あ!ここにも EYE’S PLUS「開放感も機能性も。いいとこ取りのキッチンってないかしら??」 セミオープンキッチン編
2022年12月16日
先進の設備を揃え、美しい仕様で来場者を魅了するマンションのモデルルーム。中でも目を引くのが、明るく開放的なオープンキッチンではないでしょうか。憧れはあるものの家族とのコミュニケーションが取りやすい反面、毎日の暮らしの中でキッチンをきれいに保つことは大変であり、ちょっと隠して置ける場所が欲しいと思うのも本音かもしれません。
理想は、キッチンを使ったあとに元通りに片付けて何もない状態にすること。でも、現実は調味料や食器洗い洗剤などが出しっぱなしだったり、使いやすいように置いたままになっていたり。キッチンでは器具や調味料など使用するものが多いため散らかりやすく、雑然としたイメージになってしまいます。
そこで今回は、開放感はありつつ、隠す場所もしっかり確保し、キッチンをきれいなまま使いやすくしてくれる「セミオープンキッチン」をご紹介いたしましょう。
使いやすさと美しさの両立。アンケートから見えてきたキッチンのお悩み
三菱地所レジデンスでは、自社マンションの購入者および検討者に対してアンケートを行い、お客さまの声から問題を見つけ出して、より満足頂ける商品を届けるため担当者が日々研究しています。
キッチンに関してのアンケートの結果、人気のオープンタイプのキッチンに限らず、現在使用しているキッチンで約40%もの人が「カウンターの上がごちゃごちゃしている状態」に不満を持っていることがわかりました。
開放的なキッチンの方が好みではあるけれど、使った後すぐに清掃したり、カウンターに出したものを片付けることがいつでもできるわけではなく、「ついついモノをカウンターや調理台の上に置いてしまい、生活感が出てしまう」「コンロやシンクの前に壁がないことで、油や水ハネが気になる」「調理スペースのちょうど良いところにコンセントがない」といったお悩みも容易に想像できます。
その解決方法のひとつとして提案するのが、開発担当者イチオシの「セミオープンタイプ」のキッチン。
開放感はそのままに、作業がしやすくキッチン周りを美しく保てるキッチンのご紹介です。
お悩み1「憧れのオープンキッチン。きれいに使い続けるってハードル高くない??」
キッチンのごちゃごちゃしたところ、全部隠します
リビング・ダイニング側から見ると綺麗なキッチン。でも本当は、こんなに食器が隠れてるのです
フルオープンキッチンにおいて生活感が出てしまう1番の原因は、小物置き場になってしまうこと。
調理に使う道具や調味料など、大概は色や素材の統一感もないため、雑然とした印象になってしまいます。生活感が出るのは嫌だけど、手が届くところに置きたい、しまいたいけど収納はいっぱい、とお悩みは尽きません。
そこで、コンロとシンク(水栓)の奥、目隠しとなる立上りを設置しました。立上りがあることで、その場で使いたい洗剤や調味料など、見せたくないアイテムをリビング側から隠すことができます。高さはあってもシンクやコンロの前は開いているので、いつでも顔が見られ、調理中でもリビングにいる家族とコミュニケーションは十分取れます。
立上りはリビング側から見ると壁のようになっているので、アートを飾るなどおしゃれなスペースとしても利用できます
リビング側から見ると、立上りは壁のような設えになっています。幅はわずか10cmほど。またちょっとものを置いておくには少し高い位置となるため、学校からのプリントや郵便物などを置きっぱなにしてしまうという習慣がなくなります。
リビングとキッチンを隔てる壁のようになっている立上りの広い壁部分を活かして、ステッカーを貼ったり絵を飾るなど、室内壁と同じ感覚で立上がりの壁側も使い方が広がります。それだけで随分と部屋がスタイリッシュな印象になり、リビングの続きのような空間にできます。
濡れたものもそのまま置けたり、おしゃれに飾れたり。いろいろ使える立上り部分
