2018年度グッドデザイン賞受賞「そなえるドリル」ドナタデモプロジェクト
2018年10月03日
みんなで使って、進化させる取り組み
より多くの人を防災に巻き込むためには、ユーザーが取り組んでいるステージに応じて、いろいろな使い方を提案することが重要と考えました。
そこで、「そなえるドリル」を一般公開し、多くの方に使ってもらいフィードバックを受けることで、多様な使い方が生まれ、ユーザーと一緒に使い方を磨き、自社の防災活動社会全体の防災活動の広まりに繋がると考えました。
ユーザーと共に使い方を磨く
ユーザーと新しい使い方を生み出すことで、一緒に考えた管理組合等、ユーザーの防災意識・我が事化が高まる。
様々なシーンで活用




90年の想い

三菱地所グループでは、1923年に発生した関東大震災以降、約90年にわたり大規模な防災訓練を実施しており、グループ全体で防災・減災に取り組んでいます。
写真は、関東大震災で丸の内に開設した臨時診療所。その壁には「ドナタデモ」と書かれています。この精神を受け継ぎ、世の中に役立つ防災活動を行っていきたいと考えました。
審査員の評価コメント
まず、思わずページをめくっていって次々とドリルに答えたくなる内容の楽しさが魅力的だ。さらに、家庭で、マンションで、学校で、行政で、様々な場面・形式で活用されうるドリル自体の自由度の高さも優れた点だろう。活用促進に向けた取り組みとしては、不動産ディベロッパーが手がけているため自社のマンションでの活用が見込めるという利点をもつだけでなく、オープンにすることで同業他社のマンションを含む広い活用につなげている点も素晴らしい。利用した人々からのフィードバックを反映させた次の展開にもますます期待したい。