江戸時代の地図をトレースし、
図形を分解・再構築して、
「歩行」を連想させるアートワークが
エントランスホールを飾ります。
入居者や来客者が
街の歴史に思いを馳せ、
旧中山道の散策を
楽しむきっかけになるような作品です。
エントランスの階段を登り、
ブリッジを渡る通路には、
江戸時代と現代の板橋を示す植物を
それぞれモチーフとした
4点の鉄レリーフを設置。
和紙を通した柔らかな光で演出される、
この街の今と昔を橋渡しする
アートワークです。
［ニリンソウ］
「板橋区の花」に選定された花。ニリンソウは、
「板橋観光キャラクター・りんりんちゃん」の
モチーフにもなっている。
［稲穂］
江戸時代の地図（萬世御江戸絵図）を見ると、
板橋周辺は当時、田園が広がっていたことがわかる。
当時の風景を連想させるモチーフとして、
稲穂を選定。
［桜］
現在、板橋が架かる石神井川沿岸には
1000本以上の桜が植えられ、
板橋区を代表する桜の名所となっている。
作品寸法：
約400㎜×約400㎜
［松］
江戸名所図解を見ると、現在桜が植えらている場所には、当時は松の木が植えられていたことがわかる。
松と桜を並べることで、
石神井川の今昔の風景として表現する。
イメージイラスト
ラウンジの壁面を飾る、
木材と金属のアートワーク。
ケヤキ、カツラ、エンジュ、ホオ、ナラ、カラマツ
など和木でまとめ、
金属部分で中山道と石神井川を
表現しています。
1階エレベーターホールには
木材のアートワークを設置。
1枚のケヤキ板を割ってピースを切り出し
中央で再構成。
自然の中から道を作り、
それに沿って都市を形成してきた
過程を表現しています。
※アート作品は、実際に設置されるものと異なる場合があります。
作家プロフィール | Artist Profile
oz/m （オーゼットエム）
oz/mは、鉄作家の小沢敦志と木工作家のMackyによるアートユニット。両者共に、2003年武蔵野美術大学工芸工業デザイン科卒。
堅実な手作業を通して素材を見つめ、利を活かし、互いの不利を補い合う。鉄と木の関係性に重きを置いたアートワークやプロダクトを展開。
