ひとまちストーリー vol.4【ザ・パークハウス 鎌倉】

ザ・パークハウス ものづくりの、物語。融合する、古都のレジデンス。
~ひとまちストーリー vol.4~

[ザ・パークハウス ストーリー]

南を海に、三方を山に囲まれた自然豊かな鎌倉市。
街のシンボルである鶴岡八幡宮の参道・若宮大路に面した
希少な場所に〈ザ・パークハウス 鎌倉〉は誕生した。
低層建築が多く、歴史を継承する街並みのなか、
全23邸の小規模レジデンスはいかにして受け入れられたのか。
古都・鎌倉に新たな歴史を刻んだ邸宅の誕生物語。

800余年の歴史につらなる、街並みと調和した邸宅へ。

12世紀末、源頼朝によって幕府が開かれた古都・鎌倉。この地に日本初の武家政権が誕生するにともない、多くの寺院が建立された。特に、政権の守護神として設けられた鶴岡八幡宮は幕府の基軸的存在で、参道の段葛は鎌倉では広く知られた場所である。そんな段葛に面した土地、という特殊な場所に〈ザ・パークハウス 鎌倉〉は誕生した。
「分譲実績もほとんどない、鎌倉のシンボル的な場所です。市を通じて鎌倉市景観配慮協議団体や鎌倉を大切にしていらっしゃる方々の声をしっかり聴くことから計画を進めて参りました」
とプロジェクトに携わった楊は真剣な表情を見せる。

奥には里山の自然と、鶴岡八幡宮(本物件より約450m)。鎌倉の風情を堪能できる立地

奥には里山の自然と、鶴岡八幡宮(本物件より約450m)。鎌倉の風情を堪能できる立地

多く寄せられたのが、「周辺環境にどう影響するか?」という懸念。くわえて、鎌倉は観光地と居住地が近接する都市構造のため、歴史性や都市景観の維持だけでなく地元住民の生活環境への配慮も欠かせない。
鎌倉という歴史ある街、街を愛してきた人たち、そしてこれから鎌倉で暮らしたいと願う人たち―。三方をつなぐプロジェクトが始まった。

桜並木が美しい段葛には、多くの観光客の姿が(本物件より約80m)

桜並木が美しい段葛には、多くの観光客の姿が(本物件より約80m)

街並みとの調和を重視してデザインされた〈ザ・パークハウス 鎌倉〉の外観。

街並みとの調和を重視してデザインされた〈ザ・パークハウス 鎌倉〉の外観。

四方すべてが景観に映える。和の情緒を感じるたたずまい。

セットバックされた上層階。圧迫感を軽減させ、低層建築の多い周辺環境へ配慮した

セットバックされた上層階。圧迫感を軽減させ、低層建築の多い周辺環境へ配慮した

〈ザ・パークハウス 鎌倉〉には、古都の景観と調和するための仕掛けが幾重にも施されている。
たとえば、上層階の一部はセットバックしており、5階建ての建物が一見すると3階建てに見える。周辺の圧迫感を減らし、街のスカイラインを確保する設計だ。

レジデンスの各階外周には木目調の「軒」を廻し、壁も版築風を採用。南側を「顔」とした建物が多い中、〈ザ・パークハウス 鎌倉〉は段葛から見ても反対側の小径から見ても、四方どの方角からでも「同じ顔つき」と感じるデザインに。鎌倉という地が培ってきた美意識に寄り添う外観を追求した。

「軒」を廻すことで日射遮蔽や外壁の劣化を抑える効果も。軒裏には耐久性・耐候性に優れた再生木を使用

「軒」を廻すことで日射遮蔽や外壁の劣化を抑える効果も。軒裏には耐久性・耐候性に優れた再生木を使用

鎌倉の歴史に流れる美意識を取り入れた外観。四方どこから見ても、古都の街並みと調和する

鎌倉の歴史に流れる美意識を取り入れた外観。四方どこから見ても、古都の街並みと調和する

他にも、 フェン ス外側へ生垣を配置して緑を増やし、 小径も拡幅。 周辺居住者の生活動線に配慮した。
「完成した時、一目で『街と調和しているな』と思いました。通りがかった地元の方から『やっとできたんだ。いいね』というお褒めの言葉をいただけたのが、とても嬉しかったです」。
入社1年目にプロジェクトへ携わり、初めて物件の完成に立ち会った楊にとって忘れられない瞬間となった。

周辺居住者の多い建物東側には生垣を。自然豊かな鎌倉の街によくなじむ

周辺居住者の多い建物東側には生垣を。自然豊かな鎌倉の街によくなじむ

古都の風景を愛でる暮らし。自らも、その風景の一部に。

「ターゲットは鎌倉という街や文化を愛する方です。『いつか鎌倉に家を持ちたい』という願いを叶えながら、快適かつ優雅に暮らしていただける邸宅となっています」。
専有部は平均面積123㎡とゆとりあるプランニングで、全館空調システムをはじめとした先進の技術で快適な暮らしをサポート。そして、逆梁工法によって開口部を大きく設け、連続水平窓から鎌倉の風景をパノラマ的に取り込めるようにした。

水平窓の先には古都がパノラマ的に広がり、居住空間に鎌倉の豊かな風景を取り込める

水平窓の先には古都がパノラマ的に広がり、居住空間に鎌倉の豊かな風景を取り込める

共用部には鎌倉市と地縁のある芸術家の作品をしつらえ、ラウンジからは景石と植栽も楽しめる。古都の情緒を堪能しながら、自らも古都の街並みの一部となるレジデンス。街の景観向上に寄与する邸宅意匠を評価され、2022年度グッドデザイン賞を受賞することとなった。

2022年度グッドデザイン賞受賞
 ザ・パークハウス 鎌倉
茶室を思わせるラウンジ。共用部には鎌倉に地縁のある芸術家の絵画や陶芸をしつらえた

茶室を思わせるラウンジ。共用部には鎌倉に地縁のある芸術家の絵画や陶芸をしつらえた

にぎわう表通りから静かな私邸へと気持ちを切り替えるアプローチ。 版築風の壁や景石が出迎える

にぎわう表通りから静かな私邸へと気持ちを切り替えるアプローチ。 版築風の壁や景石が出迎える

観光客が楽しげに行き交う段葛から〈ザ・パークハウス 鎌倉〉を見上げて楊は言う。
「本物件は、決して派手な物件ではありません。目を引くデザインよりも、環境と融和し、居住者様や街、社会に対してどういった価値を提供できるのか? を一番大切にしました」。

「居住者様からも、地元の方からもお褒めの言葉をいただけました。私にとって、忘れられない物件です」

「居住者様からも、地元の方からもお褒めの言葉をいただけました。私にとって、忘れられない物件です」

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