2010年度グッドデザイン賞受賞パークハウス木々 津田沼前原
2010年11月09日
千葉県習志野市の「前原公団団地」跡地に建設した152戸の集合住宅。緑豊かな住環境を背景に、人が集まって住む「集合住宅」を、住まう人の「暮らし」の観点から見つめ直した商品企画が特徴です。
コンセプトは「GREEN」「PLAIN」「COMMUNITY」。
無印良品とコラボレーションし、人々の多様な暮らし方の基本となる「暮らしのデザイン」を追求しました。
日々の暮らしに自然の緑を取り込む「GREEN」、永くにわたり木々の緑や暮らしの背景となる、奇をてらわないデザインと安心の基本性能「PLAIN」、生活の中でのゆるやかな人のつながりを演出する共用部分「COMMUNITY」の設計コンセプトのもと、「長く愛せる・愛される集合住宅」を目指した建物です。
「長く愛せる・愛される」という点では、高強度コンクリートによる建物躯体をベースに、将来のリノベーションの可能性を視野に入れ、設備更新と間取の変更がしやすいスケルトン・インフィル設計を全戸に採用しました。そして、陳腐化しないプレーンなデザインにより、総合的な長寿命化を図りました。
実際の間取りや仕様といった細部には、延べ4万人を越えるwebアンケートで抽出した、多様な暮らしのニーズを反映していくという参加型の商品企画により、住まう人の満足を追求しました。
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シンプルな外観は年月が経っても飽きのこないデザイン
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住民間のコミュニティとなる共用のライブラリー
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ゲストルームの水周りはガラス張りになっている
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既存の街路樹を景観に取り込んだメインエントランス
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デザイン性の高いゲストルーム
2009年11月竣工済み
※ 社名・所属部署・肩書・名称などは受賞当時(掲載年月)のものです