2019年開発 あ!ここにも EYE’S PLUS「脱いだばかりの服って、どこに置いたらいいの?」クローゼット編
2019年07月30日
ウォークインクローゼットをはじめとした室内の収納スペース。
居室空間が広く使えるよう壁側に収まっているため室内がすっきりとし、スーツケースなどの大きなものも収まるので、収納スペースが多く取られたプランは人気です。でも暮らしていく中で、もうひと工夫欲しいなと思う方もいらっしゃいます。
暮らし始めてから感じる、さまざまな悩みを拾いだし、より使いやすくブラッシュアップしていく。それが「EYE’S PULS」です。今回はクローゼットに関わるお悩みを解決いたしました。
身のまわりの服の片付けにストレスを感じていませんか?
ご入居者様からのお悩みから見えてきたもの、それは収納を上手く使いこなせていないということ。
みなさん、洋服を後でしまうからと言って出しっぱなしにしていること、ありませんか?
ただいま~。ああ疲れた。とりあえずごはんの支度しなきゃ。洋服は後で片付けよう…
この日々の「後で片付ければいいか」が積み重なると、散らかった部屋ができてしまうのです。
片付けができていない部屋を見回しては、洋服をしまわなくてはというプレッシャーと、そのストレスで、自己嫌悪に陥ってしまう。そんな毎日、楽しくないですよね。
そこでお悩みを解決すべく、プラスαの機能と収納力をアップさせる工夫を追加。
洋服をしまうだけの用途から、使い方が広がるスペースへと進化した、新しいクローゼットをご紹介しましょう。
お悩み1「さっきまで着ていたスーツを、“とりあえず” 置いておける場所がなくて困ってます」
1日頑張った洋服は、一時掛けハンガーでお休みさせよう
目の高さに洋服を掛けられるので、お手入れもしやすい
今日着た洋服をちょっと掛けておける「一時掛けハンガー」を、クローゼットの中央上部に取り付けました。
この位置なら、ロングのワンピースでも、裾を床につけずに掛けられます。洋服を下げたまま、消臭剤をスプレーができるほか、洋服全体を見渡せるので、使用時に付いた汚れなども見つけやすいでしょう。
扉を閉めても、洋服はそのままの位置に保てます
一時掛けハンガーは洋服の厚みを考慮し、ハンガーに掛けたままでも扉が閉められる位置に取り付けました。急な来客があってもすぐに扉を閉められるので、慌てることがありません。
また、ポール部分を使わない時は、折りたためます。必要時のみ引き出して使えるので、洋服の出し入れの時に邪魔になることもありません。
服を片付けるきっかけになるような「一時掛けハンガー」という「脱いだ服をチョイ置きできる場所」をクローゼットの中に作ったことで、最短距離で服をしまえるようになり、片付けのストレスから解放されます。
そもそもクローゼットは洋服をしまうだけ? その1
掛けたまま洋服全体が見渡せるから、こんな使い方もできます
出かける前にシワ伸ばし。アイロン掛けも楽々
最近のスグレモノ家電のひとつ、ハンディタイプのスチームアイロンを掛けるときにも利用できます。
忙しい朝でもさっとスチームを当てるだけ。気分良くその日一日がスタートできます。
今日は何着て行こう。コーディネートに大活躍
目線の高さに洋服を掛けることができるため、ジャケットにシャツ、アクセサリーを合わせるときも便利です。出勤前のコーディネートも一発で決まりそうです。
お悩み2「洋服をもっとたくさん入れたいけれど、上手く入りません」
パイプの位置や可変性をプラスして、同じ大きさの収納でも収納力をアップしました
肩の部分をずらして掛けているため、互い違いに綺麗に収まります
洋服をかける時、一番厚みが出るのは肩の部分。ハンガーパイプに洋服を掛けると、肩部分が当たって無駄なスペースが出てしまいます。そこで、通常固定されているハンガーパイプの位置を工夫して、洋服の収納力をアップさせました。
クローゼット内壁は有孔ボードのような穴が縦2列にあり、そこに金具で位置を合わせることで、パイプの高さを自在に変えられます。
穴の位置もハンガーの厚みを計算して開けられています。2本のパイプをずらしてセットすることで、洋服の肩の分をずらして掛けられ、結果、より多くの服を効率良く収納することができるようになりました。
3本のハンガーパイプが収納の幅をひろげる
高さを必要としないアイテムは下段のパイプに。クローゼット内もすっきして見やすくなります
ハンガーパイプは全部で3本用意しました。
3本にすることで、掛け方パターンが広がり、今までデッドスペースになりがちだった、クローゼット下部や奥の部分も有効活用できるようになります。
例えば、ワンピースなど丈の長いものと、パンツやスカートのように収納時に高さをあまり必要としないものを、3本のパイプの組み合わせによって分けて掛けられるなど、アイテムに合わせたスペースを確保することができます。
また、段違いに洋服が収納されているため全体が見回せ、手持ちの洋服が把握できるというメリットも。シーズン毎の洋服管理にも繋がり、同じような服を買ってしまう、なんてことも無くなりそうです。
使い方や習慣までも変化させる、進化形のクローゼット。
洋服を入れるだけの〝箱〟にしてしまわず、自分らしい収納スタイルにどんどんカスタマイズしていってください。
そもそもクローゼットは洋服をしまうだけ? その2
デッドストックを作らない。モノに容れ物を合わせる工夫
使い方が広がる3本めのハンガーポール
その人によって持っている洋服の種類や量が違ってきますが、それは小物も同じです。
バックが多い人は棚に置いて収納するだけでなく、ハンガーに掛けてしまうことも可能。形が崩れず綺麗にしまえます。またポール自体に凹凸があるため、スカーフやネクタイなど、滑り落ちやすいものも直接ポールに掛けることができます。
効率的にしまえ、全部が “見える” 収納を実現
デッドスペースになりやすい棚は、下部のみに設置しました。可動しやすいように1枚ではなく2枚に割れています。これだと腕力がない人でも気軽に動かすことができるのです。
2枚を段違いに設置することで、無駄なスペースを作ることなくしまえ、また奥に入れたものも確認でき、欲しいものもすぐ取れます。
収納は箱。広さ(面積)に加えて、高さもあります。スペースを十分に活かすため、ちょっとした工夫で洋服やバッグをたくさん入れられますが、ただ便利な付属器具を付ければいいのではありません。
何が必要か、どこに付ければいいのか、荷重を考慮しながら位置を決める。それがプロの目です。
今回ご紹介した内容は、EYE’S PLUSの考え方のほんの一部です。マンションごとに採用しているEYE’S PLUSがたくさんありますので、是非、モデルルームの販売員へEYE’S PLUSについて質問してみてください。
クローゼット編、いかがだったでしょうか。
日常生活にあるほんの少しの不便や不満を解決するだけで、暮らしがもっと楽しくなります。
次回は玄関収納編。こちらもご期待ください。
(テキスト)山田江理子
(写真)清水タケシ
(イラスト)高村あゆみ
住んだ後の暮らしを
考えるものづくり EYE’S PLUS
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