立上りで隠れているけれど、フキンやグラスも、実はキッチンに出しっぱなし
布巾やキッチンペーパーなど、キッチン用品はすぐ使える場所にあるのはもちろん、濡れた布巾や洗ったばかりのコップは乾かす場所も必要です。洗いカゴをシンクに置いたり、立上り部分に吸盤でフックを取り付けてモノを吊るしておくなど、直ぐにしまえないものも一旦ここに置いておいても気になりません。
それはまるで小さなギャラリー。思い出の小物や植物が家事timeを豊かにする
立上りの幅は約10cm。この上におしゃれな小物やハーブの鉢をディスプレイしてみるのはいかがでしょう。洗い物をしていても目の前のグリーンやかわいい小物でほっこり気分に。ミントやパセリなどは、料理のアクセントとして使用できるので、一石二鳥です。
お悩み2「キッチンには付きものの水ハネと油ハネ。スポンジや洗剤もリビングから丸見えなのが気になります」
立上りの高さは約30cm。リビングからの目線を防げます
洗い物だけでなく、レバー操作でも水ハネや雫がこぼれてしまい、シンク周りは水汚れが気になって見せたくない場所でもあります
シンクで洗い物をすると必ず出る水ハネ。コンロで炒め物をすると出てしまう油ハネも気になるところです。
セミオープンキッチンの立上りは約30cm。
表面が掃除のしやすい素材を使用しているため、飛び散った水も手元の布巾でさっと拭け、通常の調理であれば油も室内まで飛び散ることがありません。
また、キッチン内のごちゃつく原因になっているまな板や洗剤、調理器具など、すぐにはしまえなかったり、いつでも使いたいものもうまく隠してくれる立上り。出しっぱなしにしておけるのも嬉しいポイントです。
立上り30cmあるセミオープンキッチンでないと、写真のように瓶などが見えてしまったり、水もカウンターの方へ飛び散ってしまいます
実は、立上りの約30cmという高さにはこだわりがあります。
これは、市販のオイルガードの高さを参考にして出された数字。その結果、通常のキッチンシンクで使用される水栓や洗剤ボトル、調味料の瓶など、大概のものは立上りの中に隠れて、リビング側から見てもモノを置いてあることがわかりません。
セミオープンキッチンは、機能性だけでなく、室内全体の美しさや調和も維持できます。
調理台はもちろん立上りの上でも家電が使える。
ベストポジションにあるコンセント
スムージーもホイップも。ちょうど良い高さと位置にコンセントがあるので、電動器具も使いやすい
立上り部分にはコンセントを設置。電動のブレンダーやエスプレッソマシーンも調理台で使用できます。テーブルで使用する場合と違い、使い終わった道具はすぐにシンクに移せるので、掃除も簡単。作業動線もスムーズで家事の時短にも繋がります。
スマホやタブレットなど、動画で調理手順を見るときも、充電しながらできる
レシピ動画をタブレットで電源を取りながら見たいときも、コンセントがこの位置にあるので延長コードを使用する必要もなし。スマホやタブレットなど水を避けたい電子機器も、立上り部分を台として使用できるので、水かかりを避けられ安心です。
いつもお母さんがいる所だったキッチンは、いつしか家族みんなが使う場所になりました。
料理を作りながらおしゃべりしたり、ホームパーティもキッチンにいながら参加できるなど、オープンタイプのキッチンは広々とした開放感だけでなく、コミュニケーションを取る場にもなっています。ただ、反面、リビングから見える場所なだけに、いつもきれいにしておかなければと思うとストレスにも。キッチンに限らず、家のあらゆる場所で、同じように相反するお悩みは生まれます。でも今回のようなアイデアで、乗り切ることができるのです。
いつでも使う人の目線に立ち、より改善を重ねて…。EYE’S PLUSのものづくりは続いていきます。
(テキスト)山田江理子
(写真)清水タケシ
(イラスト)高村あゆみ
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