- 廃棄物削減
感謝の証に「木」という選択を
関西から広がる、サステナブルな表彰のかたち
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「感謝の気持ちを、どのように形にするか。」
そんな問いをきっかけに、施工会社や仲介会社へ日々の感謝を伝える品に“木”を取り入れる取り組みが始まりました。
三菱地所レジデンスでは、「人、街、そして自然や地球が喜ぶ未来」を見据え、住まいづくりに関わるあらゆる場面で持続可能な社会の実現を意識した取り組みを大切にしています。こうした視点は、マンション開発という大きな枠組みにとどまらず、パートナー企業との関係性の中にも広がりを見せています。
日常の延長線上にある表彰という場面にサステナブルな視点を取り入れることで、パートナーと自然に価値観を共有していこうとする試みです。
施工会社へ贈る、木製トロフィー
三菱地所レジデンスでは、施工品質や安全性など、日々のものづくりに真摯に取り組んでいただいている施工会社へ感謝を伝える場として「感謝式」を実施しています。これまで表彰品にはクリスタル製のトロフィーが用いられてきましたが、「感謝を表す贈り物そのものにも企業としての姿勢やオリジナリティを込められないか」という発想から、見直しが始まりました。
その中で着目されたのが「木」という素材です。社内で木材活用の取り組みが進む中、表彰という象徴的なシーンにおいても、その姿勢を体現できるのではないかという考えに至りました。
■「重厚感」と「温かみ」を両立するための試行錯誤
一方で、素材変更には課題もありました。クリスタルが持つ重厚感に対し、木は温かみがある一方で軽やかな印象になりやすく、感謝の気持ちを伝える品としての特別感をどう表現するかが大きなテーマとなりました。
制作担当者と検討を重ねた結果、岡山県産材の端材とグリーン系の樹脂(レジン)を組み合わせたデザインが採用されました。木の自然な風合いに、透明感のある樹脂を重ねることで、重みと洗練さを兼ね備えた仕上がりとなっています。
視覚的な美しさだけでなく、手にしたときの質感や存在感にもこだわりが込められており、従来のトロフィーとは異なる価値を感じさせるものとなりました。
実際に「ベストクオリティ賞」としてこの盾を受け取った施工会社からは、デザインや素材に込められた背景について、次のような声をいただきました。
「ベストクオリティ賞として盾を頂き、大変うれしく思います。
三菱地所レジデンス様が推進されている木材活用の取り組みが、この盾にも取り入れられている点が印象的でした。
ライトグリーンのレジンと木材プレートの組み合わせはコントラストが美しく、洗練された現代的なデザインに仕上がっており、建築業界の先進性を感じます。
また、木材の活用によってサステナビリティへの意思も感じられ、単なる記念品にとどまらず、企業の価値観が表現された印象的な盾だと感じました。」
■端材に新たな価値を与える取り組み
この盾に使用されている木材は、住宅部材の加工過程で生じた端材です。構造材としては活用が難しい部分であっても、用途を変えることで新たな価値を持たせることができます。
こうした取り組みは、これまで十分に活かしきれなかった素材に新たな意味を与えるものであり、資源の新たな活用方法の一つです。
今回は岡山県産材を使用しましたが、今後は拠点である大阪産材の活用や、自社の建設現場で発生した木材の再利用も視野に入れています。「どの物件とつながる木なのか」といった背景まで含めて共有することで、施工会社との関係性をより深めていくことも期待されています。
仲介会社へ贈る、木製の感謝状
賃貸マンション「ザ・パークハビオ」シリーズのご紹介に日頃からご尽力いただいている仲介会社の皆様へ、感謝の気持ちを込めて、木製の感謝状が贈られました。
三菱地所レジデンスが手掛ける賃貸マンション「ザ・パークハビオ」では、関西エリアの物件において建物の一部に木を取り入れ、五感でぬくもりを感じられる空間づくりを進めています。こうしたブランドの考え方をパートナー企業の皆様とも共有したいという想いから、従来の紙の賞状に代えて、木製の感謝状が採用されました。
■1本の樹を無駄なく活かすという考え方
素材には、大分県日田市のブランド杉「津江杉」を使用しています。森林管理から伐採、乾燥、製材、商品化までを一貫して行う体制のもと、住宅部材としては使用が難しい節が入った端材などが活用されています。
家づくりに使用される木材は、強度や用途の制約からすべてを同じ形で使うことができるわけではありません。しかし、小さな製品へと用途を変えることで、これまで活用が難しかった部分にも新たな価値を見出すことができます。
この取り組みは、1本の樹をできる限り無駄なく活かしていくという考え方にもつながっています。素材の背景まで含めて価値として伝えることで、表彰の意味合いにも広がりが生まれました。
また、約630gという重みは、手に取った瞬間に立派な木の存在感を感じさせるもの。紙の賞状とは異なり、手の感覚からも価値が伝わる点が魅力です。
実際に受け取った仲介会社からは、その場で設置いただく場面も見られ、喜んでいただいている様子がうかがえました。
日常の選択から、未来への価値をつくる
「木の盾」と「木の感謝状」。
これらは単なる記念品ではなく、住まいづくりに関わるすべての人とともに、資源の使い方や未来について考えるきっかけとなりました。
パートナー企業やお客様とともに、日常の中にある選択を一つひとつ見直していくこと。その積み重ねが、やがて大きな価値へとつながっていきます。
※この記事の内容は2026年6月18日の掲載時のものです。