsに貢献する
「木質化」の意義とは?

  • 地球温暖化の緩和

    伐期齢となった木を伐採し、再造林することでCO2吸収源を確保します。木材の内部に二酸化炭素を貯蔵する「炭素固定効果」により、CO2の排出量を削減する効果があります。
    また、木造はRC造(鉄筋コンクリート造)よりも建設資材としてCO2排出量が少なく排出量を抑制できる可能性があります。

  • Well-Being(ウェルビーイング)な建物

    木には快適性(Well-being)に効果のある特性があると言われています。例えば、衝撃を吸収するので、転倒時の衝撃や足腰への負担を和らげる効果や、調湿効果・断熱性が高いため、ぬくもりを感じられる効果、さらにはリラックス効果も期待できるようです。

  • 生物多様性の回復・災害の防止・地域振興

    などがあげられます。

木質化は、環境対策に大きく貢献するだけでなく、持続可能な社会の構築にもつながる重要な取り組みです。三菱地所レジデンスは、未来につながる上手な木材活用を推進しています。

先進的な取り組みは
関西からグループ全体へ波及

社員向けの勉強会を重ねるなかで、社員の認知度や理解は着実に向上しています。社員同士が情報交換をできるよう開催されたワークショップでは、今回ご紹介した関西での取り組みやチームの活動を共有し、社内全体でも注目を集めました。しかし、「木質化」や「森林サイクル」を広く浸透させるには、さらなる取り組みが必要とされています。社員一人ひとりが自分事として捉える意識を深めるため、継続的な情報発信や啓蒙活動が重要な課題となっています。

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環境と未来をつなぐ挑戦は続く

木質化と森林サイクルへの理解をさらに深める場として、これまでに3回の勉強会を開催し、多くの社員が参加しました。木質化推進の意義は、環境への配慮にとどまらず、持続可能な社会の構築や次世代への責任にもつながるものです。「木質化・森林サイクル勉強会」という取り組みを通して、社員一人一人が自分の業務にどう取り入れていくか、どう取り組んでいるかを検討し、実現に向けて動いていくことは、未来への確かな一歩となっています。

※この記事の内容は2025年2月14日の掲載時のものです。

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