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#12 マンションで「もの」をシェアする(みんなのユーティリティ)
今回はマンション内で「もの」をシェアするということについて考えてみたいと思います。
買いたい、手に入れたいと思うものの、使う頻度や収納スペースを考えると購入をためらってしまうものは、意外とたくさんあるものです。
しかもそれらの中には、持っていたら今までの暮らしを変えてしまうような、そんな可能性を秘めているものもあるでしょう。
これまでは、自分で使うものは自分で所有したいと考えるのが普通でした。特に思い入れのある大事なものであれば、高価であっても、それを使う頻度が少ないとしても個人で所有したいと思うものです。例えば車などは、そうした所有欲を象徴する最たるものだったかもしれません。毎日乗らないとしても、常にきれいな状態で自分のものとして持っていたいと思うでしょう。
しかし最近ではそうした考え方は変わってきているかもしれません。徐々にシェアに対する抵抗感が薄れ、同時に共有のものを大切にするという文化も生まれつつあるようにも思えます。車のシェアの仕組みなども整備され、必要な時に借りるという話をよく耳にするようになりました。車以外にも、ミシンや大掃除道具、日曜大工道具、そのほか台車や自転車の空気入れ、来客用のふとんなど、シェアをしたいものを考えてみると、いろいろとアイデアが浮かびます。
こうしたシェアできるものがマンション内にあるととても便利でしょう。
たまにしか使わないものをシェアするということは、本当に必要なものだけを所有して、少ないもので暮らすということとも言えます。収納スペースなどの空間が小さくて済むだけでなく、掃除や片付けが楽になるといったメリットもあるでしょう。広々とした空間で気持ちよく暮らせるはずです。
また、誰かとものをシェアするということは、その誰かを意識して暮らすということでもあります。ものが不足していた時代には、人はひとつのものを使い、大切に修理しながら使ってきたはずです。ものを消費する時代に疑問が投げかけられている今、もう一度、ものの持ち方、所有について考え直してみる必要があるのかもしれません。その上で本当に所有したいもの、手に入れたいものがあらためて見えてくることでしょう。
マンションという集合住宅のなかでも、ものを気軽にシェアすることができたら素敵だと思いませんか?
いかがでしょう。マンション内でシェアできるものは、どんなものがあるでしょうか。ぜひみなさんのご意見をお聞かせください。