#16 家事を楽にする

家事を楽にしたい、誰もがそう思います。
家事を楽にするための2つの事を考えてみました。

 

一つ目は、気付いたらすぐやること。家事はついついたまってしまうもの。あとでやろうと思うそのことが家事を一層大変なものにしています。シンクに溜まったお皿、とりこんだ洗濯物が山積み、しまおうと思っている本がずっと机の上に出しっぱなし…。やらなければいけないとわかっているのに、今すぐやらずにあとでやろうという心の隙間が、家事を大変なものにしてしまうのです。
家事を楽にする工夫の一つは、その場ですぐやるということです。料理をしながら片付けもしていく、食べたらすぐに洗う、洗ったらすぐふいてしまう。洗濯物は取り込んだらすぐたたむ、たたんだらその場でしまっていく。本は読んだらすぐに片付ける。こうした行動が家事を減らす事にもつながります。

 

そして二つ目は、動かすものの量を減らす事です。その工夫の一つとして普段使いのものと、特別な時に使うものを分けるというのはどうでしょうか。家事を効率よくするには、整理整頓が一番です。ものの量が減ると、整理整頓も楽になります。そして必ず使ったらもとに戻す、使うためにしまうという考え方が必要です。そのためにも普段使いのものと特別な時に使うものの場所を分けるのです。例えば食器などのキッチン用品も、使う、洗う、しまう…、こうしたものの動きを頭に描いて、収納場所を決めるといいでしょう。
そしてもうひとつの工夫は、あるものをうまく使う事です。専用の釜ではなく手持ちの鍋でご飯を炊く、蒸し器ではなくお鍋とざるを使って蒸す、トースターではなく魚焼きグリルやフライパンでパンをあたためるといったように、あるものを代用する事を考えるのは楽しいものです。

 

いかがでしょうか。こまめに家事をする事、動かすものの量を減らす事。そのために普段使いのものと特別に使うものを分けたり、あるもので工夫をする。どれもあたりまえの事のようですが、家事の基本はこのあたりにあるのではないでしょうか。

 

もちろん、家事といっても楽しい家事、楽しい料理、楽しい掃除というのもあります。ストレス解消に思い切って家事をする。子供とお菓子づくりに挑戦する。そして専用の道具を揃えて本格的な料理を楽しんでみる。様々な楽しみ方があるでしょう。こうした楽しい家事は、日常の家事を残さないことで、楽しみが倍増するに違いありません。

 

家事を楽にすることを、一度根本から取り組んでみてはいかがでしょうか。